ホリー・ガーデン (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 6293
レビュー : 617
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339146

感想・レビュー・書評

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  • 初めてこの本を読んだのは、高校生の時だったと思います。
    話の内容はほとんど覚えてなかったけど、すごくほんわかしていて良い印象のあった本だったはずだったのだけれど、本当に180度印象が違ってました。。

    まず、ほんわかはしていないとどうしても感じてしまう。
    渦巻くものは爽やかとは言い難い感情たち。


    微妙な、濃厚すぎる、友情関係と、病んでいる様な、真っ直ぐすぎる様な恋愛と。

    主人公の果歩ちゃんと静枝ちゃんとは、私と同じくらいの年齢設定だったけど、友情関係についてはどうも共感しにくかった。。

    果歩ちゃんと静枝ちゃんとの微妙な、イライラした駆け引きに似た描写がしんどくて、読みすすめるのに時間のかかった小説でした。

  • あまりにもつまらなくて、途中で挫折(だから、これは途中評価のみ)。

    格好よく(?)流れる言葉があるけど、中味が全然ないと感じた。20代前半までの女性には、面白いのかもしれない。

  • ただただ、中野くんみたいな人に出会えたらいいなと思う。そして果歩のつくるご飯がとても美味しそう。

  • 起伏の欠落した文がだらだらだらだらと並びオチもなくぶつ切れる内容。
    長い割には恋愛も友情も人間も描けてない。

    風呂場で紅茶茶碗を割るって、別れ話出た途端食器をわざわざ風呂場へ運んだってことだろうか。行動が珍妙。
    果歩と静枝キャラ分けた意味あるのかなというくらい同じようなキャラクターに見えた。男達も同様。

  • 五年前の恋人との恋愛から抜け出せない果歩を見守る、小学生からの付き合いの友人静枝との友情と、果歩に想いを寄せる中野の恋の物語。
    江國さんらしい文体で、ゆっくりと丁寧に描かれていて満足。そこまで深入りはしなかった。

  • 単行本版を登録して、レビューを書き続けていましたが、文字数オーバーのため書き込めなかったので、文庫本ーだいぶ前に友人に進呈して手元にはありませんがーを登録してレビューを書くことにしました。どれだけホリーガーデンに固執しているのやら。

    さて!今日のトピック。ホリーガーデンのほぼ最後の部分で、姪の今日子ちゃんが果歩に読んで欲しいといった本のこと。

    さむいくらいよるでした。きがかぜでひゅうひゅうほえているよ。

    今日子ちゃんによる引用部分はこの部分で、引用元の作品が判明!それはアーノルドローベルのかえる君シリーズの「ふたりはきょうも」の「がたがた」でした!いやー、かえる君シリーズだったとは!丁度小1の三男が学校で借りてきてまして。見覚えのあるフレーズに、即座にホリーガーデンと見比べましたよ。さすが、しっかり者の今日子ちゃん、5歳でかえるくんシリーズを読んでいるとは^o^。

  • 学生の時読んだ本、再読。
    果歩の姉の今日子姉さんが気になって仕方ない。「昔から何でも上手く出来る優等生」なのに「バツイチ子持ちでしかも親と同居」という超超超地雷物件と結婚って・・・すごいブス?実家が酷すぎて居たくなかったの?しかも眼科医の柴原に「この男は何だってこんなにすかしているのだろう」とか考える辺り結構鋭い気がする。果歩と中野と津久井どうでもいい。静江と芹沢どうでもいい。今日子姉さん、気になります。

  • こいつ、ばかじゃないかしら、と静枝は思った。少なくとも私たちは、何でもぶつけあえばいいなどという単純なやり方で、友情をあつかったことは一度もない。


    最大の問題点は、こんな風に常に平穏に暮らしていることだ。調和がとれすぎているのだ。穏やかな口調、穏やかな表情。だいたい、こんなに家庭的な献立てのならぶ食卓だって、穏やかすぎてどこか不自然だ。とりつく島のない感じ、というのだろうか。自足しすぎていると静枝は思う。



    果歩はこういうことが好きだった。これをしてあれをしてそれをして、そのあいだにこっちをこうしておいてー。余計なことを考えずに済む作業。



    果歩は中野を所有した覚えなどなかった。いったん所有したものは失う危険があるけれど、所有していないものを失うはずがないではないか。だからこそ一切所有しないで暮らしてきたのだし、ともかく自分がいま中野を失うはずはない、と、できる限りの理屈をかきあつめて果歩は思った。

  • 果歩の日々を送る生活(と幼なじみである静枝との関わり)を描いているのだけれど、とてもゆるやかな物語だった。

    おかしな例えだけど、蛇口から水がポタッポタッと流れているけれど、それをそのままにしたままみたいな。
    それでも許されているような。
    江國さんのストーリーはとてもゆったりしている。

  • ここ12年でずっと一番好きな本。
    何度読んでもまた読みたくなるし、歳を重ねるにつれて、実感を伴って理解できる部分が増えて行くのも嬉しい。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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