ホリー・ガーデン (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 6293
レビュー : 617
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339146

感想・レビュー・書評

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  • 【本の内容】
    果歩と静枝は高校までずっと同じ女子校だった。

    ふと気づくといつも一緒だった。

    お互いを知りすぎてもいた。

    30歳目前のいまでも、二人の友情に変わりはない。

    傷が癒えない果歩の失恋に静枝は心を痛め、静枝の不倫に果歩はどこか釈然としない。

    まるで自分のことのように。

    果歩を無邪気に慕う中野くんも輪に加わり、二人の関係にも緩やかな変化が兆しはじめる…。

    心洗われる長編小説。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    不倫の傷が癒えない果歩と、現在不倫中の静枝。

    気心の知れた幼なじみが恋愛に苦しんでいる時や、のめり込みすぎている時、どう接したらいいかは悩むところだけど…。

    本書の二人の場合は、踏み込んだ言い争いもするが、その距離感の取り方は参考になりそう。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 140806*読了

  • 中野クンがすごくいい。

  • 再読。
    この本に出てくる誰にも共感出来ない、でもわかるような気もする不思議な感じのする本。
    私には幼い頃から大人になった今まで仲良くしている女友達もいないので、その関係性も共感出来ないのだけど、これもまたわからないでもないような。

    中野くんと果歩の、鍵のやり取りが良かった。
    中野くんが一番良かった。女性側が考える、保健室系男子って感じで。

  • 10年ぶりくらいに読んだ江國さんの作品。
    女流作家さんの中では断トツで人気の江國さんですが、わたしはこの女女した文章がどうにも苦手でもう読むことはないだろうなーと思っていました。
    同僚さんがたまたま貸してくださって読んだんですが、やっぱりあまり好きではないかなー・・・。
    無駄なことが多いっていうのは嫌いじゃないです。
    でも無駄なことが多くて、ここは掘り下げてくれないの?と思ってしまったり。
    そんな雰囲気を楽しむ内容だったとは思うんですが、うーん・・・さらっとしすぎというか。
    あと静江があまり好きじゃなく・・・。
    中野も女が書く男の子って感じがするのが逆に好感度が下がってしまって。
    やっぱりあまり合わないのかなーと思いました。
    でも、一つの章が短く区切ってあったのは読みやすかったです。

  • 2013年3月3日読了。
    「江國香織は、圧倒的に、ホリー・ガーデン(がいい)」とおススメされたことはきっとずっと忘れなかろう。

  • 何回も何回も読み続けている本。通しではなく途中からでも読めます。

  • 誰に感情移入するでもなく、誰の味方もできない、そんな作品でした。
    登場人物のそれぞれに何度も「それってどうなの?」と思ってしまう、けれど彼らは当たり前のようにそれが幸せであり日常であるわけで。
    読んでいて妙に悲しくなります。

  • 2回目、読了。
    実は1回目はあまり好きではなくて何の印象も残ってなかったのだけれど、もう1度読み返したら前よりは好きになりました。
    静枝と果歩の関係がリアルすぎて、読んでて痛々しかったのです。 いつまで昔の恋をひきずってるの、っていう。
    私も今の恋がなんらかの形で終わってしまったら果歩のように何年も引きずるんじゃないかと思うと怖いと同時にありなんだな、と少し安心した……ようなしないような。
    とにかく1回目より読んでいて違和感とか疎外感とか感じませんでした。
    最後の中野が鍵を返すところの、二人のやりとりが好きです。

  • 女を傷つけられるのは女だという記述には思わずどきり。
    確かに、どんなに酷い男でも、本当に女を「傷つける」ことは出来ないのかもしれない。しかし、女は女をいとも簡単に傷つけることができる。深いところを簡単に抉ってしまう。そんなものかも。
    江國さんは男と女の関係を書くよりも女同士を描くほうが絶対向いている、と確信できた作品。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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