流しのしたの骨 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 6718
レビュー : 734
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339153

感想・レビュー・書評

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  • 匂いや息遣いまで伝わってきそうな繊細な文体で描かれた、とある家族の話です。家族間のルールやしきたりは家族それぞれである意味閉鎖的なところがありますが、この家族も一見変わった風習があり(人々も実際個性的な人ばかり)、まるで人の家の窓を覗き見しているような不思議な気持ちになります。

  • 日常の淡々とした生活
    江國 香織さんのご家族に似てるのかも、とふっと思いながら読ませていただきました。

  • 一風変わった愛すべき家族の物語。
    この風変わりさが、心地良くて、不思議とあんしんします。
    日常の些細な描写が、わくわくと胸ときめきます。読んでいて、満たされていくよう。
    わたしにとって、宝物みたいな一冊です。

  • 読み手が全く違う環境でも、嫌な気はしない不思議なお話。たぶん どの家でも時間は過ぎていくから、みんな表面的にはとりあえず日々を過ごしている。取り繕っているようで、自然で、それこそが幸福だ。嬉しいことや楽しいことばかりの日々が幸福とは限らなくって、日々悩んだり、ルーティン通りだったり、昔を思い出したり、寂しい思いがしたり…そういう日々で日常は成り立っているし、だからこそ過ごしていけるのだと思う。退屈とか何も考えたり悩んだりすることがない日々のほうが、本当に生きている感覚がするんだなぁと思わせてくれます。

  • 江國さんの描く変な家族が好きだ。
    特に末っ子の律のフィギュア事件の際の、外の社会と宮坂家の対応のズレがこの家族のおかしさ(&可笑しさ)を際立たせていると思う。
    「思いわずらうことなく愉しく生きよ」は同じように風変わりな一家を描きながらも、DV問題にハラハラさせられて複雑な読後感だったけれど、こちらはひたすらのんびりと読めて楽しい。

  • こういう静かな本が好きよね

  • 個人的に神様のボートの次に好きだった。変哲のありすぎる家族の日常が仔細に描かれているのだが、姉弟4人と両親含めた登場人物それぞれ面白いほどキャラが立っていて最後の方なんか「あーこのあとそよちゃん離婚するだろ」とかこの人ならこうしそうみたいなことまで浮かぶようになった。場面の変化に大きいものがない分ある意味安定しているので、こういうのってふと読み返したくなるやーつ。

  • こんなところで「さゝま」(和菓子屋 神保町)に会えるとは!

  • 母からの紹介本。
    大好きな本。ときどき読み返したくなる。
    なにもしていなくても、なにもできなくても、そんな自分を責めることなくふっと落ち着くことができる。
    そして読み終わったころにはなにかを始めてみたくなる。
    優しい語り口の家族のお話。

  • すき。
    十九の冬に読んだ。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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