ぼくの小鳥ちゃん

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4086
レビュー : 493
  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339184

感想・レビュー・書評

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  • 優しい大人の絵本。
    僕と小鳥と彼女の三角関係。
    誰に感情移入するかで、きっと感想が違うんだろうな。
    子どもに読み聞かせるような語り口で、大人にならないと分からないような嫉妬を語る。
    小鳥ちゃんは、彼女に嫉妬しながらも、彼女を認めていて、僕も小鳥ちゃんの気持ちに気づいていながら、やっぱり彼女が好きで、そして小鳥ちゃんにも嫉妬をする。
    小鳥ちゃんは現実を受け止めることで、少しだけ寂しい気持ちになる。
    単純なようで複雑な、優しいようで残酷なお話。

  • なんだか絵本を読んでいる感覚だった。イラストも素敵だし。
    生意気な小鳥ちゃんが可愛かったー♪
    ぼくと小鳥ちゃんの日常にほんわかして、癒された。

  • ぼく。
    小鳥ちゃん。
    彼女。

    だれの立場で読みましたか?という角田光代さんの解説にうーん、考えさせられた。基本的にぼくの立場で読み進めていたけれど、彼女の立場になったらまた違う本として楽しめそう。

    出来過ぎな彼女も、ちょっと外国人風の生活も、おしゃれな窓辺やテラス付きのレストランの描写も、全体的に詩的な雰囲気を醸し出していて素敵だった。休日にゆったり読みたい本。

  • わがままな小鳥ちゃんが可愛い!そのわがままを聞く「僕」はおおらかで
    優しくて、「僕の彼女」はしっかり者。
    小鳥ちゃんがいなければ、どうってことない平凡な日常になるんでしょう
    けど、スパイスのような存在がいるだけで、こんなにもポップで新鮮な
    日常に変化するんだなぁ…としみじみ感じます。

  • 小鳥ちゃんに、

    なったらいいのよ。

    せっかく女の子なんだから。



    いい年になったら、
    謙虚で礼儀正しい、
    親切な女になりましょう。

  • 穏やかな時間が流れてすらすら読めました。
    ひたすらに平和な世界。小鳥ちゃんが可愛い。

  • スラスラ読み進められた。
    彼女との関係、小鳥ちゃんのと関係、2つの世界を過ごすぼく。
    なんだか小鳥ちゃんの切なさを感じた。

  • かわいい本。
    江國さんの言い回しが好き。
    みんなとてもすっきりしていて、読んでいて清々しい。
    絶妙なバランスだなぁと思う。

  • いったいどう読んだら正解なのだろう、この本は。
    ぼくと小鳥ちゃんと彼女の三角関係?その割に彼女の感情があまり露わになっていないけれど。

    そう。
    彼女が何のためにいるのかがちょっと読み取れない。
    何でもできて、何でも知っていて、運転が荒い彼女。
    小鳥ちゃんより彼女の方がよほど気になってしょうがなかった。

    ぼくと小鳥ちゃんの関係は、私の中では「幸福の王子」のネガだった。
    自分の持っているものを与えて、与えることで人を幸せにする王子。
    何も持たず、受けいれることで人(小鳥も)を幸せにするぼく。

    王子の願いをかなえるために献身的に飛び回る黒いツバメ。
    はっきりと自己主張をしぼくに認めさせる白い小鳥ちゃん。

    全てを与えてしまった王子とツバメは、冬が来た時に命が尽きた。
    全てを受けいれるぼくと小鳥ちゃんが出会ったのは、冬のはじめの頃だった。

    だから何となく彼らの住んでいる街は、石畳の道路と、石造りの建物でできているヨーロッパの街並みのように思えた。

    だとしたら彼女の役割はなんだ?
    ぼくと小鳥ちゃんで完結しそうな世界に平然とたたずむ彼女。
    いや、割り込んできたのは小鳥ちゃんの方なのだけど。

  • ほのぼの。すぐ読める。久しぶりの仮名遣い。ぼくの小鳥ちゃん

著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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