号泣する準備はできていた (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.09
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本棚登録 : 9019
レビュー : 688
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339221

感想・レビュー・書評

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  • 短編12話が入っていました。
    相変わらずオチが弱い。
    読んでるうちはおもしろくて引き込まれてしまっている分だけ「え?つまり?最終的にどゆこと?」となってしまうわけです。

    話に出てくるのは号泣するような状況にいるのに号泣できない女の人たちが出てくる。

    オチが弱くとも何かを心に残していくようなお話の書き方をするんだよなぁ。
    さすが江國先生。

    ところでこの人のお話で結婚した女の人ってなにか幸せそうではないのはどうしてだろ??

  • 短編で内容をつかむまでに終わってしまった。内容を自分の中で読み解けなかった(;´Д`A

  • 幸せやのに、心に孤独感とか寂しさを感じてしまう時ってあるよね、、、。
    そんな女の人達の短編集。
    皆、少しずつドコかチグハグ。
    でも嫌な感じじゃなくて、どこか憎めない感じ。

    ☆前進、もしくは前進のように思われるもの
    ☆じゃこじゃこのビスケット
    ☆熱帯夜
    ☆煙草配りガール
    ☆溝
    ☆こまつま
    ☆洋一も来られればよかったのにね
    ☆住宅地
    ☆どこでもない場所
    ☆手
    ☆号泣する準備はできていた
    ☆そこなう

  • 1/8読了。
    2011年読み初めは短編の恋愛小説。
    いつぞやに読んだ幸せな恋愛小説に非ず、絶望と孤独と諦念、といった感じ。失恋の話は一つもないけれど結構鬱々とした気持ちになったり。
    表題作は良い。でも著者の後書きが一番良い。
    失うにはまず所有していることが大前提である。だからこそ失った悲しみは深い。この言葉がいつまでも頭に残っている。
    最近号泣してないなあ。

  • 何を言いたいのかよくわからないのだけど、自分がどこかで感じたことのあるようななんとも言えない気持ちにさせてくれる。江國香織の本はそういう本であると思う。

    今も日本のどこかで存在しているような日常の一部を切り取ったような物語が並べられている。あまりにもリアルだけどフィクション。

    綺麗な文章、繊細な表現

    読んだ瞬間から一気にその空気感に引き込まれて、あたかも自分が主人公であるかのような気持ちになる。


    好きな言葉
    「私は独身女のように自由で、既婚女のように孤独だ。」(洋一も来られればよかったのにね)

    「でもそれは指で砂をすくうみたいに、すくうそばからこぼれていき、あってもなくてもおなじことに思える。日常というのはそういうものなのかもしれない」(どこでもない場所)

    「自由とは、それ以上失うもののない孤独な状態のことだ。」(手)

    「私の心臓はあのとき一部分はっきり死んだと思う。さびしさのあまりねじ切れて。」(号泣する準備はできていた)

    「なぜ結婚は、ひとからなにかを奪うのだろう。」(あとがき)

  • 短編集だが、どの話を読んでも面白いと感じられなかった。結局何が言いたいのかが感じ取る事ができない。

  • 記録

  • 直木賞受賞作品。「これは、私だと思う。」と、解説で光野桃が言っていたとおり。全12篇、魔法にかけられたように、五感で女たちを感じました。

  • 2019/10/4
    全部の話が女性が主人公の短編集。本当に短編で、え、ここで終わるのかー、続きはどうなってるんだろ〜と余韻がすごく残る話がドンドンドン!と繰り出してくる感じです。
    ものすごいどんでん返しや派手な展開は正直なくて、でもそれぞれの話の主人公の女性は何かしらのものを抱えている人たちです。離婚やら浮気やらシングルマザーやら…?
    主人公たちは、自分たちの現状からさらに上を望んだりすることもなく、今のままがいい、みたいな雰囲気が前面に出てくるけど、読んでる方からしたら、それでいいのか!?みたいな感覚のギャップがありました。
    これは自分が男だからなのかなとも思ったり。
    話の内容が現実から離れすぎた創作ではなくて、色々なリアルさを盛り込んだ上での創作話だからこそ、読んでいてそう感じたのかもしれません。
    前にも「つめたいよるに」を読んだことがありますが、それともまた違った感じだと思います。どう違っているかと言われるとうまく表現できないけど、何か違います。女性の、なおかつ人生の経験をある程度積んできた人たちの視点の話なので面白かったです。

  • ・前進、もしくは前進のように思われるもの
    「あなたのことがわからないわ」
    あのときも弥生は夫にそう言った
    「なぜすべてわかろうとする?」
    前進、もしくは前進のように思われるもの

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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