号泣する準備はできていた (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 9017
レビュー : 688
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339221

感想・レビュー・書評

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  • 無色透明みたいで読んでいる時はするすると流れて行ってしまう。後からパラパラと見返すとどれもたっぷりと瑞々しくて綺麗に感じられた。特に「じゃこじゃこのビスケット」がすき。始まりも終わりもバシッと決まっていて痺れる。十七歳のでたらめさや当時のリアルさが自然でくっきりしていて良かった。女性同士のカップルを描いた「熱帯夜」、デパートで買物するおばさまの「こまつま」、夫の母親と旅行する「洋一も来られれば〜」、女性言葉の男性と仲間のように飲む「どこでもない場所」、姪をヴァイオリン教室に連れて行く表題作も印象的だった。

  • 表題作が一番好き。
    好きな人の描写がすごく好き。
    江國さんの作品は好きなもので溢れてる。

  • 洋一も来られればよかったのにね
    どこでもない場所

    が特に好きだった。

    短編の中に出てくる女性達はみんな人間味があって
    綺麗で、私より強くて、脆い部分があった。

    私の人生にルイやたけるくんのような人が居たら。
    たぶんその優しさに寄りかかりながら
    そこそこ不幸でそこそこ幸せに生きてしまうだろうな

  • あと一歩。

  • 「号泣する準備はできていた」というタイトルがしっくりくる。不思議と満たされるし共感する。

  • 女性がメインの日常的な出来事を綴った小説。日常あることを淡々と描き、恋愛やセックス、結婚観など女性のみならず男性も共感できる部分もあるだろうと感じた。女性の表と裏が表現されていた印象である。印象に残ったのは「こまつま」である。普段こまこまと働く妻は、デパートでストレス発散と自身のなさからプライドを誇示しているだろうと感じる。「じゃこじゃこのビスケット」は等身大の高校生の甘くも苦い青春が伝わって来る。どの話も等身大の女性を描き、その中に悲しみや辛さがあっても切り抜けられるというメッセージ性を感じる。

  • 2018年1月11日読了。
    2018年20冊目。

  • 平凡なように見える女のひとりひとりにも、人生があって家族があって背景がある。そんな話。

  • 自信のある、背筋がピッとした女性に読んでほしい。

  • なんだか、江國さんの本は、昔なら真正面から向き合えたはずなのに、なんだかストーリー性がないようにも思えるし、興味のないモノクロの写真を美術館でただ見せられてるような感じだった。
    そんで、あー、早くおわんないかな、この美術館って思ってるような。笑

    あと、不倫とか離婚とか、そーゆーのはもういいよ笑、って感じ。

    しばらく、ものがたりは、疲れたかも

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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