ぬるい眠り (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4450
レビュー : 500
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339238

感想・レビュー・書評

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  • 江國香織って中学のときよく読んでて、『つめたいよるに』とか好きだったんですけど、こんなだったっけ。なんか出会い方とか恋のしかたとか、こうゆうのもいいと思うけど、じゃなくて妄想っぽいというか、この地に足着かない感、ちょっと苦手。現実味が大事とは言い切れないとはおもうけど・・・ぬるいよね

  • 老いるとなんか違う。

  • 江國香織の本は、ホリーガーデンが好きなんだけれど、東京タワーに続き、ダメ。私にとって、吉本ばななが輝きを失っていったように、作家というものは、デビューした直後の作品が一番瑞々しく、その瑞々しさは失われると戻ってこないものなのだろうか?

    作品が全体的に、沼のように停滞してて、重く、つまらない。

    災害の顛末という作品は、すごく気持ち悪い。
    ある日、愛猫にうつされたダニで、足が腫れて、眼が覚める主人公。
    それ以来、取りつかれたようにダニ駆除を始め、結婚を前提だった婚約者にもその腫れた体を見せるのが嫌で距離をとり、愛猫も虐待し、思いつめていく様子を描く。
    そして、それでもいいという婚約者の言葉に対して、自分が好きなのだと気づき、婚約者は傷つきさっていく。
    不幸なループが途切れることない状態で終了。
    これって、ペット愛護精神から言ったら、問題がありそうな作品な気もします。。。

  • まぁファンでもない私にとっては、可もなく不可もなく。
    きらきら光るの続編「ケイトウの赤、柳の緑」はよかった。悲しいほど鮮烈に鼎をつくっていた三人のその後は、現実の水っぽい残酷さをなぞっていて、でもどこか予想できていたようでもあって、ため息ひとつつく感じ。物語だから永遠を信じてもいいじゃない、と言いたいところだけど、その願望だけで世界が変わらないことは、はじめから分かってるのよね。
    他には「ぬるい眠り」「清水夫妻」なんかもまあまあかな。ただ私の中のどの方向に対してもぐっさり抉りとる強度がなくて、別に読まなくてもよかったかなと。この人の本に関しては昔から私は淡泊ですね。「きらきら光る」が例外だったです。

  • 短編集。

    どれも「あぁ」と嘆きたくなる様な、ため息をつきたくなる様なおはなしでした。
    けれども、どの主人公の女性も「江國香織」という気がしました。
    恋愛観・価値感がやっぱりあるんだな…と。

    少しぼんやりとした、考え事が大好きな、そして少女のような、そんな人たち。

  • 「きらきら」の続編が目的で購入。短編集なのでまだ読んでないのもあります。この気だるさが何とも好きで・・・(^-^

  • 恋の短編小説。
    江國さんの小説ってどこか独特な雰囲気があるけれど、この小説に関してはあんまり共感できなくて、夢中になれなかった。大人な恋愛かな。

  • 表題作、「ぬるい眠り」で胸がきゅうとなった。
    ほろほろ、じわじわと別れを噛みしめていくお話。
    Tracy Chapmanもいい。

    ただ全体的には物足りない、というか肩すかしをくらうような。

  • あれ?いつもの江國さんっぽくない!と思う作品も。きらきらひかるの続編にはガッカリ。

  • なーんか、らしくない。

著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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