たまゆら (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101340326

作品紹介・あらすじ

人の世と山との境界に、夫の伊久男とひっそり暮らす老女、日名子。雪の朝、その家を十八歳の真帆子が訪れた。愛する少年が、人を殺めて山に消えたのだという。彼を捜す真帆子に付き添い、老夫婦は恐ろしい山に分け入ることに。日名子もまた、爛れるほどの愛が引き起こしたある罪を、そこに隠していたのだ――。山という異界で交錯する二つの愛を見つめた物語。島清恋愛文学賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • ★2011年度島清恋愛文学賞

    配置場所:2F文庫書架
    請求記号:913.6||A 87
    資料ID:C0035222

  • ファンタジーはあまり好きではないのに、あさのあつこさんの小説だとすんなり読んでしまえる不思議。ほとんどが現実社会をベースにしているからか。過去と今が繋がる、人間の生業は人と人を繋げ、生きている間の出来事は全部つながる。それと自然(ここでは山)が繋がる。奥が深い話。

  • 「BOOK」データベースより
    「離さない。絶対に離さない。もう二度と、行かせたりしない」ここから人の世が尽き、山が始まる。そんな境界の家に暮らす老夫婦の元へ、一人の娘が辿り着いた。山に消えた少年を追っていると言う。しかし山はそう簡単には、人を受け入れない。人でなくていいのなら、越えてしまえ―。狂おしいほどの想いにとらわれ、呼ばれるように山へ入った人々の赦しと救いを描く慟哭の物語。

    バッテリーのような青春物では無いなかなか珍しいあさのあつこです。ファンタジーです。

  • 重い。
    そして、最後があっけない。
    つか、生きとらんやろー!とせいだいにつっこんだわ。

  • 途中までは先が気になってどんどん読み進んだけど、最後が…好みの問題かなあ。急にお伽噺に切り替わってしまったような、唐突な印象を受けました。個人的にはリアリティを残したまま終わらせてもらいたかったな。。

  • たまゆら、刹那に思う。胸の奥があたたかくて、首筋がさむい。ただ、惚ける。

  • 人はここまで人を愛せるのか。

  • 面白かった。
    読み初めて数行で世界観に引き込まれる。
    静かで、情熱的で、怖い恋愛小説。
    時代ものか、幻想的な世界なのかと最初はおもったが、現代の物語だった。
    この物語をよく現代に帰結させたなあと思う。

  • ラストの話の広がり方があさのさんらしかった
    文体のくどさに慣れたら勢いに乗れると思う 黙読よりも朗読向きっぽい

  • 日名子のゆったりとした語り口に添って、発せられる一言一言に真剣に耳を傾けた。山という異界で交錯する二つの愛を見つめた物語。島清恋愛文学賞受賞作品。なんという恋愛小説だろう。心を震わせる名作。

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