ハリネズミは月を見上げる (新潮文庫)

  • 新潮社 (2023年4月26日発売)
3.63
  • (4)
  • (13)
  • (8)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 187
感想 : 9
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784101340340

作品紹介・あらすじ

あなたも最低。許せない――。高校二年生の鈴美は逆上した痴漢から守ってくれた比呂に感謝するが、予想外のきつい言葉を返され戸惑う。周りから浮くことを恐れる鈴美は、独りでも毅然とふるまう比呂と接するなかで次第に変化してゆく。だが比呂もまた、誰にも言えない悩みを抱えていて……。両親の離婚、中退した幼馴染み、壊れてしまった心。まばゆい出会いが胸に響く青春小説の新たな傑作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • #ハリネズミは月を見上げる
    #あさのあつこ
    #新潮社
    #読書記録
    鈴美と比呂、二人の女子高生と家族の物語。
    二人が本音をぶつけ合って、信頼し合える関係になっていくのが素晴らしい。そして家族の話になってゆくが、それもまたリアル。部活とか恋愛とかのキラキラはなし。自分と家族と向き合い、社会と向き合い始める若者がまぶしい。

    #Hedgehog looks up at the moon
    #Asano Atsuko
    #Shinchosha
    #Reading record
    The story of Suzumi and Hiro, two high school girls and their families.
    It's great that two people can turn out their true feelings and become a relationship where they can trust each other. And it becomes a family story, but it is also real. There is no glitter in club activities or love. Young people who face themselves, their families, and society are dazzling.

  • 背ラベル:913.6-ア

  • 登録番号18216,
    913.6(ア)

  • ザ・青春小説とは違うタイプの青春小説。
    全くキラキラしてません。
    本来の自分は違う所にあるけど、周りに合わせる為に別の自分を演じてるのは今も昔も変わらないなあと。
    自分を殺して生きるのは辛いけど、自分の全部を見せて生きるのも難しい。
    本来の自分を受け入れてもらえないのも否定されるのも生きるのが辛くなるから、それなら演技してる方がましに思えてくるけど、ありのままの自分で生きられる場所が一つでもあれば生きる価値はあるなあと思った。

  • 2024/05/01
    青春小説の部類に入るのだと思う。
    主人公の御蔵鈴美は電車で痴漢に遭い、そのトラブルを同じ学校に通う菊池(きくいけ)比呂に助けてもらったところから2人の出会いが始まり、関係が深まっていく。
    それぞれ2人が抱えているものを、どうやったら解決していけるか、試行錯誤して悩みながらもちょっとずつ前に進んでいく感じが丁寧に描かれていて読みやすかったです。

  • キラキラした青春小説ではない。しかし、あの年頃なりの感情でもがいて考えて…というのも青春と言えるのかもしれない。

    そしてなにより解説に感動した(笑)読書感想文のような解説が多い中、国語の先生の授業を受けているような解説でとてもわかりやすかったし、感情を言語化してくれるいい解説だった。

  • 請求記号 913.6/A 87

  • 興味とは違う

  • ぜんぜんダメ。
    巻末の『まばゆい出会いが胸に響く青春小説の新たな傑作』という文言に惹かれて買ったわけだけど、瑞々しさのかけらもなく、人生につかれたおばさんがめちゃくちゃがんばって青春小説をかきました、でもダメでしたという感じ。

    いろいろ納得いかないところはあるけど、一番ひっかかったのが「これってなんの話?」ということ。
    主人公が電車で痴漢にあって→同じ高校の女の子が助けてくれた→その子は自分にないものをもっていて、惹かれる…まではすごくいいんだけど、その後の展開がぐだぐたすぎ。

    その子に恋愛感情をもった!とか、一緒に痴漢を撃退しようぜ!とか、読み手の興味をそそるようなイベントがあるのかと思いきや、なんやかんやしてるうちにいつの間にか終わっていた。物語の大目標があると退屈せずに読めるのになと思った。

    あと細かいところだと、主人公たちのキャラ設定にもツッコミどころがあった。
    特に「おいおい」と思ったのが主人公を救った女の子の設定。実は女の子は主人公を知っていて、主人公のかいた自作小説(児童小説)を読んで感動したとのこと。

    ハリネズミさんとか狸さんとかキツネさんが出てくる児童小説をよんで、「続きが気になるんだ!書けたら読ませてね!」とか真剣にいっちゃうjkが令和のこの時代にいるのだろうかと思った。まあフィクションだからいいんだけど、二人のやりとりがとにかくおばさんっぽくてなんかイヤだった。

    あと作者さんのいいたいことが作品の最後に主人公のかく児童小説を通じて説明されるのだけど、それがものすごくチープ。
    メッセージ自体は素敵。でもくそながい小説を読ませて最後はそれだけかい!と文句をいいたくなった。

    あさのあつこさんの評価は高かったのに、本当に残念。文句なしで☆ひとつ。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

あさのあつこの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×