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- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101341064
感想・レビュー・書評
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昭和18年から昭和20年8月末までの女学生の「私」、育子の日常と青春が、大本営発表の記録や新聞記事と共に差し挟まれている自伝的な小説。右にも左にも思想的に傾いていなく、時系列順に当時の状況、起こった事、「私」の経験が綴られている。「私」は「日本の戦争は、大東亜共栄圏建設のためであり、侵略戦争である筈がない。…米英蘭こそ、亜細亜の国々を戦略して、植民地にしてきた侵略国である。」と思うのだが、これはきっと市井の人々の共通した考えだったのだと思う。東京の大空襲が2回あったなんて。ワタシは戦争を知らなさすぎる。
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