蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (539ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101343136

感想・レビュー・書評

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  •  高田屋嘉兵衛が文政元年(1818年)に隠居後の厚岸、国後の状況がわかる。上巻ではすでに高田屋などの名前が上がることはない。wikiで調べると、嘉兵衛の死から6年後の天保4年(1833年)に、高田屋を継いだ弟の金兵衛が幕府から密貿易の疑いをかけられ、全財産を没収されて高田屋は没落とある。その後は飛騨屋か中心になって蝦夷地を蹂躙するのだった。『菜の花の沖』では和人と蝦夷が良好な関係をむすんだに見えた。だが、高田屋没落のあとは見る影もない。中巻ではいよいよ蝦夷が立ち上がる。1669年、シャクシャインの戦いから時代は100年以上経っているのだ。

  • 2012/10/31完讀

    時值1789年。老中松平定信上台,田沼政治方結束,看似似乎對蝦夷地的商業控制放鬆了,其實幕府另有盤算,想讓這裡成為天領,順便將無所事事的浪人丟到這裡來。幕府、松前藩各懷鬼胎,蝦夷地的商人們則搾取著蝦夷人,進行不平等的交易,欺凌蝦夷的女子。蝦夷人忍無可忍,以國後脇長人ツキノエ為首,眾蝦夷元老計畫著要起義一舉將和人趕出蝦夷地。ツキノエ和波蘭復國主義貴族有聯繫,希望能從它們手中取得鐵砲:波蘭貴族希望讓整個俄羅斯帝國從南進政策轉向東進,恢復波蘭的失地。在大環境中,和人靜澄和尚、洗元和尚(醫生)、葛西政信(謎樣的御家人)在蝦夷地,將來有望的成長中的少年ハルナフリ這幾個人,似乎是故事的主線,接下來這些人的命運會如何?值得觀察。

    舞台格局壯大,閱讀過程讓我想起今年閱讀滿州國演義的感覺。很期待將來會是什麼樣的發展。不過,民族主義畢竟是過去兩三個世紀的產物,以前蝦夷人也是以如此民族主義的眼光看世界嗎?除了少數的和人以外,多半的和人都是這樣欺凌蝦夷人嗎?好像也有一些些過火,似乎太從民族主義的觀點來寫作了。但是,我還是很期待今後的發展。

  • 激動の江戸時代、その北の物語。

  • 札幌などを舞台とした作品です。

  • 船戸与一のハードボイルドは決して南米や中東だけではない。
    アイヌを題材にしたこの作品は、彼らについての知識のない現代人への教育も兼ねている。必読の一冊。

  • 18世紀末の蝦夷(北海道)
    舞台はクナシリ・メナシの闘い
    和人と和人の闘い
    アイヌとアイヌの闘い
    和人とアイヌの闘い

    たくさんの人々の思惑と策略と、思いと熱意と悲しみと

  • 上・中・下、いずれも浦野所有。
    ◆ネタバレ注意◆

    各巻を読み終えるごとに半年のブランクを開けつつ、ようやく読み終えた大河小説。もともとアイヌ文化やアイヌ語に興味があり、テーマを気に入ったことが読み始めたきっかけ。ひとたびページをめくると止まりませんね。上巻の第一章は眠いですが、ここさえ乗り越えれば、あとはすらすら読めてしまいました。

    感想は、やはりラストが気に食わない、ということですね。なんで全員殺すんだよ…。ま、全員を殺すことによって、だれも得をしない、ある種のハッピーエンドらしき終わり方にはなっていましたけど、ちょっとがっかりでした。

    あと、いつものことですが、特定の場所を舞台にした作品を読むと、どうしてもその場所へ行ってみたくなるんですよね。

    今回の舞台は国後、根室、厚岸など。なかでも主人公ハルナフリが躍動した国後の古釜布(ふるかまっぷ)にはぜひ行きたいですね。もちろんいまではアイヌのコタン(集落)はもとより、伝統的なチセ(家)すら残っていませんが、芝生の草青き、花咲く初夏の国後へも、山々の凍れる厳冬の国後へも、ぜひ行きたいです。

  • 「他民族国家」である日本を形成する上で、見逃すことのできない「アイヌ」の民族史小説としても興味深い。

  • 新規購入ではなく、積読状態のもの。

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