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- Amazon.co.jp ・本 (669ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101343242
感想・レビュー・書評
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1928年~1945年の17年間の満州の歴史。登場人物4兄弟の視点で語られる。満州事変から第二次世界大戦終結までの流のなかで、南京事件、張鼓峰事件、ノモンハン事件、葛根廟事件、通化事件と有名な事件が次々と起こり、4兄弟それぞれの立場で事件と向き合う様子が描かれる。満州の歴史を詳しく知らなかったので、勉強になった。何が正しくてなにが正しくないのかなんてだれにもわからないと感じた。
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関東軍の暴走により、戦火は、上海、南京に広がる。
歴史を目撃する役目を負った敷島四兄弟は、それぞれに転機を迎えつつある。
四兄弟の目は、これから満州の歴史に何を見るのだろう?満州を見つめる目がどの様に変わっていくのだろう? -
満州国演義ももう五巻まで来ました。
船戸与一のハードボイルドを読みながら歴史の勉強もできる、なんとも贅沢なシリーズです(笑)
ついつい没頭して読み進めてしまいたくなるところを、じっくりゆっくり楽しんでます。
満州国建国からわずか5年、日中はついに全面戦争に突入していく。
時代が動く時のスピード感に驚きを覚えると同時に、現在の日本の情勢にあらためて危機感を強くした。