飢えて狼 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 162
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101345178

感想・レビュー・書評

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  • 内藤陳さんの「読ま死ね」を読み、あらためて若かりし頃ワクワクして読んだ本作を再読。
    シミタツはやっぱりいいな。
    初期の作品はほとんど読んでいるが、中期から後期の作品はあまり読んでない。これからはどんどん読みたい。

    本作の時代背景の冷戦は終わったが、今の地政学上の緊張感を考えると以前のエスピオナージュも案外と古びてない。
    ただし、主人公のようにタフな男は少々現実離れしており感情移入はしにくいが、男としてかくありたいという願望はある。

    巻き込まれ型の典型的な物語で、グングン話が進みついていけないところもあるし、ヒロインとの関係などは、もう少し深掘りして描いた方が良いかなと思う所もあるが概ね楽しめました。

  • これがデビュー作ってすごくね?すごすぎね?
    隠れてないけど隠れ名作ハードボイルド名作。
    シブすぎておもそろかったです。

  • オジサン向けライトノベルって感じ?
    好きです、こういうの。

  • スリリングな展開。タフでカッコいい主人公。
    操船の件よくわからん退屈

著者プロフィール

1936年、高知県生まれ。雑誌のライターなどを経て、81年『飢えて狼』で小説家デビュー。86年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞、91年『行きずりの街』で日本冒険小説協会大賞、2001年『きのうの空』で柴田錬三郎賞を受賞。2007年、初の時代小説『青に候』刊行、以降、『みのたけの春』(2008年 集英社)『つばくろ越え』(2009年 新潮社)『引かれ者でござい蓬莱屋帳外控』(2010年 新潮社)『夜去り川』(2011年 文藝春秋)『待ち伏せ街道 蓬莱屋帳外控』(2011年新潮社)と時代小説の刊行が続く。

「2019年 『疾れ、新蔵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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