- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101345215
感想・レビュー・書評
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読み出し早々、「ぎゃ~~~なんてかっこいい主人公!」とはまりました。
かっこいい中年男!最高っすね~。
だけど、あまりにかっこよすぎて、絶対なんか臭うんですよね・・・・。
やっぱりハードボイルド系のかっこいい中年男の設定はチャンドラーのマーロウを意識しちゃうもんなんでしょうかね?
でも、拾った意味ありな人妻の謎、やくざ、政財界の黒幕・・・と結構お決まり進路をとるわけですが、やめられないんですよね~、こういう展開。
それだけ主人公のキャラがいいわけで~。
このキャラ、なんとなく見覚えが・・・と思ったら、白川道氏の「天国への階段」の主人公が浮びました。
これまたいい男なんだなぁ~ヾ(≧▽≦)ノ ガハハ♪
志水氏作品は2冊目。
あとがきに志水氏本人が書かれているのですが、この作品でイメチェンを謀ったそうな。
ご本人はこの作品に愛着がおありのようなのに、巷の評は悪かったようで。
それでも好きだという読者はいますので、そんな評には負けず、書き続けて欲しいと応援しております。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名作。つかみから導入もタマランし、相関図が
はっきりしてかの展開も凄いイイ。がっかりが無い。
色みが少ないのにとても美しい一冊でした。 -
倉庫外で偶然であった女と男が様々な駆け引きや戦いを繰り広げながらお互いに引かれていくといった感じか。いわゆるハードボイルドタッチの作風は作者の得意とするところだとは思うが、志水辰夫の小説の中で作者が最も力の入った作品ということだったが、それが重たすぎるように感じた。
少々くどい説明調の風景描写もやや入り込めない感じがしたまま、ラストシーンまで作者の想いを受け取れずに読み終わった。 -
最初からミステリアス
やっぱりシミタツさんは
かなりのハードボイルドです -
きのうの空が良かったので他の作品もと思い購入。同じ著者だと思えないくらい違う作品ですね。
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響く。心に。
数回読み直してから、どんどん好きになった作品。
峻介が少しずつレールを外れて行く感じがいい。
志水辰夫NO1の座を「背いて故郷」と争うようになってきた。
思い出すたびに読みたくなる本。 -
またまたこれも裏切られた。どうもシミタツはこれだ!と俺が勝手に決め付けたらしい。その線で読んでいくと、なんか違うなと言うことになっていく。それと主人公があまりいい人は出てこない。どこかくずれた感じの30〜40くらいがいつもの登場人物、今までのところ一人として結婚していない。この辺が俺が一番共鳴しているとろだ。そういうシーンがないので思い出すこともないから。ここに出てくるやつもかなりの悪で、どうも本を読み違えたところから入ったら、おそらく俺はシミタツを読まなかったかも知れないと思うほど、本によって違う。あまりにも違いすぎる。全く物語が違ったりしていればいいのだが、そんな器用な作家じゃあないからシチュエーションは似たりよったりなのに、主人公が違いすぎるから違和感があるのだ。でもよく考えると、最初からそういうシーンがなかっただけで根性は悪が初めから主人公だったのかもしれない。俺が見抜けなかっただけで。
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和製ハードボイルドですかねぇ。ヤクザな世界の男と訳ありの女。スタイリッシュか気障か、微妙なラインの会話が続きます。スパイ小説とは無縁なので展開が読めないところもあって面白いんですが、行き着くラストは分かりきってるのでドキドキ感や「この後どうなるんだろう」という緊張感はなし。女性をきっかけに人生やり直したいという男性の願望ってあるんでしょうね。ドタバタのコメディも書いてる方のようなのでそっちの方が面白そう。
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時間があれば。