変見自在 スーチー女史は善人か (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2011年8月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784101345918

感想・レビュー・書評

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  • 長らく積読でしたが、スーチー女史の来日で思い出してさらっと。
    痛快かつ爽快で、なんとも小気味の良い一冊でした。

    元は週刊新潮で連載されているコラムを集めたもので、
    こちらには2005-2006年のものが入っています、ちょい古めですね。

    文中ではよく、朝日新聞がやり玉に挙がっていますが、、
    ジャーナリストの方から見ても、彼らの在り様は「変」なのかなと。

    といっても、アサヒに限らず、変に思ったことには徹底的にかみつきます。
    言い様は辛口ですが、内容は非常にわかりやすく筋が通っています。

    言いたいことをわかりやすく伝える、見習わないとなぁ。。

    ちなみに、本のタイトルにも入っているスーチー女史、
    個人的にはどこか違和感を感じる「貌」だったりします。

    自分でも不思議なんですけどね、うーん、謎です。
    でも確かに、二十年も生かし続けたと言われると、そういえばとも感じます。

  • いや〜面白かった。うっすら知ってることも、高山氏の論説にかかると痛快の一言!
    知らなかったことには、ほんまかいなぁとツッコミを入れながら、自分でも調べてみようと興味が湧いた事柄が多数。
    ニュースで流れる上っ面を見てたら、あかんと改めて思った。

  • 確かにスーチーは態度の横柄な人。なぜ祭り上げられてるのかふしぎだった。ビルマ人と山岳民族、英国のせいで混乱していたのか。大抵の問題の根は英国のせいだなあ。

  • 渡部昇一は40年にも渡って朝日新聞と戦い続けたという。渡部の寄稿を改竄(かいざん)し、あたかも作家の大西巨人と対談したかのように見せかけ、あろうことか「劣悪遺伝の子生むな 渡部氏、名指しで随筆 まるでヒトラー礼賛 大西氏激怒」との見出しを打った。今時のポリコレ左翼と全く同じ手口である。インターネットがなかった時代を思えば、竹山道雄は社会的に葬られたといっても過言ではあるまい。
    https://sessendo.blogspot.com/2018/10/blog-post_18.html

  • もっとアジアの歴史を知らねばならないと思い知った。

  • 自分の書いている文章も全部信じるなよ、とも言っているような気がする。色々と知らなかったことが書かれていた。興味ある分野はもう少し掘り下げたい。

  • 朝日新聞がとんでもない新聞だとしつこいほど繰り返される主張には同感だ。善人であるスーチーさんを不当に軟禁し続けているミャンマーの軍事政権は悪者であるという報道を見ていて、なぜ悪者の軍事独裁政権が何年にもわたってスーチーさんを抹殺せずにいるのか不思議にも感じていたので、著者の説明にはなるほどそういう見方もあるのかと得心した。軍事独裁国家である中国や北朝鮮ならとうの昔にスーチーさんは抹殺されているはずだし。しかし、全般的に余りにも偏った主張だと感じる。これでは正論を含んでいても多くの読者には受け入れられない

  • 高山正之氏のコラム集。
    タイトルの「スーチー女史は善人か」は、やや挑発的な印象をもたれる方もいらっしゃると思うが、スーチー女史を揶揄した内容ではない。
    高山氏の肩をもつわけではないが、内容的には一方的な価値観に対する批判を込めた比喩である。

    例えばアウンサンスーチーの条では、ミャンマーの国情から解説。
    ビルマ人の国であったビルマ(現ミャンマー)は、19世紀にイギリスに征服される。イギリスは大量のインド人と華僑を入れて商売をさせる。さらに周辺の山岳民族をキリスト教に改宗させて警察と軍隊を構成。
    単一民族国家だったビルマは多民族国家に改造させられたという。そして主権者であったビルマ人は農奴に転落させられた。。。

    太平洋戦争後にビルマ人は主権を回復するが、旧支配層だった山岳民族やビルマ人不平分子などが糾合してアウンサンスーチーのもとで政権奪取を狙っているというのが現状らしい。彼らの後ろにはイギリスが旧宗主国として利権を貪ろうと働きかけているという。

    この内容について、私がハッと気付かされたのが、次の一文。
    「ミャンマーが朝日の書くような暗黒国家なら、スーチーなど二十年ものさばらせはしない」

    このように、普段我々がニュースで知る内容とは大きく違う裏側のストーリーを解説してくれる。
    ほかにも、ペルーのフジモリ大統領の功績(日本のニュースでは悪評が目立つ)や、外国人記者の悪意に満ちた日本報道の現実についても解説。

    ニュースを多面的に見つめたい方にはオススメの一冊です。

  • 66

  • 国際的事件、政治情勢、国際情勢から、日本を取り巻く世界各国の建前ではない思惑、大国のエゴ、日本の官僚、大手新聞の困った生態などをさらけ出す。

    そこに書いてあることは、普段の新聞やテレビニュースでは、一生知れないような、それでいて厳然たる事実としか思えない内容である。

    いかにニュースや新聞を鵜呑みにすべきではないか、身にしみる。

  • 偏り具合がすごい。中国は大嫌い、白人もダメ、ひたすら愛国的言動が繰り返し繰り返し。いやーツライ、またそれ~?結局結論それ~?と思ってしまう。
    彼の言ってることも一つの事実、また嘘ばかり言うとこき下ろされてる朝日新聞が述べるのも一つの事実。情報として伝わる時点で伝える側の意思がはいるだけ。
    そう考えると真実を見抜くのはなんとも難しい時代だなぁと。

    ちなみに表題の「スーチー女史は善人か」ミャンマー好きなので、これが読みたくて買ったわけだが、なんとも残念。これ、思い込みで書いてない?
    引用されてる元駐ミャンマー大使の人って、あっちでチヤホヤされて軍政大好きな人だった気が、、、その人の意見が入ってる時点でダメでしょ。

  • 右翼左翼のこと、戦後の諸外国との関係のこと、知らないことがたくさん書いてあり、強烈だった。言葉が厳しくて少しびっくりしたが、コラムをまとめたものなのでサクサク読める。

  • 確かに超辛口。こんなこと書いて大丈夫なんだろうかと読んでる方が心配になる。

  • 2011/9/10
    前作に続き、気持ちいいまでの乱暴ぶりです。もちろん、気分悪くする人も多いと思いますが、なら読まなければいいわけで。でも、ここまで実名あげて喧嘩売られているですから、買って出る人いないんですかね。やしきたかじんのここまで言って委員会にぜひ呼んであげてほしいけど、過激すぎて呼べないか、さすがに。

  • 元新聞記者の書いたもののようだし、スーチーさんを政治的に別な面からとらえて善人かどうかというのを書いているのかなと思ったのだが・・・予想外に感情的な本でびっくり。著者は有名な人なのだろうか・・・時事的な事柄を書いたエッセイなのだが、偏り方がすごい。朝日は何があっても大嫌いなようだし、中国は「支邦」なのである。(私が朝日を支持しているという訳でもないし、問題がなくはないと思うが、そこまで敵視しなくても・・・)とにかく愛国的であり、日本を悪く言うものは許さない姿勢がすごい・・・いや、この人は全部、日本の敵か味方かにすべてを塗り分けて、物事を判断するのね。行きすぎた発言にあきれるものの、確かに絶対に朝日新聞は公開しないだろう事柄や、公平なジャーナリストならば、あえて言わないだろう事柄をとりあげていて、そういう見方もできるのか、こうねじまげて取るのか、と知ることができるのは、よかったか。しかし、西原理恵子が、世界のニュースって結局、女の喧嘩と一緒で、かたっぽの言い分だけ聞いてても、都合のいいことしか言わないから、実際に自分の目で見ないとわからない。というようなことをどこかで書いていたのだが、そのとおりだと思う。いろんな見方や捉え方があって、こっちが正しくてこっちが間違ってるってくっきり白黒つけられる事柄の方が少ないのだ。ニュースを鵜呑みにしないで、自分なりの判断ができるようなリテラシーを身につけたいものだ。

  • こういう本「も」もっとあっていいと思う。片一方の情報だけじゃ、全うな世論が形成されないもんね。よくまぁここまではっきり物が言えるものだと感心しました。

  • 高山氏の著作は前回読んで、歯切れのよさに快感を覚えたのでもう一冊読んでみた。

    今回は、あまりにも批判というより非難する言説がキツすぎて、気持ち的についていかなかった。
    この人の作品を必要としている人はこれぐらいを望んでいるのかもしれないが。せめて、批判だけではなく、何らかの前向きな言葉(肯定するものでなくて良いが)が同時にほしかった。

    私には次は無さそうです。

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著者プロフィール

1942年東京生まれ。ジャーナリスト。1965年、東京都立大学卒業後、産経新聞社入社。社会部デスクを経て、テヘラン、ロサンゼルス各支局長。1998年より3年間、産経新聞夕刊一面にて時事コラム「異見自在」を担当し、その辛口ぶりが評判となる。2001年から2007年まで帝京大学教授。『週刊新潮』「変見自在」など名コラムニストとして知られる。著書に『韓国はどこに消えた⁉』 (ビジネス社)、『変見自在 バイデンは赤い』(新潮社)など多数。

「2023年 『騙されないための中東入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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