黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3046
レビュー : 395
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101347110

感想・レビュー・書評

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  • 「福沢諭吉だったら、やる気はない。金塊だから、やるのさ」
    綿密に積み重ねてゆく準備。
    彼らをつけ狙ういくつかの組織。
    そして襲撃。

    印象に残ったのは、行きたい場所を「人間のいない土地」と答える幸田のその人間性。
    にぎやかな世間を背中でやり過ごしているようで、ちょっと哀愁のようなものを感じてしまった。

    テレビ・新聞等でちらちら見かけていた高村さんだけど作品を読むのは初めて。内容も文体も男っぽかった。
    次読む時は、もっと登場人物たちに注目してみたい。

  • 公安って名前が地味、アメリカのようにFBI、NSAみたいな名前にすればいいのに!

  • 2014.5.4読了。
    映画を見る前に原作を読みたいと思い、サスペンス小説にチャレンジしてみた。
    北川の誘いから始まった金塊強盗作戦。
    最初読み始めはあまり進まなかったけど、
    後半は一気に読めた。
    緻密な作戦を立てるシーンは本当に細かく丁寧に描かれていた。
    登場人物の動きや考えにはどこか切なさ、儚さがあって、特に幸田とモモの関係や、幸田と春樹の関係には引き込まれた。
    映画版もどんな仕上がりになっているのか、楽しみ。

  • 表現の仕方と言うか、状況説明の仕方と言うか、難しいと言うか、わかりづらいと言うか、頭に入ってこない部分が序盤にあって、気になったナリ。そこを抜ければ後はぐぐーっと読み進められたナリ。総合評価としては「普通に良い」って感じ。

  • 腐女子が好きそう。

  •  映画を見たのは丁度今から1年と少し前くらいだったな…。久しぶりに良い映画を見たと思ったのを覚えている。ずっと原作を読んでみたかったのだが、機会が無く…。読みました!
     こ、これは面白すぎる。開口一番そんな感じだ。関係性マニアな私には、堪らないキャラクターたちがたくさん出てくる。しかし、アレだ、この小説は随分と男臭い。女性も確かに出てくるのだが、基本的には男しか出てこないと言っても過言でもないくらい、男臭いのだ。女性が出てきたとしても、男臭がすごいんだ、これが。
     語弊があるかもしれないが、これは主人公の幸田がモテモテの物語だ。幸田はそんな気は無いんでしょうけど…ていうかあなたは、モモさんしか目に入んないんですよね、とか考えながら読んでいた。幸田に色んな意味でベタ惚れなのは、北川とその弟春樹。方向性は違えど、2人してベタ惚れだ。
     個人的には、北川と幸田の関係性も、幸田とモモの関係性も、どちらも好きだ。幸田と春樹の関係性も魅力的だ。
     幸田の言う、人の居ない土地、ってのは一体どこなんだろう。幸田というキャラクターにすごく興味が湧くのは、もしかしたら、何処かで幸田みたいに思ったことが一度くらいはあるからかもしれない。
     犯罪小説ではあるんだけど、何だかすごく個人の内面だったり、個人的な感情だったり、そんなものが色濃く書き出されている小説だった。

  • 終始引き込まれる事がなかった。

  • 大阪の住田銀行を襲撃し地下に保管してある金塊約10億円を強奪する話。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou6704.html

  • 金塊強奪!
    敢えて現金でなく金塊に魅入られた男たちの物語です。
    どの登場人物も魅力的ですが、特に幸田とモモがいいですね。
    ページ数が少なくなるまでなかなか話しが進まず、どうやって終わるのだろうと思いましたが、きっちり伏線も回収されています。
    「天気は快晴。師走の大阪を、世紀の大泥棒が駆ける日だった。」
    この件が最高です。

  • もっと爽快な男たちの、金塊強奪が読めると思っていたのに期待ハズレだった。
     
    一体いつ実行に移るのか、とにかく待った。
    緻密な計画なんだろうけど、後半は分刻みのシュケジュール。
    いろいろ考えながら読むのに疲れた・・・

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著者プロフィール

高村 薫(たかむら かおる)
1953年大阪市東住吉区生まれ、現在大阪府吹田市在住。国際基督教大学教養学部人文学科(フランス文学専攻)卒業。外資系商社の勤務を経て、作家活動に入る。
1990年『黄金を抱いて翔べ』で日本推理サスペンス大賞、1993年『マークスの山』で直木三十五賞、1998年『レディ・ジョーカー』で毎日出版文化賞、2016年刊行の『土の記』では大佛次郎賞、野間文芸賞、毎日芸術賞をそれぞれ受賞し、新たな代表作となった。
『レディ・ジョーカー』を境として、重厚な社会派ミステリーから純文学に転向。織田作之助賞選考委員を務める。

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