神の火(下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 88
  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101347134

感想・レビュー・書評

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  • 小説『神の火』は、読み進めるうちに、どんどん重くなっていった。
    それは高村薫の、わずかな妥協も許さないという作家姿勢のなせるわざが原因であろう。
    襲撃計画の内容の緻密さと分刻みの襲撃の描写、原発自体に関する知識の豊富さには驚くべきものがある。
    そして、過去を清算するだけでなく、残された未来までも捨ててしまう島田と日野の生き方に、やるせないものを感じてしまったのは自分だけではないだろうと思う。

  • やっぱり、長過ぎる。読み手としては長編の方が有難い気がする反面、ムダに文章を重ねてしまえば中編を長編に仕立て上げることも可能だと思い知らされる一作。

  • 1995.9.16

  • 相変わらず文体が好き。

  • 一言では言い現せないハードな小説。直木賞受賞作品「マークスの山」よりも私はこれが好きです。主人公の感情の動きや4国間の諜報機関の駆け引きなどとにかくすごい本格派の小説で読みごたえあり。

  • ソ連からのスパイに親近感を持ち、彼の思い描いた原発への攻撃へと動き出す。

  • 専門用語の類が多く、斜め読みをしてしまった部分が多かったので、最後まで読んだ時にすっごいもったいない思いがしました。理解度が足りなくてある領域に到達できなかった感じ。

  • 登場人物に感情移入しちゃうと、船でのシーンは涙なしには読めない。もちろん泣いたとも(苦笑)。

  • ていうか、やっぱり腐ってるの?

  • これ読んで、凄くチェルノブイリに興味を持った。あとロシア語ね。喋りてー島田さんみたいにロシア語操りてー。「神の火」の江口のイメージは「リヴィエラ」のM・Gに似ている

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著者プロフィール

高村 薫(たかむら かおる)
1953年大阪市東住吉区生まれ、現在大阪府吹田市在住。国際基督教大学教養学部人文学科(フランス文学専攻)卒業。外資系商社の勤務を経て、作家活動に入る。
1990年『黄金を抱いて翔べ』で日本推理サスペンス大賞、1993年『マークスの山』で直木三十五賞、1998年『レディ・ジョーカー』で毎日出版文化賞、2016年刊行の『土の記』では大佛次郎賞、野間文芸賞、毎日芸術賞をそれぞれ受賞し、新たな代表作となった。
『レディ・ジョーカー』を境として、重厚な社会派ミステリーから純文学に転向。織田作之助賞選考委員を務める。

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