マークスの山(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.66
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本棚登録 : 812
レビュー : 63
  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101347196

作品紹介・あらすじ

「マークスさ。先生たちの大事なマ、ア、ク、ス!」。あの日、彼の心に一粒の種が播かれた。それは運命の名を得、枝を茂らせてゆく。南アルプスで発見された白骨死体。三年後に東京で発生した、アウトローと検事の連続殺人。"殺せ、殺せ"。都会の片隅で恋人と暮らす青年の裡には、もうひとりの男が潜んでいた。警視庁捜査一課・合田雄一郎警部補の眼前に立ちふさがる、黒一色の山。

感想・レビュー・書評

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  • 次第に惹きつけられていく。

    パラリと立ち読みしただけで、あ、好きかも…読みたいという直感に襲われた。
    が、それもつかの間、しばし山はおあずけ状態の展開に正直残念な気持ちに。
    登場人物がとにかく多い警察小説、警察内部の複雑な人間関係が苦手な分、不安感は倍増。
    中弛みを感じつつも次第にあの最初に手にした時の直感が蘇り惹きつけられていく。
    あの過去の山の事件と現在都内で起きている事件との繋がり、真相を求めてこのまま下巻へ。

    • kazzu008さん
      くるたんさん。
      お返事ありがとうございます。
      僕も『我らが少女A』気になっているですが、途中の『太陽を曳く馬』と『冷血』をすっとばすわけ...
      くるたんさん。
      お返事ありがとうございます。
      僕も『我らが少女A』気になっているですが、途中の『太陽を曳く馬』と『冷血』をすっとばすわけにもいかず、もやもやしていました笑。

      あ、でもこの「マークス」は最高に面白かったので頑張ってください!
      2019/12/02
    • くるたんさん
      kazzu008さん♪
      太陽…冷血…それもいかないと少女Aには挑めないのですね:(´ºωº`):
      これは大問題です(笑)
      マークスの山は軽い...
      kazzu008さん♪
      太陽…冷血…それもいかないと少女Aには挑めないのですね:(´ºωº`):
      これは大問題です(笑)
      マークスの山は軽い高尾山登山ぐらいなものでしょうね。
      面白いとは期待高まります♪ありがとうございます♪

      ちなみにkazzu008さんの白痴は私はとても手が出せません。
      下巻、じっくり楽しんでくださいね♪
      2019/12/02
    • kazzu008さん
      くるたんさん。
      ありがとうございます。
      合田刑事シリーズは、合田刑事がどんどん出世していくのを見るのがちょっと楽しみではありました。
      ...
      くるたんさん。
      ありがとうございます。
      合田刑事シリーズは、合田刑事がどんどん出世していくのを見るのがちょっと楽しみではありました。
      ドストエフスキーの『白痴』は『罪と罰』や『カラマーゾフ』とは違って恋愛ものなので好きな人は好きだと思います。でも確かに『白痴』からドストエフスキーを読み始めるのはおすすめできないですね(笑)。

      くるたんさんも『マークスの山・下巻』楽しんでください!
      2019/12/02
  • 少し前にWOWOWで再放送していたのを観て面白かったので、原作を購入。ドラマは見やすい作りになっていたけれど原作は、高村さんらしく硬派で骨太。レディジョーカー、リビエラ〜を読んだ時もそうだったけれど、硬派で骨太。それが高村作品の真骨頂だと感じる。

    個人的にはレディ〜より、マークスの方が好み。私は登山が好きで山と山岳会、そして過去の事件とが濃密に絡まりあって楽しく読めた。

    結末はドラマを観て知ってはいるけれど、ドラマでは描かれていない細かい部分を含めて、原作では下どう展開していって結末を迎えるのか楽しみ。

  • 南アルプスで起こった単純な殺人事件、それから数年後に見つかった白骨死体、それからさらに三年後に発生した連続殺人事件の捜査の様子を描いた小説。

    警察ものらしく最初に起こる殺人事件の捜査の描き方は証言や、証拠に基づいた地味なもの。
    舞台が東京に移り連続殺人の捜査が始まる段からも、捜査自体は地味なものが続くのですが、それを感じさせない文体のパワーがあります。

    中でもそのパワーを感じさせられるのは捜査会議の場面。さまざまな個性的な人物が入り乱れる捜査会議はとてもリアルで、その場の刑事たちの息遣いさえもが感じられそう。ものすごい文章力です……

    刑事たちの中に女性刑事はいなくて、男性刑事ばかりなのですが、彼らのエゴやプライドがぶつかり合う描写も非常に巧い!著者の高村さんが女性なのが信じられないくらい(笑)

    精神的に不安定な犯人の描写も、それに負けず劣らずパワーがあります。だからついつい読み入ってしまう。

    捜査の様子も非常にリアル。中でも週刊誌への圧力をかける場面は実際に著者の高村さんがそこにいたのではないか、と思わされるほど。

    事件のピースはところどころ見えているのですが、全容となるとさっぱり……これは下巻が楽しみです!

    第109回直木賞
    第12回日本冒険小説協会大賞
    1994年版このミステリーがすごい!1位

  • 昔読んだ本

  • 2018/12/10 読み終わった。
    マ・ア・ク・ス!て、印象的。下巻の裏表紙。
    ミステリとして面白いし、自閉症だったかな?病気の人の精神描写はいつも面白い。

  • 映画化されていたので登場人物を脳内で変換して読む。
    合田雄一郎は中井貴一...まあいいか。
    高木真知子が名取裕子なのでイメージはよいのだが年齢補正に苦労。江口尚希はサービスシーンか(^^)。

    前半なので謎がいい感じに撒かれている。

    警察がここまで脚の引っ張り合いをする組織なのかどうかは知らないが、細かい心理描写や日付を区切った構成のせいか、展開の遅さを感じずストレスなく読めた。(この前に読んでいた本に比べて活字が大きいせいかもしれないが)

    一酸化炭素中毒の後遺症(たぶん)で記憶力も思考能力もほとんどないはずの犯人像は、不自然というか奇を衒いすぎている気もするが、後半どう持っていくのか楽しみにしたい。

    真知子が手紙を読んだシーンのフラグ感が半端ではないが、記憶障害という設定と、小道具のすし屋やスイカも伏線だったとわかり、少しぐっと来た。

    後半に期待。

  • 刑事モノの長編を読んだのは初めてなせいか所々用語が分からずのめり込めなかった。同じ形容動詞が繰り返されるのも読み進める中で気になった点。合田雄一郎の主人公としての存在感がいまいち薄く感じるのは普段純文学ばかり読んでいるせいかな。

  • 単行本が出た時にも読んだけど、文庫版になると“書き直し”と言えるくらい加筆されるというので、改めて読んでみた。

    確かに、ストーリーや登場人物の心裏のヒダヒダがくっきりして、ますます緊迫感が増した! 絶対お薦め的一冊(上下二冊だが)。

    重要な舞台として北岳(南アルプス)や穂高(北アルプス)などが出て来るんだが、まだ実物を見たことはないものの、前回読んだ時よりは知っているのでその分さらに興味も深い。実際に行ったことがある場所だったらもっと面白いんだろうなー。

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • シンガポールのお供に。高村作品だったら、頁数に対する文字量が多いから、長期旅行にはうってつけかと思って。確かにそれはそれで間違いなかったんだけど、意外に移動中や現地で読書の時間を割けず、読了が今になってしまった。プラス、早めに読みたい情報誌とか、新年度異動に伴うバタバタとかが相俟って、ここ最近でいうと、久しぶりに一冊読むのにこんなに時間がかかった。更には、内容がいまひとつ好きじゃない、ってのもその理由。この分だと、後半に取り掛かるのがだいぶ先になってしまうかも…忘れてないか心配。

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著者プロフィール

●高村薫……1953年、大阪に生まれ。国際基督教大学を卒業。商社勤務をへて、1990年『黄金を抱いて翔べ』で第3回日本推理サスペンス大賞を受賞。93年『リヴィエラを撃て』(新潮文庫)で日本推理作家協会賞、『マークスの山』(講談社文庫)で直木賞を受賞。著書に『レディ・ジョーカー』『神の火』『照柿』(以上、新潮文庫)などがある。

「2014年 『日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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