氷上の光と影―知られざるフィギュアスケート (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101347318

作品紹介・あらすじ

氷上の華麗な舞は、観る者を魅了する。だが、その水面下では壮絶なドラマが繰り広げられている。より高い「技術」と、より美しい「芸術」との狭間で、日々闘い続ける選手たち。そして、彼らを支えるコーチや振付師の役割とは何なのか。また、複雑な採点方法、4回転ジャンプ、トリプルアクセル等々、進化する専門用語も解説。フィギュアスケートの深淵を描く本格ノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 2007年発行なので、トリノまでの主要なシングルスケーターと流れを把握できる。

    ロシアのタラソワ氏が19歳にして 表彰式のハプニングで負傷、そこからコーチへの道が というのだから
    もし負傷せず、スケーターとして歩んでいたら ガラリと歴史は変わるのだろうなぁ。。。

    最近は日本も強い選手が登場して でもその分システムやコンピューターも充実しているけれど
    アナログ時代や旧採点方式時代の強豪国は
    なかなか受け入れられない判定をされた選手もいるのだろうなぁ。。
    それを乗り越えて、誰にでも認めさせてみせる、となるのも凄い。

  • まえがき 五輪金メダルの先にあるもの
    第1章 五輪金メダルという魔物
    第2章 フィギュアスケートが揺らいだとき
    第3章 美の競演の内側
    第4章 スケーターを支える人々
    第5章 新採点方式とフィギュアの未来

    著者:田中明子(1962-、盛岡市、ノンフィクションライター)

  • 【本の内容】
    氷上の華麗な舞は、観る者を魅了する。

    だが、その水面下では壮絶なドラマが繰り広げられている。

    より高い「技術」と、より美しい「芸術」との狭間で、日々闘い続ける選手たち。

    そして、彼らを支えるコーチや振付師の役割とは何なのか。

    また、複雑な採点方法、4回転ジャンプ、トリプルアクセル等々、進化する専門用語も解説。

    フィギュアスケートの深淵を描く本格ノンフィクション。

    [ 目次 ]
    まえがき 五輪金メダルの先にあるもの
    第1章 五輪金メダルという魔物
    第2章 フィギュアスケートが揺らいだとき
    第3章 美の競演の内側
    第4章 スケーターを支える人々
    第5章 新採点方式とフィギュアの未来

    [ POP ]
    著者のフィギュアスケート取材歴はざっと20年。

    それだけに発言に年季が入っている。

    世界最高のジャンパーは伊藤みどり。滑りのうまさで言えば佐藤有香。

    そして究極はジャネット・リンだと書く。

    また採点競技ゆえの難題にも言及。

    〈人間である限り、個人的な感情も入ってくる〉。

    だが本書はそれらも含めフィギュアの魅力だと教えてくれる。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ノンフィクションライターの田村さんのフィギュアスケート本。
    平成19年の本だから、トリノオリンピック後あたりからそれ以前のお話をざっくり書いてるって感じです。
    ある程度のフィギュアファンには物足りないと思うけれど、フィギュアスケートってどんな人たちがどんなことをしているのか大まかに知りたいって人には良いと思います。
    文庫本には、トリノで優勝後の荒川静香さんのインタビューとプロスケーターで指導者でもある佐藤有香さんの解説があります。

  • 先日、とある自転車レースに参加しました。結果については口を閉ざすとして、まあ無事に完走した、とだけご報告申し上げます。
    しかし現実に突きつけられた結果は、誰もが納得するもの。自分より先にゴールした人に対して、本当は俺の方が先に着いたのさなどと発言すれば、頭の構造を疑はれることでせう。

    『氷上の光と影』を読みながら、フィギュアスケートの判定の難しさといふものを改めて知らされ、ついそんなことを思つたのです。
    判定するジャッジも人の子だなと。
    長年に渡りフィギュアを取材し続けてきた著者だけに、まことに説得力があるのです。
    特にわたくしのやうな門外漢には、ほほうと唸る話ばかりであります。そこまでバラしても良いのか。

    今まで、テレビ観戦時に感じた疑問とか疑念とかがたちまち晴れてゆく書物であります。

    では、ご機嫌良う。

    http://ameblo.jp/genjigawa/entry-11349713908.html

  • なんか対カナダだけ、あからさまに敵愾心が...

    記者として書くなら、事実と意見をゴチャ混ぜにしないという最低ラインは守って欲しかった。

    他は参考になる点も多いだけに残念。

  • タイトルから想像するアングラな部分はなく(「影」はバックスタッフのことらしい。あとがきより)、フィギュアスケートの基礎知識入門本だった。エピソード織り交ぜつつで、分かりやすい解説だった。未だにジャンプの種類は分からないけど。

  • 四大陸選手権の真っただ中にタイムリーな感じで読みました。
    読みつつ試合を見ると「なるほど~」と思うこと多し。
    私の中でもナンバーワンはやっぱり「伊藤みどり」さんです。

  • フィギュアの裏と表、ジャッジの難しさ、スポーツか芸術か

  • 高橋大輔、織田信成、安藤美姫、浅田真央…更にその下の若い世代にも、続々と国際試合でメダルを獲得、または入賞と好成績を残す選手が成長しつつあり、フィギュア大国となったかに見える日本。
    その契機のひとつとなった、荒川静香のトリノ五輪金メダル獲得はなぜ可能だったのか。
    また、一般の観客、視聴者にはわかりにくいとされる採点方法の変遷と仕組み。
    リレハンメル五輪の直前に起きたケリガン襲撃事件。
    ソルトレイク五輪ペア不正採点疑惑。
    ウィンタースポーツの花形、芸術性と美しさを求められながらもスポーツであり、他ならぬ採点競技であるフィギュアスケートの舞台裏と、選手たちを彩る光と影に迫るノンフィクション。

    著者はフィギュアスケートを取材して約20年。フィギュアスケート界の変遷を、間近で見続けてきた事情通のようです。
    各国の現役の、または既に引退した選手、コーチ、振付師、そしてジャッジとの交流があるスポーツライターだからこそできた取材、その著書なのでしょう。
    冷戦時代から続く各国ISU審判の攻防。無責任に煽り立てるだけのマスコミ。嫌気がさして離れていくファン。翻弄される選手たち。
    それはリレハンメル・ソルトレイク五輪で起きたそれぞれの事件で浮き彫りとなり、そのために採点方法や競技内容に変更がなされ、けれど、バンクーバーでもまた、国を変えて同じことが繰り返されているように思います。
    スケート界の仕組みや慣習、ルールや技術の解説もあり、スケートは好きで見るけどイマイチ詳しいことはわからないという人にお勧めです。

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著者プロフィール

盛岡生まれ。翻訳家、ノンフィクションライター。冬はフィギュアスケートの取材も行う。著書に、『知的な英語、好かれる英語』(NHK出版)『パーフェクトプログラム━日本フィギュアスケート史上最大の挑戦』(新潮社)』など。翻訳にロングセラー『ガラクタ捨てれば自分が見える』(小学館)、自ら日本に売り込んでベストセラーとなった『ルールズ~理想の男性と結婚するための35の法則』がある。

「2020年 『ワンランク品のよくなる英会話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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