ビタミンF (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 6421
レビュー : 662
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349152

感想・レビュー・書評

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  • どこにでもありそうな家族のちょっとした悩みや行き違いを描いていて、ああそうだよなあと思わされる。家族のありがたみや大事さに気づかせてくれる一冊。

  • よかったです。様々な家庭の環境の変化などを描いたいい作品でした。10回ぐらいは読めそう。

  • 中学生の子供を持つ親のお話が多いですね。
    思春期ってやつはなかなか難しいですね。
    色々・・・・
    考えさせられるし,学ばせてもらう素敵な本ですね。

  •  「ビタミン」のA,B,C,Dはあるが、「ビタミンF」はない。このFは、著者・重松清の造語で、彼の小説のテーマがそのままあてはめられている。すなわちFamily(家族)、Friend(友人)、Fight(争い)、Fragile(人間関係はもろい)、Fortune(運命には抗えない)…etc。
     7つの短いストーリーには、ごく普通のおじさんが登場し、複数の「F」について悩む。「あ~、そうそう。自分もそうだった」と共感しながら読み進めることができる。各ストーリーとも必ずしもハッピーエンドではないが、「こんなもんだよね」と納得できる。これらが重松作品が広く支持を得ている理由だろう。

  • 重松さん4作目。そして直木賞受賞作。
    おれの数年後の30代後半から40歳くらいをモデルに描かれた短編7作が収まってまっせ。印象に残ったのはセッちゃんかな。悲しすぎますな。どの話も現実からそんなに離れてない内容なので、もしかして自分にも!?な~んてこと、考えちゃいますよね。

  • 初めて読んだ重松清さんの作品。

    ちょっと身につまされるような話もあり、痛かったのを覚えている。

  • 40歳前後の人生でいうと中途半端な頃に差し掛かっている主人公が、家族と向き合う物語。
    それぞれのお話で、あるきっかけが家族と向き合う契機となるのだが、それを経て家族というものを考え直させていく。
    はっきりとは描かれないが、そこには希望の光を感じさせる。
    中学生の女の子がいじめにあうお話の「セッちゃん」が、同じ年頃の娘を持つ自分としては、胸に迫って秀逸だ。

  • 面白かった。

    中年、に差し掛かってきた36歳はうん。うん。と、ついつい頷いてしまうような他人の日常を垣間見るような一冊。

    なんかこうね、わかるよ。それ。

    っていう。自分の子供、妻、夫、過去、未来、どれのどこをとっても、わかるよ。その気持ち。っていう話が全編通して語られており、36歳の私でそうなんだから多分、若い人はいつかあーって思うから読んだ方がいいし、もっと上の人は、あったなーそういうこと。って思うんじゃないかなー

    そして、人生と一緒で色々あるけど死ぬまで結果なんかわからない。

    っていうどんな結論も結局出し切らないそんな重松清の短編にどうしても自分を寄り添わせたくなるような本でした。

    多分私にもありそうだなこれ。って全編通して思えるからすごいよ。ほんと。

  • 「家族」について思い悩んでしまったとき、そのビタミン不足を補う短編集。正解のない問いであるからこそ、物語中の救いが、直接傷を塞ぐのではなく、栄養素としてじんわりと染み渡るのだろう。

  • おすすめしてくださった方曰く、噛みしめて読んで、と。
    噛みしめる前に、深く響いてくる物語。

    この世代のフツーの男性、家庭を持ったお父さんたちの日常の中の心の機微を通じて、家庭って?家族ってとひっきりなしに問いかけられる。
    主人公に移入するのはもちろんだけれど、彼らの子ども、昔の恋人、同僚など十人十色の境遇にも思いを馳せる。
    そして、もちろん配偶者にも・・。その立場だったら・・・想像すると苦しいような楽しいような・・。
    このままでも日々は波風たてずに続いていくけれど、もっと・・・という想いがリンクする。

    果たして家庭は帰るところなんだろうか。
    それともそこを基地として出ていく所なのだろうか。

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著者プロフィール

重松清(しげまつ・きよし)
一九六三年岡山県生まれ。一九九一年『ビフォア・ラン』でデビュー。一九九九年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、同年『エイジ』で山本周五郎賞、二〇〇一年『ビタミンF』で直木賞、二〇一〇年『十字架』で吉川英治文学賞、二〇一四年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞。

「2019年 『掌篇歳時記 秋冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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