- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101349206
作品紹介・あらすじ
小学四年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子、マコトがやってきた。転校早々「わたし、この学校の番長になる!」と宣言したマコトに、みんなはびっくり。でも、小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも強く、優しく、友だち思いで、頼りになるやつだったんだ-。サイコーの相棒になったマコトとツヨシが駆けぬけた一年間の、決して忘れられない友情物語。
感想・レビュー・書評
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大人になったツヨシ君の小学校4年生の時の忘れ難い友達との1年を思い出。
その子は、一輪車とくちぶえが得意な転校生。弱気を助け強気を挫く、目指すは学校の番長という女の子。彼女を知れば知るほど、その強さや優しさに惹かれてく。
文庫化されていましたが、文章は児童書かな?と思って読みましたが、最後に雑誌「小学生4年生」の連載と知りました。
休刊になって久しい学習雑誌ですが、私の小学校時代には、他に情報もなく、「幼稚園」から「小学6年生」までがっつり定期購読してましたわ。隅々まで読んで、たぶん今も多少なりとも雑学として残っているものがあるんじゃないかなぁ。今はいろんな媒体があるから、どこでもなんでも読めちゃうけど、紙ならではの繰り返し感とか好きなところが汚れ気味とか、そんなのも良かったですよ。-
2023/01/13
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2023/01/13
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マコトと、僕の仲良しさていうかもう全てにおいて感動しました。重松清さんの本は、もう全部涙が止まりませんでした。
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「くちぶえ番長」良かった。
面白くて楽しかったなって感想です。
実際にあった話かなあって思いますよね。どうなんだろう^_^
悲しかったり悔しかったり楽しかったたりと気持ち温まる物語でした。
マコトちゃんて素敵な女の子ですね。いつかマコトちゃんとツヨシくん会えるといいなって思いました。
くちぶえを吹くと涙が止まるのですね。 -
運動神経がよくて、かっこいいおんなのこ。
なぜちょんまげなのか。
ちゃんと意味がありました。
お別れと、思い出を大事にする気持ち。
いつまでも忘れてはいけない気持ちです。
自分にとって大事なことはなにか。
今それをしなければ後悔するだろうな、とおもえたから、だから一生懸命生きている、それがかっこいいし、それが自分だけでなく人にも影響を与えている。
いい生き方の見本ですね。
みなさん読んでみてくださいね。 -
あたたかい物語。
重松清さんの作品はとんびに
次2作目。
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重松さんの作品の中で1番誰でも読みやすいのがこの作品。
文字も大きく、ページ数もかなり少ないので小学生でも読めると思います。
ですが内容もかなり興味深く定期的に読み返したくなります。 -
小学4年生のツヨシのクラスにやって来た転校生。一輪車とくちぶえが上手なチョンマゲ頭の女の子、マコトは転校初日に「わたし、この学校の番長になる!」と宣言。マコトとの出会いで、ツヨシと周りのみんなが少しずつ変わっていく物語
純粋で傷付きやすくて、少しずつ成長している段階の小学4年生の世界・・・
小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも優しくて強くて思いやりがあって、とびきりキュートだった。特に得意な一輪車で珍しく転んだ場面は、とっても可愛くて微笑ましかった。
私にとってのマコトは、クラスメイトではなく実の姉だったんだと思う。2歳違いの姉は私にとって最強女子で、いつも妹を守ってくれて、強くて頼り甲斐があって、とびきり面白くて、まさに自慢の姉だった。
そういえば、私にくちぶえを教えてくれたのも姉だったな笑
重松清さんが小学生の目線で描かれた物語は、やっぱりいつ読んでも温かくて、たくさんの学びが詰まってると思う。言葉で言い表せない感情の名前を、豊富な語彙力で表現出来るところを、敢えてしっかりと小学4年生の目線のままで描かれている。だからこそ、読み手はツヨシの目線に合わせて、子供時代にタイムスリップした気持ちで引き込まれるのだと思う。
小学生の頃の毎日って、今と全く違う感情や考え方で物事を捉えていたんだけど、どんなだったかなぁと思い出そうとしても、残念ながらすごく断片的にしか出て来ない。
こんな事があってどんな風に感じたとか、繊細な気持ちを抱いていたことは記憶の奥底にあって、自分でも存在していたことすら忘れかけている。
けれど、重松さんの作品に触れると、そういった微かで曖昧な記憶が、しだいに輪郭を帯びて、時に鮮やかによみがえって来る。
楽しかったことや嬉しかった記憶だけでなく、哀しくて苦かった記憶も含めて、ありのままに受け入れられる年頃になってきたからかもしれないが、そういう意味で自分とゆっくり向き合える作品でもあるなぁと思った。
文体は平易で、小学生から読める作品なので、子供から大人まで幅広い世代の方にオススメしたい。
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小学4年生のツヨシの目線がリアル。
大人から見たら3.4年生はギャングエイジ、分かりにくい年代だと言われるけど、当人たちはいい事にも悪い事にも一生懸命に遊んで楽しんで悩んで頑張って耐えて…いたんだな。とツヨシとマコト、ジャンボ、タッチ…みんなを見てると、私もそうだったな、と思い出す。
4年生の時にいつも一緒にいたあの子はどうしてるだろうか?
突然失礼いたします。
私は重松清さんの大ファンで、中でもこの本はとても好きな本なんです。
いいね をいっぱい押したい思...
突然失礼いたします。
私は重松清さんの大ファンで、中でもこの本はとても好きな本なんです。
いいね をいっぱい押したい思いで、コメントしてしまいました。
これからもよろしくお願いいたします。