くちぶえ番長 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2618
レビュー : 327
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349206

作品紹介・あらすじ

小学四年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子、マコトがやってきた。転校早々「わたし、この学校の番長になる!」と宣言したマコトに、みんなはびっくり。でも、小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも強く、優しく、友だち思いで、頼りになるやつだったんだ-。サイコーの相棒になったマコトとツヨシが駆けぬけた一年間の、決して忘れられない友情物語。

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいて苦しくなるところも、恥ずかしくなるところも、優しくなるところもあり。
    読みやすいし、読み終わったあとは温かい気持ちになります。マコトは本当にいるのかな?いるんだろうなって、耳をすませてみたりね。口笛の音が聞こえてきたら、すごくすごく嬉しいのに。

  • この本を読んだ小学生は、みんな必ず面白かったと言う。今まで外したことがない1冊。とくに4、5年生ぐらいの女の子に人気。この話は、作者の探し人の張り紙のようなもので、作者が4年生の時にあらわれて転校してしまったマコトという女の子をさがすために書かれた本だという。この本を書いたことで、無事マコトと再会できたのだろうか。カラっと明るい中にも心にずしっとひびくものがある素敵な読みものだった。

  • キヨシの父親と転校してきたマコトの父親とは幼馴染 早くに父をなくしたマコトは非常にたくましい 家庭の事情でまた転校してしまうまでの1年間の出来事 その後マコトとは連絡がとれず マコトを見つけたい一心から小説家になったキヨシがこの本を書く・・・という設定 でその後マコトから連絡はありましたか?と尋ねてみたい 図書館では一般書の棚にあるけど子供にどんどん読んでもらいたい しょげている子供を見つけたらこの本を薦めてあげてほしい

  • 子供の純粋さと弱さを、心情の描写豊かに表現している作品。
    なんというか、子供の頃のことを重ねて懐かしく、楽しく、切ない気持ちにさせてくれた。

  • 内容は児童向け。小学4年生に連載されていたものらしいです。
    小4のツヨシのクラスに、くちぶえと一輪車が得意なマコトが転校してきます。マコトは初日のあいさつで女の子なのに番長になる宣言をします。
    マコトは宣言どおり、弱いモノいじめを許さず、意地悪な上級生にも立ち向かう、みんなの頼りになる存在になります。ちょっとひねくれモノだけど、正義感の人一倍強いマコトと一緒にいるうちにツヨシたちにも変化があらわれます。
    子どもたちの友情成長物語です。
    子どもにはもちろんおススメです。大人でも児童向けと侮ってかからないほうがいいです。子ども時代を想い出し、心が懐かしさやら何やらにグッともっていかれます。大人にもおススメです。あっと言う間に読めます。

  • すべての小学生に読んでほしい。そして、わたしのように単純な子には、マコトくんかツヨシを目指してほしい。こんな子が増えたら、もっともっと日本は明るくなる。

    小学生じゃなくても、年は違っても、今からでも遅くはない。自分の心のどこかにマコトくんを住まわせて、正義を振りかざすのも、きっと気持ちいいだろうなあとおもった。

    読み終わったあと、やわらかくて熱い正義感がふつふつと湧いてきた。

  • 子どもに買ってあげた本でしたが、子どもが、『お父さん!すごくおもしろかった。』と言ったので、自分でも読んでみました。
    大人でも純粋に楽しめました。
    小学生のころを思い出させてもらった一冊でした。

  • 小学生に戻りたい!

  • 児童書のようですが、大人の心も柔らかく優しくしてくれるお話でした。涙をこらえて吹くから、くちぶえの音色って憂いを感じるのですね。

  • 楽しかった小学生時代を思い出しながら読んだ。正義の味方、弱い者の味方である番長っていいですね。いじめを学級会議にかける前にできること、ただ手を差し伸べればいいだけ、話しかければいいだけなんだよね。
    駄菓子屋に行ったり、夏休みにプールに行って泳ぎの練習したり、子供の時しか味わえない子供の思い出。あ~素晴らしい!

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著者プロフィール

重松 清(しげまつ きよし)。1963年、岡山県生まれの小説家。早稲田大学教育学部卒業。
出版社勤務を経て、フリーライターとして独立。ドラマ・映画のノベライズなどを手がけたのち、1991年『ビフォア・ラン』で小説家デビュー。
1999年『エイジ』で山本周五郎賞、2000年『ビタミンF』で直木賞、2002年『流星ワゴン』で「本の雑誌年間ベスト1」、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。
山本周五郎賞、講談社ノンフィクション賞選考委員を務める。2017年、早稲田大学文化構想学部客員教授に就任。
『とんび』、『青い鳥』、『流星ワゴン』をはじめ、多くの代表作がドラマ化、映画化されている。

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