星に願いを さつき断景 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2008年11月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784101349237

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

時代の変化と人々の感情が交錯する物語は、読者に深い共感を呼び起こします。特に、1995年から始まるストーリーは、地下鉄サリン事件や阪神淡路大震災など、激動の時代を背景に展開され、当時の社会情勢を知る貴...

感想・レビュー・書評

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  • 自分が生きていない時代の世間の様子について知ることができておもしろかった!絶対にこの本を読んでいなかったら地下鉄サリン事件についてしらないままだったと思います。そして、少し興味が湧いたのはノストラダムスの大予言。当時の人は1999年をどのように過ごしていたかきになる!

    • ヤスさん
      初めまして。
      ノストラダムスは本当に怖がっていましたよ笑
      あの当時学校の図書室にそれについて書かれた本があって、やめておけばいいのに読んでは...
      初めまして。
      ノストラダムスは本当に怖がっていましたよ笑
      あの当時学校の図書室にそれについて書かれた本があって、やめておけばいいのに読んでは不安になっていました。
      地下鉄サリンは、そのせいで東京への修学旅行の予定が色々変更になりました。
      懐かしいと思いながらコメントさせていただきました。
      2024/11/14
    • うたえながさん
      ヤスさん、コメントありがとうございます!いろいろ大変な時代だったんですね…
      ヤスさん、コメントありがとうございます!いろいろ大変な時代だったんですね…
      2024/11/16
  • 世代が違う全く別の3人の男性の6年間の5月1日を一年毎に描かれています。
    阪神大震災のボランティアに参加した高校から大学生になる青年、地下鉄サリン事件に一本早く電車に乗ったために間逃れたお父さん、定年直前にリストラにあってしまった父親。
    それぞれの世代で感じることを、その年に起こった重大事件とからませながら、心の中を描いています。
    世代による心情の違いがはっきり表現されていて とても面白く読みました。
    重松作品はどの本もそうですが、決してハッピーエンドには終わらないけれど、読み終えると そこに立ち向かう勇気をもらえます。
    次も重松作品を読む予定です。。

  • 重松清読みたいなあと思って、古本屋で購入した一冊。パラ見して、題材となっている年代が生まれ年に近く、自然と購入した。世代の違うタカユキ、ヤマグチさん、アサダ氏の6年分の5/1を書いた物語。他の作品でも思ったけど、著者の文章は角がない柔らかい文章が印象的で、気づいたときにはどっぷり感情移入している。受験が上手くいかないことも奥さんが亡くなったことも娘とうまく接せられないときも自分のことみたいに苦しいし、文章読むだけなのに気持ちが動く、小説はいいなあと改めて思えた。

    今もAIや災害、日々の犯罪と騒がしく思うけど、1995年から始まるこの物語もサリンや阪神淡路震災、Y2K、ノストラダムスと忙しかったんだろうなと思う。地球の歴史からみると常に激動の時代にいる人間界は忙しすぎる。タカユキは終わりと始まりがないことを憂いていたけど、自分は区切りが多すぎる気がしていて、もっと社会の成長も緩やかでいいのでは?と思う。なにかと次のステップに進むことが推奨され、効率を上げること、時間を有効に使うことが洗練されすぎて動物として異常に思う。ふつうに。
    本作みたいにいくつになっても、どの立場でも悩みは無くならないんだろうけど、割り切って健やかに暮らしたい。

  • 重松清久しぶりに読みたくて取った。
    同じ年月の変化を取り上げていても、その人の年齢だったり置かれているライフイベントなどで感じること考えることは本当に違ってくるんだなと実感。

    自分が生きていない時代のニュースや出来事は素直に知ったことが面白かった。

  • 阪神大震災、地下鉄サリン事件の起こった1995年から以降のGWをきりとり、ヤマグチさん、アサダ氏、タカユキの3人の生活を切り取ることで、いろいろな人が何を気にしながら毎日を生きているのかを描いている。いろいろな切り口を準備することで、少しづつ「あ、これは自分だ」と思える部分があるのでは。世の中に対し、真っ当に怒ったり、大人の事情で乗り切ったり、だらだら生活したり、しっかり取り組んだり。出会いや別れがあったり。
    でもほんわかする部分を大事に描かれており、最後はほんの少し暖かくなったりするような。

  • まぁまぁ淡々とはしてるけどよかった。浅井リョウみたいにグサグサはささらんけど、たまに刺さってくる。前は重松さんあんまり好きじゃなかったけど、今回いいなって思った

  • 阪神大震災や地下鉄サリン事件のあった年からの3人の人生をそれぞれ描写している。その年のニュースやスポーツのことが並べられてるあたりとか、ストーリー性がなくてよく意味がわからなかった。

  • 20150501

  • 主人公は三人。
    どんな事があっても、家族は変わらなくて、それが何気ない日常の一部になる。

  • ここのところ重松清を読んでいるが、今回はイマイチ。実際にあった事件が話題として出てきて懐かしかった

  • 重松さんらしいなと思わせる作品だった。
    23歳の僕は、タカユキの気持ちも分かるし、ヤマグチさんの気持ちも、アサダ氏の気持ちも何と無く分かる気がして心が暖かくなりました。

  • 1995年から2000年間での3人の主人公の心の機微を描いた作品。
    重松作品らしく、主人公たちの心情がよく描かれているが、世情があまりにもやるせない事件に溢れていたせいか、あまり活きていない気がする。
    個人的には地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災はもちろん大事件だったが、その後のちょうどこの作品をの描かれている間に出産育児をしていたので、暗い事件には一層の戦慄を覚える。その辺りがいまいち入り込めなかったかもしれない。

  • p133「事故の翌日、新潟県の柏崎原発では、世界一の出力試験運転を達成している。だいじょうぶなのか?ほんとうに信じられるのか?いつかーそれほど遠くないいつか、もっと重大で深刻な事故が起きてしまうのではないかと、アサダ氏には思えてしかたないのである」という言葉に震えた。
    もっと私たちは色んな声を、今、この瞬間も紡がれている一つひとつの言葉を大切にしなくちゃいけないと思う。

  • 2014.3.25読了

  • 主人公は全部で3人。何か特別な人間というわけではなく、ただその辺にいるような普通の人たちです。場面の切り替えが早くてちょっとついていけないところはありましたが。
    それよりも3人に共感できる部分がなかったのが辛い。アサダさんとヤマグチさんはおじさんだし、タカユキは常にマイナス思考で読んでてウンザリでした。アサダさんとヤマグチさんは想像で補うことができるけど、タカユキのダメっぷりは本当に酷い。高校生活や受験は自分も通ってきた道だけど、こんな駄目じゃなかったし、周りにもタカユキのような奴はいませんでした。それぞれの年の最後にちょっと盛り返すんだけど、翌年にはまた落ちてるというパターンが5年。これはしんどかったし、多分こいつはこれからも繰り返すような気がしてならないです。こいつの何をもって先生に向いてるとか言うのでしょうか。
    1995年頃は記憶も曖昧だけど、最後の方にはこんなこともあったなーって懐かしく思いました。それだけが面白かったかな。
    サリン事件や阪神大震災の話題で始まった物語なのに、なんだか少し物足りなかったです。

  • こういうシンプルで淡々と生きている人々の
    日常を描くのって、案外難しいのではないだろうか。

    「シンプルで淡々」の中に隠されたそれぞれの悩み。

    地下鉄サリン事件や阪神大震災の頃から
    2000年までの5月1日の、3人の主人公の日常を切り取った作品。
    妙にリアル。

    大きな悩みでなくとも、すさんだ現状を見ると
    誰でも星に願いたくなるってもんだ。

  • 20131022読了

  • 1995年〜2000年の5月、ゴールデンウィーク。阪神大震災のボランティアに行ったタカユキ、娘が嫁ぎ、奥さんはガンに、息子は大学生に…アサダ家、サリン事件にあわや遭うところだった、小学生の娘をもつヤマグチ氏…

  • まさに「断景」という感じ。1995年から2000年までの様々なできごとを細切れに描いている。
    主人公は3人いるが、タカユキのストーリーが特に印象的だった。

    物語自体にすごく感動したわけではないが、読みながら色々な事件や事故、ニュースがあったなーと振り返った。

  • 世間の事件ほど
    登場人物たちに何が起こるでもない。

    世紀末こんなことあったって思わせられる。

    今はもっとおかしな世の中だけど。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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