たんぽぽ団地のひみつ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 113
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349374

作品紹介・あらすじ

取り壊しが決まった団地に暮らす祖父を訪ねた六年生の杏奈。そこはかつてドラマ『たんぽぽ団地のひみつ』のロケ地だった。夢の中で主演の少年、ワタルくんに出会ったことをきっかけに、杏奈と祖父、そして住民たちは、団地をめぐる時空を超えた冒険に巻き込まれて──。大人たちが生きた過去への憧憬と、未来へ向かう子どもたちへの祝福に満ちたミラクルストーリー。『たんぽぽ団地』改題。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに読む重松作品。

    スタートからなんか不思議な違和感を感じながらの展開。
    その違和感は、なぜか途中から「あ、これってこういうもんなんだな」と納得が出来てしまう。

    子供から大人まで、登場人物すべての「懐かしい」を感じられる。
    かと言って登場人物の誰かに自己投影できるかというと、どっちかというとそうではなく、どちらかというと自分も登場人物のひとりになったかのような感じになる。

    昔、確かに『少年ドラマ』ってあったなぁ。
    NHKのは世代が違うのかわからないのだけれど、『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』とか大好きだった。
    誰が出ていたのかも覚えていないし、わざわざ思い出して懐かしむことも無く、何気なくあんなドラマあったなと数年に一度くらい思う程度だけれど、出演者そのまま30年ぶりの新作とかあったらちょっと感動するかも。

    そんなちょっとした思いを形にしてくれた。
    結局最後まで違和感は違和感のままだったけれど、それもまたこの作品の一部。

    帯、すごいな。重松作品をすべて読んだわけではないけれど、ここまで言い切ってしまうなんて。
    なんか作家と編集者の関係性の良さを感じられる帯。

  • 重松清さんらしいストーリー展開。登場人物のキャラも安定感があって,すんなりと読めた。どこか懐かしい物語。

  • 一戸建てが夢のような時代。文化的な暮らしのために?長屋から団地へ、我も我もと住み替えていった時代があったね。日本中に"ニュータウン" が一体幾つできたんだろう。

    とある団地に住んだ人たちの、昔の出来事と今の出来事。どの時にも色々なことがあって、嬉しかったり悲しかったりしていたんだ。みんながね。
    私には、特別なミラクルが起きたわけではないけれど、それなりに色々あったんだ。ウン。

  • 構成に懲りすぎている印象。
    中身はシゲマツワールド そのもの。

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著者プロフィール

重松 清(しげまつ きよし)。1963年、岡山県生まれの小説家。早稲田大学教育学部卒業。
出版社勤務を経て、フリーライターとして独立。ドラマ・映画のノベライズなどを手がけたのち、1991年『ビフォア・ラン』で小説家デビュー。
1999年『エイジ』で山本周五郎賞、2000年『ビタミンF』で直木賞、2002年『流星ワゴン』で「本の雑誌年間ベスト1」、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。
山本周五郎賞、講談社ノンフィクション賞選考委員を務める。2017年、早稲田大学文化構想学部客員教授に就任。
『とんび』、『青い鳥』、『流星ワゴン』をはじめ、多くの代表作がドラマ化、映画化されている。

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