カレーライス 教室で出会った重松清 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1442
感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349398

作品紹介・あらすじ

教科書で読んだ物語は、あの日の学校にタイムスリップさせてくれる。給食の味が、放課後の空気が、先生や友だちの声が、よみがえってくる──。学習教材にたびたび登場する著者の作品のなかから、「カレーライス」「あいつの年賀状」「もうひとつのゲルマ」の文庫初登場三作を含む九つの短編を収録。おとなになっても決して忘れることはない、子どもたちの心とことばを育ててくれた名作集。

感想・レビュー・書評

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  • 今 一番好きな作家 重松 清氏。
    教科書や問題集に取り上げられることが多い短編を集めたもの。

    やっぱり 良い。。。
    しみじみ良いなぁ と思う。
    子供達には是非読んでほしい一冊です。
    大切にしたい一冊です。

    あとがきを読んで知ったのですが、重松氏は大学でゼミを持っているとのこと。
    生徒さんがうらやましい。
    重松氏の本はこれからもずっとかって読み続けたいと思います。。

  • 幾つかの短編集から集められた9作品。重松さんの小説は、義務教育の教室でも多く取り上げられている様ですね。今の教室に添った、子供目線の作品が数多くあるのですから、当然でしょうか。
    “卒業ホームラン”は学校外の、少年野球チームの監督と息子さんのお話でした。最後まで試合に出ることができなかった真面目に練習に取り組む少年。好きだから続けられる。忘れがちな気持ちが、気持ちよく描かれていました。
    自分が子供の頃を思うと、道徳の教材等で、正しい答えがある小説を読むのが苦手でした。正しい答えはわかっても、それを実行するのは難しい。
    実は、今でもその傾向はあるのです。

  • 学校の教科書に載っていたカレーライス!懐かしいと思い読み返しました。読み返してみると新しい発見もあり、面白かったです!

  • 教科書に載っている物語だそうです。
    本をこんなに読んでいるのが不思議なくらい、国語が苦手で、嫌いな子供だったので、どんな物語が教科書に載っていたのかも記憶にありません。笑

    教科書に載っているというだけあって、どの短編もホロッとする物語でした。

    中で一番すきなのは「ドロップスは神さまの涙」ですね。
    無愛想だけど、ちゃんと生徒をみてくれている保健室の先生がステキです。

    他の方の感想にもありましたが、コロナ禍に書かれている重松さんのあとがきにもホロッときました。
    一日でもはやく終息して〜 涙

  • いつもすばやいいるかさんが、どんな本をめくっているのか、興味を持ってしまいました!

      重松 清 先生ですね!
       私のしらない方でした。

    • 狐崎コンさん
      あの・・・こんにちは!
      あの・・・こんにちは!
      2022/04/06
    • 狐崎コンさん
      わたしも重松清ファンなんです!
      なにかおすすめの本があったらおしえてください・・・
      いいですか?
      わたしも重松清ファンなんです!
      なにかおすすめの本があったらおしえてください・・・
      いいですか?
      2022/04/06
    • りまのさん
      狐崎コンさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。
      もうお読みになったかもしれませんが、
      『ロング・ロング・アゴー』と、『青い鳥』を...
      狐崎コンさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。
      もうお読みになったかもしれませんが、
      『ロング・ロング・アゴー』と、『青い鳥』を、感動作として、おすすめします!
      でも、私より狐崎コンさんのほうが、重松清さんの作品をたくさん読んでいらっしゃると、思いますよ。 (*^_^*)
      2022/04/06
  • 重松清さんの本が好きです。感動がいっぱいあっておもしろ差がありました。色々な話があるので時間ない時に読むのがぴったりです!

  • 『自分のことは自分で決めなくてはならない』今回の短編作品から学びました。

  • 教科書にも載っている重松先生の作品。
    どうにも言い表せられない感情や心情がたくさん溢れてくる。
    今なら簡単に解決できる悩み事も、世界の終わりと思うぐらい悩んでいた子供時代。
    そんなときにこの作品たちに出会っていたら、少しは何かが変わったのかな。

  • 教科書の『カレーライス」から重松清さんに興味を持って『きみの友だち』を呼んだのが実は読書を好きになったきっかけで!
    読みやすいのにとても考えさせられる短編集。
    子どものころの思い出や気持ちが蘇ってくる。
    どれも面白かったけど『ドロップスは神さまの涙』が特に好きだった!

  • カレーライス。
    なんとなく既視感があるなと思ったら、国語の教科書に載ってた作品か。
    名前のつけられないような感情、心情が絶妙に描かれていて、小学生が読むのにぴったりだと思った。

    大人だと簡単に読める内容ではあるけど、それでも心に響くものがある作品が多かった。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

重松清の作品

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