ハレルヤ! (新潮文庫)

  • 新潮社 (2021年6月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784101349404

作品紹介・あらすじ

アカネたち五人は、学生時代のバンド仲間。社会人になって解散した後は、それぞれ子育てや仕事、恋愛に奮闘をつづけ、気がつくと、もう四十六歳になった。音楽さえあればゴキゲンだった青春時代とは違う「人生の後半戦」に鬱々としていたある日、あのキヨシローが遠くへ旅立った。伝説の男の啓示に導かれ、五人は再会を果たすのだが――。「ベイビー、生きるんだ」。勇気わきあがる感動長編。

みんなの感想まとめ

人生の後半戦を生きる仲間たちの再会を描いた物語は、過去の青春を懐かしむ一方で、現実の厳しさにも目を向けています。主人公たちは、学生時代のバンド仲間であり、久しぶりに集まることでそれぞれの人生の課題や苦...

感想・レビュー・書評

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  • 人生の後半戦、B面の始まり、への応援歌。
    20数年ぶりに再会する5人の男女の物語。

    私もここ数年、同窓会が増えてきたんですが、久しぶりに会う昔のクラスメイト、会社の同期…この小説の主人公たちと同じように、家庭や病気の問題を抱えていたり、仕事で色々あったり、本当に苦労をしている人が私の周りにも沢山いて、人生の過酷さを思い知らされます。若くて輝いていた頃を知っているだけに、辛いんですよね。
    この小説は、現実はしんどいけれども、明日へほんのり明るい兆しを感じさせる重松清さんらしいお話で良かったです。

  • 重松清の中ではあまり有名じゃなかったけど面白かった。普段はあまり読まないような重松清だった。

  • 「キングオブロック」キヨシローの、訃報。
    その、盛大なる葬儀に参列した、今は主婦のアカネ、46歳。
    キヨシローの啓示を受け、弾丸ツアーと称し、学生時代のバンド仲間との再会の旅に出る。

    人生後半戦の仲間たちは、それぞれ人生の課題と格闘中。そして、それぞれの人生に介入はできない。

    一日だけの、再会だけど、昔の仲間は、同志だね。

    共感できる部分は多けれど、ロックとバンドにあまりに疎くて。

    連載の最後、東北の大震災が発生して、著者はその気持ちを吐露されていた。多分、予定されていたラストとは変更されたのでしょう。

    “ハレルヤ”は、キヨシローさんと、復興していく東北へ。

  • やっと読み終わりました。
    読みやすいのに、少々苦痛でした。
    すみません。重松さんに申し訳ない。
    そもそもRCサクセションや清志郎に私は疎い。

    40代半ばの男女。高校時代のバンド仲間。
    キヨシローの死がきっかけで顔を合わせる。
    それぞれが仕事、家庭などに悩み生きている。
    人には他人からは理解されない苦労や悩みがあって、昔の友達だからこそ、仕事や子供抜きで理解してくれたりするのかな。
    イマイチ、登場人物に入り込めなかったです。

    この物語は、書かれた時期にちょうど東日本大震災があり、最終章で重松さんの思いが語られ、内容に少し反映していて、なかなか難しい構成になったかもしれません。
    明るい未来ある形で終われたのは良かったような、でも辛いだろうな、とぐらぐら揺れる読後感でした。

  • いるかさんの本棚でみっけ!
    重松清はマチガイナシ

    レコード(なつかしい)B面折り返しどころか
    フェイドアウト近い婆さんも、共感したよ

    青春を共にしたサークルの仲間はこの時期になっても
    まだ十分語り合えるんだもの

    いろんな大切な言葉がちりばめられてました

    ーいま、幸せですか……?ー

    ちっとも思い通りにならなかった人生だし
    今も道は険しいけれど まあ思いようだしね

    ≪ ツアーだね  誰も知らない  どこに行く ≫

    • いるかさん
      おはようございます。

      重松 清さん 良いですよね。。
      大好きで、本は全部大切にコレクションしています。
      すべてがうまくいくわけでは...
      おはようございます。

      重松 清さん 良いですよね。。
      大好きで、本は全部大切にコレクションしています。
      すべてがうまくいくわけではないけれど、もう少し頑張ってみようと元気がでます。

      素敵なレビュー ありがとうございました。
      これからもよろしくお願いいたします。。
      2021/12/01
    • はまだかよこさん
      おはようございます。
      私も大好きな作家さんです。
      ここんところ、女性の作家に偏っているのですが
      重松清さんは別です((´∀`))
       ...
      おはようございます。
      私も大好きな作家さんです。
      ここんところ、女性の作家に偏っているのですが
      重松清さんは別です((´∀`))
       
      こちらこそよろしくお願いいたします
      2021/12/02
  • ところどころにキヨシローが、RCサクセションが登場して、それがきっかけになって話がぐっと進んだり、止まったり、戻ったり。

    キヨシローが亡くなったのをきっかけに、アカネがショットガン.ホーンズのメンバー4人に会う。各々、解散してから今までのなんやかんや、現在のなんやかんや…
    そうだよね、いい事ばかりじゃ、いやいや上手いこといかない事の方が多かったよね。

    それでも各々の未来に向かって生きていく。

    じっくり読めたけど、ほんの一昼夜の話。こういう進みの遅い話もいいものだ。

  • やはり重松さんの本は「子供のいる中年男性」に刺さるんだなぁ…と再確認。
    しかし、この本読むにはちと早すぎた、かつ若すぎた。
    というのが率直な感想。

    キヨシローは忌野清志郎さんの事だと思うんですが、私は小説にもある晩年の時代しか知らず(昔そんなスゴい人だったとも知らず)ピンと来んかったです。

    しかしながら、今まで人生のB面(後半戦)なんて定年退職してからの話だろ、と考えてましたが、平均寿命的に言うと前半も残すところ僅か(?!)であることを悟り勝手に衝撃を受けました。

    アカネさんみたいに天啓により気づく人は多分稀で、気がつけばハーフタイムの休憩もないまま後半戦を迎える人が大半なのだろう。なぜか毎日子育てに奮闘する嫁が愛おしく思えた。

    人生の前後半。これに気づかさせてくれた意義は大きいです。
    気持ち的にはまだ前半真っ只中なんですがねー

  • キヨシローが亡くなった2009年の5月。親を看取り、子供が手を離れ、「人生のA面が終わった」アカネが動き出すことで物語は始まる。
    そして、懐かしい仲間たちとの再会の旅に出る。

    高校の吹奏楽部で一緒だったアカネ、ハクブン、キョーコ、チャワン、カン。彼らはサックスとブラスの5人組、ショットガンホーンズをかつて組んでいて、卒業後も吹奏楽のアンサンブル大会に出たりと、5年ほど活動をしていた。

    そして46歳になり、久々に再会した彼らは、それぞれの人生を生き、もがいていた。

    文中でも何度も触れているが、少し設定は「ブルースブラザーズ」を思わせる。
    かつてのバンドメンバーが旅をしながら再会していくところが。
    でも、物語は全体的に哀愁が漂っており、そして一人一人の人物像が丁寧に描かれていて、いかにも重松さん風なテイスト。
    重松さんを思わせる「小説家」の一人称のパートも織り交ぜており、それもやはり重松さん節、という感じ。

    終盤の展開も嫌いじゃない。理想的な夢物語で終わらず、リアルだけど希望もちゃんと感じる。

    私も楽器が大好きです。
    でも一人でいつも練習しているので寂しい…
    来年は私も仲間を作って音合わせをしたいな、と思っています♫

  • やっぱり重松さんはハズレがないな。
    ちょうど同年代の人たちの話で、わかるわかるって感じで読み終えた。
    私も人生の後半戦に入ったと感じていて、そっか、B面か!と納得。

  • 出てくる曲がどれも分からないから感情移入出来なかった。それにアカネの言動にもちょっとついていけなかった。
    ただ、バンド仲間と懐かしむだけでなく、時が経ってそれぞれの人生、双子ちゃんの子育てだったり、不倫だったり、左遷だったり、リストラだったり。
    そういうリアルっぽい悩みは引き込まれた。
    みんな真面目に人生歩んできたはずが折り返しの今、幸せですか?の返答に、躊躇してる。
    主な5人より、その周りにいる人が温かくて救われる。支局時代からのカンの後輩橋本『まだ終わってませんから』、チャワンの側でマイペースで天然だけど妙に勘がいい本間。救われる部分のある話はいいなと素直に思える。

  • RCサクセションのキヨシローが死んだ。から始まった昔のバンド仲間に会いに行く。
    5人のそれぞれの生活。3人の女と2人の男、若い頃の下手なバンドのセッション。
    でも、満ち足りていた。
    若い頃。

  • うーん。
    ちょっと、筆者の感傷がそのまま、未消化なまま、供され、どうも共感できなかった。

  • 読んでて気恥ずかしくなるタイプの重松清。
    あまりリアリティが無いので刺さらなかった。
    取ってつけたような最終章もピンと来なかったな。

  • 凄い事が起こってるんやけど、文章は落ち着いている。体が重くて動けないとか、ちょっとのことでは動じないとか、人生後半戦を迎えた大人をよく表している。僕も後半戦。がんばろ。

  • キヨシローは唯一無二のレジェンドです。
    「トランジスタラジオ」最高です!

  • 元バンド仲間の46歳。
    前期高齢者のおばさんにはまだまだこれから、の若さなんなんだけどね。

  • 学生バンドのメンバーの、中年になった時の話を、忌野清志郎とともに描いた作品。忌野清志郎に特段思い入れがなく、また登場人物と年齢が合わなかったため、共感できる要素が少なかった。ストーリーも単調。

  • 自信も楽しみも「前借り」から始めればいい。何かを始めてみてみる。弱さは中身より見せ方だなあと。

  • 登場人物たちより年齢は大きくなってしまったけど、今まさに同じような心境かも。私自身はアカネと似た状況。子育て一段落。さて、私の人生の第3章が始まるけれども、どうするかと。ここまで『今』が一番幸せだなと思いながら過ごしてきたけど、なんだろ…。なんだかモヤモヤした気分と物足りなさを感じるのは。ちょっと私もアカネのように旅に出てみようか。
    課せられてきた課題が終わりつつあるロス感なのかな…。

    この本は同じ世代にならないと登場人物が感じてること、言ってることの意味が分からないかも。青春時代のモヤモヤの第2弾なんだけどなぁ。

  • 重松清さんの作品が好きで、明るくスカッとした気分にさせてもらいたくて読みましたが、あんまり面白くなかった。
    夢はさめる、というか、非日常に嫌気が差して逃れようとしても、現実は変わらずそこにあるなーというか。『また明日からはいつもと変わらない日常』というのがリアルだなと。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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