窓の魚 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2418
レビュー : 279
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349565

感想・レビュー・書評

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  • 決して混じり合わない、でも時々予想もしないところで混じり合う、人と人の心。好きとか嫌いという感情だけではくくれない、誰かに対する気持ち。生きてるといろんなことがある。誰にもわかってもらえない気持ちを抱えながら、決してわかりあえない誰かを愛したり憎んだりする。そういうもんだよなーと思った。すごい小説だった。

  • 過去に読んだことのある西さんの作品とは雰囲気が異なり、私には解釈が難しいです。純文学の匂いが強いと思いました。
    正直に言うと面白いとは感じなかったので、積極的にすぐにまた読みたいとは思いませんが、もっと読書経験と人生経験を積んでから再読すると新たに見えてくるものがある気がします。なので、いつかまた読めたらいいな…。
    今はこんな感想しか書けません。
    うん…。
    西さんってこういうのも書くんだ。凄いな。

  • スッキリしない。
    よく分からない。

  • 温泉宿で一夜を過ごす、2組の恋人たち。それぞれが抱える深刻な問題は、言葉にならず、すれ違う。そして、翌朝、宿には一体の死体が発見される。
    同じ時間、同じ場所にいても、それぞれが見たもの、聞いたものが異なっているということは、仕事上もよく経験する。その人が何を見て何を聞いたのか。本当のところは、注意力の程度だけでなく、育ってきた背景、心に浮かんでいた光景、心に刻み込まれた情景などの違いにまで踏み込まなければ、分からないのかもしれない。珍しく、読み終えてすぐに、読み返したくなる本だった。

  • キツイなー。描写が濃厚すぎて、不安になる。何気ないシーンでもドキドキしてしまう。
    恐ろしい。
    おそろしい作家だ。この人は。

  • 物語の世界に持って行かれそうで怖かった。
    読み終えたあとも頭がグラグラしていくかんじです。

  • 初めて西加奈子さんの本を読んだが、色んな意味で衝撃を受けた。独創的、という言葉だけでは到底表しきれない。
    句読点が多く、風景の表現や比喩が今まで出会ったことのないまさに異質とも思えるものばかり。そう、異質。
    読了後の余韻も、不思議さと異質さが夢幻の世界から生まれたようなものだった。

  • 今年何冊読んだか忘れたけど、読了後の表現できないこの感じ、大好きでした。一位です。

    西さんの作品はこれが2作目。
    前作「あおい」がすごく読みやすくて、その割には読み応えがあって、好きだったので、同じときに購入したこの作品もおんなじ感じかなーと思っていたら違った。いい意味で裏切られたっす。

    こんなにあっさりとした文章を書くのに、読了後にずどーんと来るのは作家さんの能力なんでしょうね、本当に感激しました。
    醜さと美しさが混在している具合がとても良かった。本当にひっそりとそこにあるんですよね。いやいや、素晴らしい。

    一種の狂気ですね、こーゆーの大好き。

  • ゆらゆら。水の中に私がいる。「あたしを見て。どうか見ないで」みんな奥底に持っているもの

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著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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