枕草子Remix (新潮文庫)

  • 新潮社 (2007年1月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784101351179

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

貴族の世界観をユーモアたっぷりに解説し、平安時代の清少納言を現代に引き寄せて描く作品は、読者に新たな視点を提供します。著者は、酒井順子が清少納言と対談する形で、古典の魅力を現代のキャリアウーマンや女子...

感想・レビュー・書評

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  • 別の本の対談で、酒井順子の名前を見つけ、ちょっと懐かしくなって読んだ。以前、私など足元にも及ばない読書家の友人から、面白いと勧められたが、私は古典の成績が悪く、貴族の文化に興味がわかなかったので、当時はふぅん、と聞いただけで読んでいなかった。今は昨年の大河ドラマ「光る君へ」の余韻もあって、ようやく手に取った。

    現代に置き換えて、わかりやすくキャリアウーマンに当てはめたり、中宮の女官の世界が女子校と同じ構造だったりする例えを用いて、面白おかしく貴族の世界観を紐解く。
    当時、貴族には平民を民とも思わない思想があり、清少納言も貴族は特別なものと思っている。(貴族は平民のことを「下種」とあからさまに差別していた)酒井さんも、時代を超えて全てを共感しているわけではない。そういう時代の価値観の違いは認めている。
    清少納言との対談は創作なので、多少不自然さもあるが、酒井さんのマブダチにはなっている様子。今更ながら、「枕草子」をこういう解釈で、とびっくりするが、読んだら楽しめた。

    『負け犬の遠吠え』が講談社エッセイ賞、婦人公論文学賞を受賞したあと、2024年に書かれた、ノリに乗っている作者が38歳の時のエッセイなので、確かに文章に「勢い」がある。今になって読むと、ちょっとそのノリについていけないところもある。
    最初の版?連載時?には坂崎千春さんのイラストがついていたらしい、文庫では割愛されていていて、残念。

  • 平安当時の環境に思いを馳せ、人々の価値観や身分意識も把握した上で、清少納言がどんな人物だったのかが浮き上がってくる。
    下種の家に雪が降ったり月光が差し込んだりするのも勿体ない、という教科書には乗らないであろう毒舌から、
    とはいえ土台にひたひたと悲しみが湛えられているということを読み取るところまで、豊かな読み。

  • 大好きな酒井順子さんの著書。
    その名の通り、枕草子を酒井さんがREMIXしていたり、
    酒井さんと清少納言の対談あり!
    結局、昔も今も女の考えることは何一つ変わっていないのであーる。

  • 感想
    古典再発見シリーズ。古典を読むと人の考えることはずっと変わらないことに気づく。季節の花をかいで、人間関係に悩み、物思いに耽る。人の営み。

  • 酒井順子さんが追求する清少納言と枕草子。正直期待が大きすぎたためか、読み終わってもなんだか物足りなかった。私は酒井さんこそ現代の清少納言だと確信しているので、もうすこし濃いやつを読みたかったです。再読したら感想も変わるかなあ。なんだろうか、この消化不良感は…。

  • 39113

  • 『徒然草REMIX』が面白かったので、こちらも読んでみた。
    ずっと前に『枕草子』を読んでみたことはあったけど、その時はさほど面白いとも思えず。でも、これを読んだら、俄然また読んでみたくなった。

    -枕草子というのは、女子高において自然発生しがちな極私的回覧雑誌と、とてもよく似ているのです。

    古典文学として読むのではなく、もっと砕けて読むと面白いのかも。

  • こんな調子で説明してくれたら、古文の時間も楽しかったろうし、もう少し授業に興味が持てたのかも。枕草子なんて『春はあけぼの』しか印象なかったけど、ちゃんと読んでみたら(現代語訳次第なのかもしれないけど;)、おもしろい読み物なんだろうな。

  • 別途記載

  • 枕草子のこれまでよく知らなかった部分も(なんとなく)分かるので少し賢くなった気分。
    ただ、現代の例に…というところは全然あっていないように思う。ちょっと解釈が違うんじゃないかな。あとは、清少納言の性格を分析?しているが、清少納言を誉めながら、筆者が=私もすごいでしょ?いけてるでしょ?といっているように読めてしまい、若干読むのがしんどい。

  • 清少納言がすごく身近に感じられます。お嬢様としては中の下か下の上くらいで、女としても美人ではないけれど所謂圏外さんでもない、微妙なプライドに支えられた辛辣な観察眼。中宮定子や皇族に対する屈託のないミーハー心。匂いフェチ。現代語訳も絶妙でした。

  • 酒井順子の人柄は嫌いだが、作品は別に評価したい、と思いつつ読んだが、やっぱり鼻についた。
    清少納言の時代にはプライバシーという概念がなかっただろうし、人は死にやすく、生まれで職業も暮らしぶりもほぼ決まっていて個人の努力でどうなるものでもなかった。病気や天変地異の理由など殆ど分からなかった。だからこそ花鳥風月の沁み様は今とは比較にならない。そこは端折って、人間臭いところだけ自分に引き付けた下世話な解釈。
    まあ面白いし、中高生が古典に親しむならこれもありか、という気もするが、枕草子がこんなことで書き尽くされているとするなら、日本の古典も大したことないってことになる。
    これを読んで枕草子がわかったような気持ちになってほしくない。

  • 徒然草〜からの流れで読んでみました。男性的目線からみると、良い意味で「嫌な女」かな(笑)。良い意味でですよ。

  • 学生のときは暗号を読み解くのに必死で全然好きになれなかった古文
    共感できることを発見していればもっと視野が広がってたのにと思う
    古文に免疫をつけるためにも中学生くらいの子に読んでもらいたい

  • 枕草子ってこんなにおもしろかったんだー。
    って読んでると思う。
    千年経っても人は人で、女の子は女の子なんだなと実感できる。
    その上今でも「あるある」と思えることをたくさん言ってたりする。

    この本で清少納言がちょっと好きになった。

  • 『枕草子』を章段に関係なくそれぞれのテーマにそって分類して、現代の感覚で解りやすくまとめてあります。
    時々、現代風解釈の<>書きが煩く感じる部分がありますが、全体的に読みやすく、入門書に最適です。
    これをきっかけに、本格的な『枕草子』も読んでみたくなります。

  • 中高生の頃徒然草と並んで好きだった作品が枕草子。作者の現代語訳や説明が分かりやすく、「いとおかし」の他にも清少納言が平安時代を生きる中で感じていたであろう気持ちや考え方、当時の文化的社会的背景が分かって面白かった。少しだけれど原文が読めるのも良かった。

  • 中学生2年生の国語の教科書に紹介されていて、気になったので書店で購入しようとしたら、品切れ?絶版?あちこちのブックオフを
    半年ほど探しあるき、やっと発見し購入。
    「ある、ある」と思うところが、たくさん。おもしろかった。
    特に、清少納言の「ブス感」がハマった。
    最近でた「徒然草REMIX}も気になる。

  • 現代の清少納言による枕草子訳。読んでいてとても!気持ちがいい。イイ女だよね、清少納言ってば、と云いたくなる(笑)。

  • 枕草子を酒井順子流に読み解いたもの。
    現代なら、と言い換えた部分が傑作で、わかりやすい。

    清少納言は平安時代のキャリアウーマン。
    なんか~清少納言と気が合いそうな感じはしますよね。
    さばさばしていて、仕事を楽しみ、知的だけどあまり得な生き方は出来ていない~負け犬的個性というのか。
    でも結婚もして子供もいたんだっけ?

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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