草祭 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 861
レビュー : 111
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101351315

感想・レビュー・書評

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  •  何が好きって、恒川さんの情景描写がほんとうに好きだ。おぞましいものだとか、おどろおどろしいものだとかをこれだけ描いているのに、嫌な印象は受けなくて、怖さの混じった美しさがゆらゆらしている感じ。相変わらずの、ヒトとヒトならざるものの狭間のような場所を舞台にした五つの短編。ユーモラスな感じの「屋根猩猩」が一番お気に入り。

  • *けものはら
    *屋根猩猩
    *くさのゆめものがたり
    *天下の宿
    *朝の朧町

    美奥
    クサナギ
    生死を越え、転生、もしくは転成の奇跡を呼ぶもの

    「夜になると、屋根の上を獅子舞が通り過ぎていく」
    「獅子舞は町を守っているんだ」

    異世界にすんなり溶け込む。
    恒川さんの本だったら、他のやつの方が好きだったかな。

  • 「美奥」という不思議な地域にからむ短編5つ。。。
    ますますこの世とあの世の狭間の恒川ワールドに引き込まれる。。。

  • 今回の舞台は「美奥-ビオク-」ノスタルジックな風景が浮かんできそうな町並。しかしそこは恒川ワールド、心に闇や傷を抱えた人が集う場所。
    5作の連作短編集です。「屋根猩猩(ショウジョウ)」が名前からして作者らしい感じで好き。
    作風はお馴染みの空想不思議系ちょっぴりホラーなのですが読後は心が暖かくなるお話です。1話から伏線だったのにはびっくりでした。

  • こういう世界観が好きだな。他の作品も読んでみたい。解説の死と生の中間の話も好きだった。

  • 不思議な町「美奥」にまつわる短編5編。

    ファンタジーは詳細な描写があってこそ想像が膨らみ話に入っていきやすくなるものだが、これらの短さではそれをクリアできていない。

    独特の文体に頼りがちで、描写の丁寧さが少し足りないような気がした。
    テーマは相変わらず素敵で面白い。

  • ファンタジーというには
    すこし不気味で

    ホラーというには
    すこしほんわかしていて


    この読後感は恒川ワールドならでは!

  • 五つの短編集ですが、それぞれの話しが少しずつ交差しています。
    「屋根猩猩」が面白かった。

  • ホラーというよりは、民俗学的な色合いの濃いファンタジーです。「美奥」という架空の町を舞台に繰り広げられる短編集ですが、少しずつ登場人物は繋がりつつ、時代も設定も色々で、どれも面白く読めました。いちばん好きだったのは「けものはら」。人間じゃないものに変わってゆく友人にそれでも「今はまだ友達だ」っていえる気持ちに素直に泣けました。

  • それぞれに不思議な雰囲気を醸し出す小話と小話が、意外なところでリンクしていて面白かった。現実世界と異世界が共存し合っていて、とても魅力ある舞台だと思う。

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、『夜市』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作で直木賞候補に。14年、『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。著書に『雷の季節の終わりに』『秋の牢獄』『南の子供が夜いくところ』『竜が最後に帰る場所』『金色の獣、彼方へ』『南の子供が夜いくところ 』『スタープレイヤー』『ヘヴンメイカー』などがある。

「2019年 『白昼夢の森の少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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