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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784101351667
感想・レビュー・書評
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数学の難問を解決した本人はなぜ、姿を消したのか?宇宙は丸いのか…?
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フェルマーの最終定理もそうでしたが、数学の謎は多くの学者たちを魅了してきました。素数、リーマン予想、そしてポアンカレ予想…。
中には精神を病んだり、人生を棒に振ってしまった人も少なくありません。
何がそこまで彼らを魅了するのでしょうか。
「まるで迷宮に迷い込んでしまったかのように、クリスタルの壁に乱反射する美しい光に数学者は思わず取り憑かれてしまうのです。」(本書より)
ポアンカレ予想を一言でいうと、
「宇宙にロープを一周させ、すべて回収できたら宇宙が丸いと言える」こと、だそうです。???ちょっとよくわかりません…。
さらにこの問題を解決する中で、トポロジーや、時間を過去未来自在に操る「L関数」という概念を導入したことも大きいそうです。
やはり…何のことだかまったくわかりません!(?_?)/
そしてもう一つの謎。なぜ彼は姿を消したのか?これも結局わかりませんでした。(-""-;)”
「その試練を彼はひとりでくぐり抜けました。
しかしその結果、彼は何かを失ってしまったのです。」(本文より)
これも推測です。
ただひとつわかったのは、姿を消したことで彼は、より人々の記憶に残った、ということではないでしょうか。
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NHKの放送を見て内容は知ってましたが、本屋さんで文庫になっているのを見つけ読んでみました。テレビで見た内容をもっと丁寧にたどっていけたので、ポアンカレ予想にとりくんだいろいろな数学者たちの性格とか苦悩がわかった感じがしました。あとがきは読む価値ありで、視聴者に数学者の言葉をいかにわかりやすく伝えるかに、心を砕いていた著者の努力を知りました。
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「いろいろな数学者たちの性格とか苦悩が」
難問があると挑んでしまうのでしょうか?こう言う歴史物は好きなので読んでみたくなりました。「いろいろな数学者たちの性格とか苦悩が」
難問があると挑んでしまうのでしょうか?こう言う歴史物は好きなので読んでみたくなりました。2012/12/27
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2002年にロシアの数学者グリゴリ・ペレリマン(1966-)が「ポアンカレ予想」の証明を発表し、3年をかけた審査の末に正しいことが確認された。これを受けて、2006年にはフィールズ賞をはじめ各賞の授与が決まるが、ペレリマンはこれらの受賞を全て拒否した。
その翌年の2007年にNHKスペシャル『100年の難問はなぜ解けたのか』が放送され、それを書籍化したのが本書であるが、表面をなぞるだけの中途半端な出来で、得るものが少なかった。
テレビ番組としては成立したかもしれないが、それを書籍化すると内容が薄い。テレビというメディアが密度の薄いものであることが分かる。 -
「単連結な三次元閉多様体は、三次元球面と位相同型である」
さっぱり分からぬ。大体、私は算数でつまずいているので数学
なんかもっと分からない。
高校時代の数学のテストなんて、50点以上を取ったことがない。
あ、なんの自慢にもならんな。
それでも100年も解けなかった難問に答えが出たと聞いたら、
興味は湧くのである。しかもそれが私の愛するロシア絡みと
なれば尚更である。
という訳で、冒頭のポアンカレ予想なのだ。何人もの数学者が
挑み、敗れ続けた難問を解いたのがロシアの数学者グリゴリー・
ペレルマン(本書ではぺりルマン表記)。
しかし、彼はポアンカレ予想に懸けられた懸賞金もフィールズ賞の
受賞も辞退したばかりか、務めていた研究も辞め、姿を消した。
何故、彼は難問を解明したのちに姿を消したのか。ここが一番興味
をそそられることなのだが、本書はペレルマンその人の追うことも
しているが、紙数の多くが割かれているのは数学者たちがいかに
ポアンカレ予想と格闘して来たか…だった。
なので、私にはちょっと肩透かし。それでも、数学門外漢でも理解
しやすいように書かれているのでざっくりと理解するにはいいかも。
NHKの番組の書籍化なので、番組を見ていれば一層に理解が深まる
かもしれない。それでも、ポアンカレ予想は理解出来てないが。
でもね、やはりもう少しペレルマンの半生にも焦点を当てて欲しい
と思うのよ。ソ連時代に少年期を過ごしているのだし、ユダヤ系
なのだから差別があったはずなんだもの。
一応、テレビ番組としてペレルマン本人に接触しようと試みては
いる。ペレルマンを知る数学者たちに彼に関してのエピソードも
聞いている。だが、結局はペレルマンを追えてないのは残念。
友人・知人との交流も断ち、雲隠れするように菅を見せなくなって
しまったペレルマン。彼は今も孤独に数学の次なる難問に挑んで
いるのかもしれないね。
ロシアの森でキノコ狩りをしながら。 -
ミレニアム問題として有名な、「ポアンカレ予想」が解かれ、そして証明した数学者についてのドキュメンタリーを本にしたもの。
一見、数学の難問と聞くと、身構えてしまうが、この難問は、宇宙の形を考えることでもあるというところが非常に興味深かった。
何人もの数学者が挑んでは挫折していく・・・
しかし、その中でも、解決の糸口になった証明なども面白かった。
数学の専門知識はないが、数式はほとんど出てこず、身の回りの物事で例えてくれているので、文系理系問わず楽しめそう。 -
私は数学が得意なわけではないけれど好きだ。ここに出てくるような数学までは学んだことがないのでわからないところが多いけれどワクワクしなが読んでしまった。数学の美しさ、証明にのめり込む人こそ人間らしさを感じられる気がした。他の証明も気になってくる。
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NHK で放送された番組を書籍化したもの
問いの読書術で紹介されていた
難問を解くために 日々研究をしていて解答の発表後には 授賞式にも現れず その後は消息不明となり 人前には出てこない 人格が変わってしまう 何かがあったのではないかと書評されていた
難問という分類がわからない 数学の証明は絶対的な証明であり真偽が確定する
解法に導くため道のりを説明していくのだが それも難しくて理解はできない
そして解くためには 新たな発想の転換が必要である
この問題以外にも解けない難問は未だにいくつも存在するようだ
このような問題は解けると何かの役に立つものなのか?
皆人生をかけて取り組んでいる -
ポアンカレ予想にまつわるドラマ。
数学がテーマだけど、人間ドラマとして楽しめた。 -
ペレリマン先生まだ若いしなんか突然スゲーこと発表しそう。
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書き方が上手いのだろうか、面白かった。才能と性格の関係について考えさせられた。
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ポアンカレ予想はどのようにして解かれたか。
ロシア人数学者であるペレリマンにより解かれたポアンカレ予想。「単連結な3次元閉多様体は3次元球面と同相である。」この段階で意味がわからない。
この世には〇〇語と呼ばれる言語のほか、もう一つ「数学語」があるという。数学者に自明なことでも門外漢にとっては何を言っているのかわからない。
ペレリマンはその後数学者の最高の栄誉であるフィールズ賞の受賞とクレイ研究所の出していた賞金の受領を拒否。ほとんど人と会わない生活に入った。
ポアンカレ予想を解いた、とペレリマンが連続講義をアメリカで行った。その段階では受講した名だたる数学者たちにも理解できず、3チーム計6名の数学者による一年半の検証を経てようやくその正しさが立証されたという。
人智を超えた世界。
ペレリマンの業績を何とかわかりやすく言うと、100m、砲丸投げ、走り幅跳び、5000m走でそれぞれ金メダルを取るようなもの、と。
この数学者だけがわかる世界を視聴者にわかる形で番組にしたい、とら思ったプロデューサーもすごい。
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978-4-10-135166-7 253p 2012.6.10 4刷
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まずはテレビのプログラムとしては賛同も得にくいこのようなトピックスに挑戦された著者に脱帽です。
テレビ放送は見ていないのですが、ペレリマン博士という特異点に対しては今回のようなアプローチしかできず、しかしながら結果的にとても魅力のある作品・取り組みになったのではないでしょうか。
ふつうの他人だって本当に何を考えているかわからないですし、それがポアンカレ予想を解決した人となると本人にしか見えない世界があり、そして独り深淵で何かに触れたのでしょう。
そういった点に少しでも想像を広げられた本作に、ペレリマン博士に感謝です。 -
ペレリマンが証明した内容を解説するわけではなく(仮に解説されても理解できるはずもない)、ポワンカレ予想が解かれるまでに数学界で起きたことのドキュメントと云うべきか。
ひとりの超絶的な天才と、引き立て役に回った数学者たち。あるものは失意のままに病死し、またあるものは諦めて研究分野を変える。人間ドラマとしても楽しめる。
ペレリマンが「現在、別の関心事がある」と述べていると、あとがきで紹介されている部分で、ぞくっと鳥肌が立った。
本作はドキュメンタリーとしてすぐれているので、NHKスペシャルの「単なる文字起こし」とは、誤解しないほうが良いと思う。 -
必読書
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似たような感じの本で、サイモン・シン『フェルマーの最終定理』の方がルポルタージュとしてずっと面白いとは思ったのですが、主人公ペレリマン博士の強烈なキャラクターが足りない分を補っていました。
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数学は得意ではないが好きだ。問題を解いた時の爽快感に似た感情を思い出す。しかし、大数学者をして難問と言わしめる問題を解くために、ペレリマン博士のように孤独になってしまうなんて……私なら、問題は解けずとも楽しく心安らぐ人と暮らしたいと思ってしまう。凡人ゆえの発想(^^;高校時代、矢野健太郎氏の数学エッセイを読み耽っていたことを思い出した。
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2016/06/22
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数学の難問を解くことに、人生を懸け、周囲と交渉を断って、思索の世界に没頭する数学者。
そして、ついに100年の難問ポアンカレ予想を解いた数学者は、数学の思索の世界から逃れられなくなった。その世界は、きっと論理的で美しい世界なのだろうと思う。
ポアンカレ予想が、なぜ解けたのかは、なんとなく分かった気がする。
中学の数学の時に、グラフ理論の一端は教えてもらった覚えがある。。。しかし、ポアンカレ予想がどう解けたのか理解が及ばなかった(なんとなくわかった気もしない)のは、悔しい。
春日真人の作品
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