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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784101351841
感想・レビュー・書評
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産科医療もの。いろいろと苦かった。NHKが取り上げていたけれど35歳を過ぎたら妊娠・出産は嘘みたいに難しいものになる。仕事が楽しかったり、伴侶に出会うのが遅かったり、女性たちがいざ子供を望むときには手遅れになっていることが多いそうだ。
男女雇用機会均等法で女性の社会進出は新時代の象徴でもあり、良いこととされてきたけれど果たして良いことばかりなのか。
私の中でも絶滅危惧種認定の産婦人科医、訴訟問題や実情を知ればリスクヘッジとして進路から外す医学生ばかりを責められない。
作者夫婦がお産難民になりかけた経験から生み出されたのがこのお話らしいが、医師に対してやや辛辣なのはそのせいか。
可愛い表紙の印象と違い、重く、アラサー未婚彼なし女性が読むには苦かったけど苦い薬ほど良薬とも言いますね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
妊娠・出産にまつわる様々な問題を描いた作品です。
晩婚化が進み、それに伴い出産年齢も上がっていく。
しかし女性の身体には確実にタイムリミットが存在する。
35歳を過ぎると途端に妊娠できる確率が下がるのだとか・・・
30歳過ぎてから妊娠を意識し始めて、すぐに妊娠できればいいけれどももし不妊治療をするとなれば、それでは遅すぎる。
その事実を知らないままに35歳を迎える女性たち。
焦る女性と、のんびり構える男性との気持ちのズレの大きさ。
産婦人科医の不足、産婦人科医の激務、お産難民、と問題は色々。
同じ女性でも、普通に妊娠・出産できればここに描かれる様々な問題はあまり知らずに終わってしまうんだなぁ。。。と思いました。本当に知らない事が多かったので驚くと共に、改めて「子供を産むのは奇跡のような事なんだ」と実感しました。
今の時代、女性にとって選択肢が増えたようで実は余計に苦しめられる結果になっているんじゃないかな?と思ったりしました。
仕事をバリバリやっている女性にとって、妊娠・出産はやはり仕事の妨げになります。ちょうど仕事でいい時期と、出産適齢期は重なります。そうして出産を後回しにするうちに手遅れになる・・・
「生みたい」と思った時にはもう手遅れなんて辛すぎますよね・・・
そもそも「生みたい」と思えるかどうかって問題もありますし。
結局仕事と子供と両立と言っても、やはり限界はありますよね。
妊娠前のようにバリバリは働けないでしょう。
どうしても産休期間はある訳ですし。
子供を産むと決めたら、仕事の方は今まで通りにはいきません。
どうしても二者択一を迫られてる気がします。
なんだかもやもやしたままですが(^_^;)
このように色々考えさせられる作品でした。 -
子供を生むための問題点がぎっしり。
解決できることとできないこと、気持ちの問題もあるけど
これは子供がほしいと思っている既婚者にも
彼の子供がほしいと思っている女性
何にも考えていない男性にも読んでほしい本。 -
この本を読むまで、大野病院産婦人科医逮捕事件を知らなかった。
医師は裁量が大きい分、何かあった時に訴訟リスクを抱えると聞いたことがある。死に物狂いで勉強して医学部に入り、命を守ることを使命に頑張っている医師が、過失で逮捕されたり、起訴されてしまうのは如何なものか。
一方、もし自身もしくは自分の周りで医療過誤が起きた場合、「お医者さんはがんばってくれたから…」と、その過誤を容易く許せるだろうか。
上記は本作で作者が描きたかった内容ではなく、感想としては不適合かもしれないが、個人的にはそんなことを考えながら読了。 -
個別のエピソードにはそれぞれ光るものがあると思うものの、散漫とした印象をぬぐえない。意気込みは大きかったのでしょうが、まとめきれていない感じで、いっそ短編集として別個の著作にしてもよかったのかも。
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妊娠にも出産場所にも、苦労している様子を、ここまで書きながら、最後に女性ライターは、唐突に妊娠している。
最後に興ざめ。 -
橋下さんの文章はいつ読んでも暖かくて、穏やか。
自分も友達も、「妊娠」を意識し始めている今だからこそリアリティーを感じました。
妊活に前向きになってくれない婚約者に焦り、他の異性を求めしまう気持ちもよく分かるし、「妊娠するためのセックス」に戸惑いやプレッシャーを感じる男性陣の気持ちも分かる。女の私でさえまだ体温を測ったり意識をするのは違和感がある。
自分も妊娠して、出産を経てから読むと、きっと他の女性たちの気持ちも分かって行くのだと思います。
妊娠すると自分の体も生活もキャリアも変わって、出産は痛いというイメージが大きいし、まだ未知のことだらけだけど、確かに私も主人との子どもが欲しいと思っています。自分のことは大嫌いだけど、子どもがほしいのは「可能性」を求めているからなのかな。 -
すごくいい作品だけどそんなに医師って酷いかなみんな頑張ってるんだよとどうしても思ってしまった。私はもう医療者側の視点なんだなと思った。
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この国はどんどん子供を産みにくくなっていく。
終わりにそう締めくくられています。
うんうん。と頷く箇所が何個もありました。
まず妊娠して病院で検査を受けたらすぐに分娩の予約をしないといけない。
これ本当にそうでした。
少子化だ少子化だと言っているのに、子供が産まれる半年以上も前から予約をしないと
空きがなくなってしまうんです。
私はこれが普通なんだなと疑いなく受け入れられましたが。
確かに産みにくくなっているのかも知れないけど、
子供が欲しいという気持ちは、メリット、デメリットとか頭で考える事ではなく、やはり本能的なものなのだと私は思います。
在り来たりですが、大変な事は腐るほどありますが
それ以上の何かがあるから
人は子供を産むのだろうなぁと私は思いました。
女性のタブーとされている問題に
客観的に突っ込めたのはやはり男性作家だからでしょうか。
これまた在り来たりですが、一つの命が産まれるって奇跡に近い事なんだよなぁと
改めて実感仕直しました。 -
「半分の月がのぼる」から好きな作者、だったけど、こんな重たいものを書く人だっけ?と思いながら読んだ。重たい。自分の現状にも重なって、飲み込めない黒い塊が生まれる。子どもとは、自然に生まれるものだと思っていた。こんなに色々な不安が、障害があって、親になることはこんなに困難なものなのか。怖くて、怖くて、それでも喜びに溢れている。
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二人の子供に恵まれ、私はなんて幸せなんだろうと気付かされた。もちろん時代が違うってことはあるけど、ここに描かれているようなことで悩まなかった。なんかお気楽な自分が恥ずかしくなる。でもそれが幸せって事。
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ネット新聞社に勤務する篠原由佳子.知人の依頼を受け、手術中に妊婦を死亡させた産婦人科医の調査を始める.次々と明らかになる出産現場の驚くべき事実.そして現代において子供を求める女の苦悩とは・・・.深く,そして重いテーマにただただ唸りながら読んでました.命を育むという責務をひしひしと感じました.
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「命の誕生とは」
様々な視点から描かれており、20代女性のひとりとして、考えさせられるところが多くあった。 -
読み応えがあった。
女性が仕事をしていると、出産の適齢期はあっという間に過ぎてしまう。これはきっと永遠のテーマ。考え方は人それぞれだから正解なんてないけど、でも今の私に言わせれば、せっかく産めるんだったら産んどこうよ。後悔しないためにも。って思うな。でもこれも人それぞれ。 -
出産をテーマにした長編。お産難民になりかけた女性の話と、出産のタイムリミットの話が怖かったなー。
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出産についてすごく考えさせられる本
橋本紡の作品
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