- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101352237
作品紹介・あらすじ
王妃の右脇から生まれ出て男児は七歩あゆみ「天上天下、唯我独尊」と宣言した。二十九歳になった王子は城を捨て、悟りを得るための修行の旅に出た。苦行に次ぐ苦行の果て半死半生の中、天啓の如く「中道」の概念が閃き、さらなる修行の末、三十五歳で悟りを開く。五人の修行者から教えを広め、やがて大教団が形成されるに至る。釈迦の波瀾の生涯を描いて、仏教の本質に迫る名著。
感想・レビュー・書評
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ひろさちやさんは名前からしてゆるめのエッセイを書いてるような人かなと思っていましたが(失礼w)東大院卒の大学教授、その道のプロの方でした。
釈迦の生涯をなぞる形でその教えがとても分かりやすく書かれていて、仏教の基礎知識はこの一冊で十分!と言えるぐらい中身の詰まった本でおすすめです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016.9.10読了。
久しぶりに仏教の本にふれてみる。
この本は仏陀の生涯についての本。
「空」という言葉を説明するには、本一冊いるとあった。興味深い。
この本の中には、他にもたくさん仏教用語は出てくるが、とりあえず読み進むために簡単に説明があるので、とても読みやすい。あとは気になるものは自分で調べればいい。仏教の入門書としても良いと思う。 -
釈迦の生涯と仏教の誕生を物語スタイルで分かりやすく説明。少ない分量ながらエッセンスが良くまとめられているので仏教入門として最適。
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ブッダにはまってます。シッタカブッタではなく。。。これはちょっと泣けた。ブッダがあくまでも人間として描かれていて好き。悟り開いてからのことはこれまでよく知らなかった。
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久々のひろさちや本。いぜんは、かなり読んでいたのだが・・・。
今回は「釈迦物語」
以前『阿闍世王(あじゃせおう)物語』というのを読んだことがある。たしか、ひろさちや初の小説だった筈。
今回の「釈迦物語」は、半小説半解説ながらも、小説要素が濃く、小乗教典からのエピソードも引用しつつ、人間釈迦の出家から悟り、そして教化の道、涅槃、その後が数々のエピソードとひろさちやの解釈・解説が加えられつつ描かれている。
まったく仏教に触れたことのない人でも、手塚治虫の「ブッダ」しか読んだことがないというでも、かなり読みやすくまとめられていると思う。
入門書としてもおすすめ。