ふつうがえらい (新潮文庫 さ-30-1 新潮文庫)

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  • 新潮社 (1995年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784101354118

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人間の本質や生きる喜びを鋭く描き出すエッセイは、著者の独特な視点と力強い文章によって、心地よい読書体験を提供します。年齢を重ねるにつれ、彼女の率直な表現や愛情に満ちた視点が、より深く響くようになったと...

感想・レビュー・書評

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  • 佐野洋子さんのエッセイ、20代の頃はその勢いに飲み込まれそうで読まず嫌いをしていました。
    だけど自分が年を重ねたせいか、今では彼女の歯切れのよい、骨太で勢いのある文章を心地よく感じるようになりました。

    好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。
    人間のかっこ悪いとこも、みっともないとこも全部見透かして、そこに愛がある。
    生きるを楽しむってこういうことか!
    この人の、本能と知性のバランスがとても好きだと思いました。

    そして河合隼雄先生の解説がまたいいのです。
    漠然とした息苦しさを吹き払ってくれる、豪快で気持ちのよい、春一番のような1冊でした。

  • このひとから 
    あの猫が生まれて死んだ
    もう生き返らない



  • 洋子さんのお友達の話として紹介されていた、「二十六万円の羽根ぶとんの快楽」に感銘を受けた…!
    この先の人生に、ひんやりやわらかい高級羽根ぶとんにくるまって眠る日が待っていることを思えば、たしかに勇気が湧いてくる。
    このアイデアは是非真似しようと思った。

    確かにとても女性っぽい内容に、ウンウン頷きながら、とっても面白い。バランスのよさ、鋭さが気持ちいい。
    愛に満ちたひねくれもののお姉さん、大好きだ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「バランスのよさ、鋭さが気持ちいい」
      エッセイは、いつもワぁ~って思いながら読みました。ホント歯に衣を着せない方でしたね。
      イラストの方がと...
      「バランスのよさ、鋭さが気持ちいい」
      エッセイは、いつもワぁ~って思いながら読みました。ホント歯に衣を着せない方でしたね。
      イラストの方がところどころ、照れ隠しがあるように思うのは考え過ぎ?
      2012/07/09
  • 普通の普通。
    心を動かされることなく、淡々と読む感じ。

  • 帯通り。佐野洋子は正しい、その上おもしろい。

    読んでる間何度も、この人っていつの時代の人だったかなと確認した。
    戦後に生きて、新幹線が開通した日に乗った人。
    今の時代でも見事におもしろく、新しく、おもしろい。

    やっぱり佐野洋子さんが好きだ。

  • エッセイといえば、野田秀樹の「ミーハー」が一番と思い続け、今まで他のエッセイには、手を伸ばすことなく過ごしてきた。
    とはいえ、それなりの年数も経ったので、そろそろいいだろうと…。
    (って、わけでもないが。実際「ミーハー」は、今読んだらどうなのだろう?確か絶版で、家にも見当たらない…)
    で、佐野さんの「ふつうがえらい」。むぅ~!おもしろい!
    斜に構えて、エッセイから遠ざかっていた年月が実に惜しい。
    「正義が嫌い」と言ってのける勇気。私も!!!!
    「確信に満ちている人が嫌い」私も!!!!
    思っていても、なかなか口に出せないことを、すっきりはっきり言ってくれる、そんな佐野さんのエッセイ集。(佐野さん曰く「世間話」)
    中でも「あ~、かわいい」が、大好き。
    常々、子供をみて「かわいい~!」という女性たちを細ーい横目で見ていた者としては、なるほど納得。
    そうか「子供インラン」か!
    そう考えれば、私はさしずめ「子猫インラン」かな~♪
    佐野さんと同世代だったら、今後ももっと楽しめたのかと思うと、残念でならない。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「すっきりはっきり言ってくれる」
      歯に衣を着せぬ素晴しい人でした。もう少し色々書いて欲しかったなぁ~
      「すっきりはっきり言ってくれる」
      歯に衣を着せぬ素晴しい人でした。もう少し色々書いて欲しかったなぁ~
      2013/06/26
  • 一編ずつのまとまりが良い短編集。親子のあり方、恋愛と結婚、美術についてなど話題が豊富。
    先鋭的なフェミニズムからは少し距離を置きつつ、昭和当時のジェンダー的な事などに問題提起をしてます。全く押し付けがましくないのが素晴らしい。

  • 恋について、子どもについて、
    説得されてしまった気分。
    でも、これが自分の母でも、恋人の母でも、
    どっちもちょっと嫌だな、とは思った。
    近くにいないので、ステキと言っていられる。

  • 普通の言葉で、普通のことを言っています。
    でも、それは普通ではない。
    綺麗事ばかりではなく、そう思ったことをそのまま表現するのは難しそうだけど、それを軽々と言われている感じ。
    あっ、そういう感じね。そう思わせてくれる本。

  • ときどきはっとする言葉がある。
    吉本ばななと、旅の話がよかったね

  • すき

  • あぜやんリリース

  • これぞエッセイ
    日常の中に学びがあるけど、押し付けがましくない


  • 痛快な文体。新しい切り口で既製品を眺めるきっかけが散りばめられていて感嘆しました。
    どうしてこんなにも面白い文章が書けるのでしょうか。

  • エッセイ
    出産の話が印象に残った。(産むまでは子供なんて、と思ってたけど産んだ瞬間から可愛くて仕方なくなった、という話)
    2ページ前後で終わるお話も多く、サラサラ、ふふっと笑いながら読んだ。

  • 図書館でたまたま手に取ったエッセイ本。「100万回生きたねこ」の作者とあったので、借りてみた。おもしろい。ずいぶん昔に出された本だけど、共感できました。

  • 2020/12/14 読了。

  • 切れ味のいい文章。冒頭の「ふふふ、痛いのよー」がまず強烈。子供嫌いの著者が、出産した瞬間から自分の子供が愛しくてしかたなくなる。圧倒的なリアリティ。
    「それよりも不気味だったのは、スッポンと生まれた瞬間に、オギャーという泣き声と共に、おー赤ちゃん、私のかわいい赤ちゃんという気持ちが、爆発したことである。 (中略) 私は生涯でただ一度、世の中の光が唯一私に集中したような歓喜にあふれたのである。」

    また、「ことばは通じなくても」の一節。
    「ことばをおぼえれば、おぼえるほど、ことばが通じるようになって、ことばが通じることだけで満足したりして、そして、ことばでないものを感じたりわかったりすることを投げすててしまうのだ。」

  • 2021/06/03

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著者プロフィール

1938年、北京生まれ。絵本作家。ベストセラー『100万回生きたねこ』のほか『おじさんのかさ』、『ねえ とうさん』(日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)など多数の絵本をのこした。
主なエッセイ集に、『私はそうは思わない』、『ふつうがえらい』、『シズコさん』、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)、『死ぬ気まんまん』などがある。
2010年11月逝去。

「2021年 『佐野洋子とっておき作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐野洋子の作品

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