向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.17
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本棚登録 : 16982
レビュー : 2466
  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101355511

感想・レビュー・書評

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  • サイコファンタジー?二転三転して面白かったけど、良くも悪くもとっても不思議なお話だった。
    10歳のサイコっぷりはとても良かったけど…それにしてもみんな歪んでたなー。

  • ネットで解説を読むまで全く意味がわからなかった…
    私の読解力では終盤の混沌としてきた場面とオチには首を傾げっぱなしだったが良くも悪くも忘れない感じの物語だと感じた
    全体的に描写にエグさがあるので食欲をなくす感じの話を読みたいと思っている方にはオススメだと思う

  • 隠すつもりのない違和感と、一方で小説然と修飾された文章。ミステリっぽくないなという印象。一応叙述ではあるんだけれども、伏線もあるけれども、有効には機能していない感じが強い。

    うーん。
    あくまで個人的には合わなかったみたい。
    雰囲気を楽しめる人には好きだと思います。
    でもなー、本格かって言われると微妙な気がする。

    道尾先生初めてなので、他の作品も読んで、色々考えよう。

  • なんという後味の悪さ…。ミチオ君の、小4とは思えない頭の良さ・冷静さと子供らしい残酷さが相まって、より一層恐ろしく感じる。Amazonの☆評価がきれいに分散していたから、図書館で借りて読んだが、これはいつか再読したい。

  • うーん…
    最初は面白かったんだけど、だんだんと…なんやろ^^;

  • 登場人物全員頭がおかしい
    かなり気味が悪いが、一気に読めた

    こういう落ちが「あり」は賛否分かれると思うが、伏線もうまく貼られている&回収されており、面白かった。

  • 終始ドキドキしながら読んだ初めての道尾秀介作品。
    最後の最後まで謎を残し大ドンデン返し。
    たまらなく面白い。

  • 2017/8/1
    夏の読書の推薦本的なコーナーに置かれていて、数年前から本格的なミステリーとして取り上げられていたので気になって読んでみたら、とんでもない後味があんまりよろしくない感じのお話でした。あくまでも個人的な感想だが…。
    ミチオという小学校四年生の男の子が学校を休んだS君の家に担任から頼まれた届け物を届けようと彼の家に行ってみると、彼が家の中で首を吊って死んでいるのを見つけた。慌てて学校に戻って先生に伝えるのだか、警察も先生も死体なんて無かったと口を揃えて言う。
    一体どういう事なんだろうと考えている矢先に、死んだはずのS君がミチオの家に蜘蛛になって現れて事件の事を語りだす。
    僕は自殺なんがじゃなくてあの人に殺されたんだ…というのを聞く。
    それについて蜘蛛になったS君からの情報を頼りに色々と調べていくミチオなのだか…。
    最後の最後にはそういう解釈になるのか〜という意外な展開があって、結構どんでん返しがあります。自分はよくわからなくなってきてしまったので色々な書評ブログとかを見ました。自分の考えと会っていた部分やそうでないところもありましたが、話の大筋は理解できて、本格的なミステリー小説ってこんな感じなんだなあっていうのを実感できました。
    一言で言っちゃうとミチオ君ヤバイ。小学四年生とは思えません。
    映像化したら面白そうだけどすごく難しいだろうなあ。

  • 最後のあたりで「物語」についても触れられていますが、一般的に人生の上での「物語」とは、その結果ばかりではなく、場合によっては結果と対等以上に過程を大事にすることではないでしょうか。本書での「物語」は現実や運命による分断や亀裂を補ったり、カモフラージュしたりするためのツールのように書かれている印象を持ちました。また、そういう物語観を持っていることが、主人公ミチオが救われないところなのでしょうか。『向日葵の咲かない夏』。このタイトルはつまり、主人公にとっては向日葵の咲かない夏という意味なのでしょう。人生の最後に向日葵の花をみて、それを神様だと思ったS君は死んで生まれ変わった。しかし、主人公のミチオは、死なないし、生まれ変わらない。つまり、慈悲が無いのです。苦しんでも苦しみ続ける道を往くのが、主人公のミチオでした。いつかその苦しみと真っ向から勝負して打ち勝つ日が来るのか。その日を期待したい、と、本書の結末を読んでからの願いでした。

  • 終始ゾクゾク感が止まらない読後感であった。夏であるが、ゾクゾクが止まらない、終始ホラーチックな雰囲気を醸し出していた。ミチオがどこかませている感じであるが、ませているというか、小学生の考えることなのかなというのは違和感を覚えたが、ほかの人物の考えもどこか共感できずじまいであった。登場人物の考えと事件の経緯や経過、背景に違和感を覚えながらであったが、読み進めていくに連れ、最後に事件の背景と登場人物の心情や事件解決への経緯などがつながり、意外な情報が出てきて解決へ至ったというのに納得した感じである。

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著者プロフィール

道尾 秀介(みちお しゅうすけ)
1975年、兵庫県生まれの小説家。玉川大学農学部卒業。会社員生活を続けながら小説を執筆しており、2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。
2007年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。2009年『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。2010年、『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞受賞。『光媒の花』で第23回山本周五郎賞受賞。2011年、『月と蟹』で第144回直木賞受賞。直木賞にはこの作品で5回連続のノミネートだった。
その他代表作として『向日葵の咲かない夏』があり、文庫版は100万部を超えるベストセラーになった。『カラスの親指』は映画化された。
ほか、横溝正史ミステリ大賞、新潮ミステリー大賞の選考委員を務める。

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