向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 16983
レビュー : 2466
  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101355511

感想・レビュー・書評

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  • 本屋で何気なく手にとって最初の2,3ページを読んだときに、「これは!」と思わせる秀逸な文章。即購入しました。一気に読める本でした。
    …ただ、なんといいますか、描写が上手すぎて気持ち悪くなった人は私だけではないはず。想像力豊かで気持ち悪いものが苦手な人は読む前にためらうべきかもしれません。
    なにはともあれ、それだけ文章が上手です。

    こういった二転三転するストーリーは大好きです。謎解きのための、違和感のようなヒントはいくらか隠れているのですが、素直で想像力豊かな人は自分の想像力で真実が見えなくなります。疑ってかかりましょう。

    気持ち悪くなること覚悟でまた読みたいです。

  • 後味クソ悪いけどクセになる不思議な本。
    登場人物は全員イかれてるし、物語も救いようがない。
    でも定期的に夏に読みたくなる、吸い込まれるように。

    俺の人生で1番好きな小説、俺もどこかおかしいのかもしれない。

  • ぶっ飛んだ話だなと言うのが素直な感想です。

    最初は真面目にS君の話も、お爺さんの話も聞いてたんだけど、途中から全部ぶっ飛んでったなぁ。

    生まれ変わり。
    それが、いつまで続くのか。

    これは…ネットの考察を読みたくなる。

    でも、この独特な道尾ワールド、嫌いじゃないんだよなぁ。

  • 面白い。

    内容的には面白いと言ってはいけないのかもしれないけど
    作話なので己の感性に正直な評価。


    サプライズプレゼントで母さんを驚かしてやろう
    結果、母さんは壊れてしまった。

    そして、僕も壊れてしまった。

    父さん、人が死んだらどうなるの?

    死んで一週間後、何かに生まれ変わる。
    ダメだったらまた一週間後・・・
    7週間後にはすべての死者が何かに生まれ変われる。

    49日か・・・

  • 最初からあった妙な違和感。読み終えた今は、そういうことか…と一応納得。
    振り回されている様に見えて、実は誰かのせいにして否定したかっただけだったんだろう。
    出来事自体は本当だけど、解決までのほとんどが妄想で一人相撲だったのかな、とも思ったり。

  • 私が一番好きな小説です。

    道尾秀介さんの本で初めて読みました。
    この本を読んで衝撃を受けたのが道尾さんを好きになったきっかけ。


  • ミリオンセラーを記録した著者の代表作だが、これほど濃厚でマニアックな作品が100万部も売れたのは、おそらく日本七不思議の一つだろう。ミステリーに不慣れな人が『今夜はナゾトレ』あたりで道尾秀介に興味をもち、コレを手に取ったら、途中でぶっ倒れるんじゃないだろうか。とにかく濃すぎて、読み終えてもなかなか自分の中で消化できないでいる。少なくともつまらなくはなかったが……評価が難しい。

  • 推理小説という観点でいえばぽんぽんと推理が進んでいき、小学生が主人公ということで明快にテンポよく書かれているためわかりやすいです。…が、この話の肝である「生まれ変わり」の設定が受け付けられるか受け付けられないかで評価が大きく変わると思います。私は少し受け付けがたかったので☆二つにしました。
    描写もなかなかグロテスクな場面が多々あり読後感も後味が悪く、一種のダークメルヘンな作品だと思います。

  • もやもや(笑)
    途中までは一気に読んでしまいました。あちこちで評価の良いレビューを見かけていたので、書架に見つけて手にした一冊。一気に読んでしまって勿体無かったかなーと思いつつ、最後100頁位まで来てちょっとがっかりした、というか…コレで良いのかな…ミステリでもホラーでもなく、どちらの要素も兼ね備えてるけれど、どちらのジャンルとしても中途半端なような。


    岩村先生にはまんまと釣られてしまいました(笑)

  • 本屋でジャケ買いをした作品です。
    感想から言うと、私には合わなかっです!
    私個人のこだわりとして、ミステリーとファンタジーの融合はNGです。(あの名作に出会うまでは)
    読後のあのモヤっとした感覚は少し苦手でした。いわゆるイヤミスです!
    ただし、いい意味で騙されました。
    (違う意味では、こんなのありかよ!とも思いました)

    これはあくまでも私個人の苦手な分野であり、決して駄作ではありません。好きな人からすれば傑作なはずです。実際に同作者の「ラットマン」などは大好きな作品です。
    まだ未読の方は是非ご覧になって下さい!

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著者プロフィール

道尾 秀介(みちお しゅうすけ)
1975年、兵庫県生まれの小説家。玉川大学農学部卒業。会社員生活を続けながら小説を執筆しており、2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。
2007年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。2009年『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。2010年、『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞受賞。『光媒の花』で第23回山本周五郎賞受賞。2011年、『月と蟹』で第144回直木賞受賞。直木賞にはこの作品で5回連続のノミネートだった。
その他代表作として『向日葵の咲かない夏』があり、文庫版は100万部を超えるベストセラーになった。『カラスの親指』は映画化された。
ほか、横溝正史ミステリ大賞、新潮ミステリー大賞の選考委員を務める。

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