百鬼園随筆 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1263
レビュー : 126
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101356310

作品紹介・あらすじ

漱石門下の異才・内田百〓の代表的著作のひとつに数えられるこの随筆集は、昭和8年に上梓されるや大いに評判を呼び、昭和初期の随筆ブームの先駆けとなった。漱石の思い出から自らの借金話まで、軽妙洒脱、かつ飄逸な味わいを持つ独特の名文で綴られた作品群は、まさに香り高い美酒の滋味妙味たっぷり。洛陽の紙価を高めた古典的名著が、読みやすい新字新かな遣いで新潮文庫に登場。

感想・レビュー・書評

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  • なんというか、金策に走る話までもなんだかのんきな感じがして、くすっとしてしまった。
    新聞の広告を見て高利貸しの家を訪ねていく話が特におかしい。
    大真面目なやり取りをユーモラスに描いている。
    挙句、「お金がなくてもなんとかなるんじゃないかなぁ」とこっちまで思わせられる。

    手に取った時、「変な表紙」と思ったら、芥川龍之介画だった。
    でも確かに、内容もおおむねこの絵のような雰囲気。
    息抜きになる一冊!?

  • 毎日少しずつゆっくりと味わいましてよ。偏屈ワガママぶりも貫き通せばまた才能だな・・と。その生き様に感心。はい、偏屈ばばあ目指します。まだまだ百鬼園先生の足もとにも及ばず。精進せねば。

  • ニヤニヤしたり、不思議に思ったり…。なんと表紙のイラストはあの芥川龍之介による落書き。

  • ドイツ語の先生のくせして辞書を売り払い、
    大使館では面倒なのでドイツ語話せないふりして過ごそうとする話とか、
    学生時代どうしても居眠りしてしまう先生の授業があり、
    先生に申し訳ないとは思うものの、自分が教師になってみると今度は
    生徒に読ませている間に居眠りしてしまい、いびきをかかなかったか心配してみたり。
    百?先生、キュートな人物なのね。

    債鬼に追われる話にしても、悲惨というよりむしろ滑稽。

    自分をちょっと斜め上から見下ろしてるような視点が良いのでしょうね。

  • 特に借金の話は何度読み返しても面白い。

  • 外出中の暇つぶし用にずっとバッグに入れてました。
    内田百閒は『御馳走帖』を読んだときも似たようなことを思ったけど、子どもの頃のエピソードは無邪気でかわいいのが多いけど、大人になってからのは…
    そうとうめんどくさくてやばいやつやな…
    ていう印象…だな…
    いやそれが随筆のネタになってて面白くて創作も混ざってるんだろうしそれならいいんだけどほんとにこうなら…すごい人だよ…帽子が欲しい話とか、借金の話とか、鶏の殻のとかさ

    そうそう、これ(この版?)表紙がいいよね。芥川龍之介が描いた鼻から内田百閒が出てる内田百閒?なにこれ?かわいすぎない??

  • 内田百閒のまさにエッセイ。書名まんま。

    借金に奔走する話と教師としての話が多い印象。借金話でなんとなく物悲しい気持ちになったと思ったら、百閒先生の(文字通り)転んだ話連発で、この流れ、天才的だと思った。

    表紙の絵は、なんだこれと思ってたら芥川龍之介の絵だという。ああ、なるほど…

  • 最初の随筆は高品質文芸と読み下せたが
    中盤以降はブンガクセカイに入ってついていけない
    読解力でなく背景知識量の問題であり
    いっぱんじんにとってみりゃあ明治文学研究者の専門書にしか見えません

  • 文学

  • 変な表紙だなあと思ったら芥川の落書きだそうで(笑)
    全体的な緩さと云うか脱力感が表紙からビッシビシ伝わってきますが、その通りの一冊でした。主に、借金の話や、返済の話や、金策の話や、まあ、借金の話が殆どな訳ですが。
    百閒先生かわいすぎやろー!!

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