金春屋ゴメス 異人村阿片奇譚 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2009年4月25日発売)
3.70
  • (16)
  • (56)
  • (35)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 299
感想 : 35
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784101357720

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前作同様面白かった。今回はシチュエーションを理解していたので、純粋に物語に没頭出来た。江戸期の男尊女卑やお家第一の様子を「日本」から入国した辰次郎たちが諌めているのも拍手もの。ハラハラしながらも安定の結末に納得。

  • 「金春屋ゴメス」の続編ですね。
    背景説明が飛ばされているので、前作を読んでいないと、設定はちょっと分かりにくいかも…。
    で、今回の長崎奉行は阿片騒動の謎を追っての捕物帖。
    麻衣椰村という異人の話を下敷きに十万家や筧家というお武家の事情も巧く捌いて、クライマックスには辰次郎と松吉による流人島への潜入行。
    型通りながらきっちり読ませる。お馴染み辰次郎、松吉、奈美や裏金春の面々に新キャラ朱緒、それぞれの人柄の良さも好ましく。

  • 設定が理解出来ていたせいか読みやすかったです。今にも通じる阿片や人種間の根の深い違いなど興味深かったです。シリーズの中で主人公達が成長していく姿も頼もしかったです。

  • 前作同様面白かった。設定上、外の日本は科学技術が進んでいたりするのだけれど、そんな世界への批判も感じられます。もちろんジレンマもね。
    知っている(使える)技術があるのに、それを使わないという選択は、相当な勇気がいる。それが個人ではなく為政者であればなおさらです。

  • ゴメスたち周りの人から見ると短気というか幼いのかもしれないけれど、人のために動ける辰次郎が格好良い回でした。

    日本の北東部に作られた江戸の国、という設定で言葉や地理、文化は江戸が参考にされているので、多々わかりにくい言葉もありましたが、どんどん進んでいく展開にのめり込んで読めました。

    異人村のサク、朱緒様、丈吉、今までの登場人物に加え、新しくかっこいい登場人物が出てきて、より楽しかったです。

    ぜひ続編が読みたいです。

  • ゴメス二作目もいいですねー。
    西城秀樹みたいなんも出てきて、何やら続く気配。
    「身に覚えのないものまで、人の怒りや恨みを満身に背負って、何事もないような顔でおられるあのお方は、世人がどう言おうと、誠の武士の魂をお持ちだと、儂は思っておる」
    「寂しくない人間など、この世にいないよ」
    「どれほど強そうに見えても、どんなに幸せそうでも、誰も彼もやっぱり寂しいんだ」
    人は見かけによらない。

  • このシリーズ手軽に楽しめて好きだなあ。ゴメスの容赦無さと圧倒的お約束な安心感も好き。何で続編出ないんだろ。あとシリーズ通して単行本でも文庫でも表紙で損してる気が…。

  • 図書館で。
    一冊目よりはキャラがわかるのでお話に無理なく入っていけた感じがあります。
    それにしても阿片かぁ。枯れた土地でも結構とれるのかなぁ。月に人が住む時代なんだからその辺りのドラッグも中毒性や危険性が除去されたクリーンドラッグとかで回ってないものだろうか、なんてちょっと思ったりもしましたが。

    とりあえず崖を降りるゴメス様とコッキマルだったかの張りぼてに笑わせて頂きました。

  • あー面白かった、痛快活劇。日本や、海外からはどう見られてるのかなぁ。一作目をもう一度読まないと。ちょっと鎖国気味だな、って思った。

  • おかしな設定になじんでいるので、ストーリーにおもしろさを感じない。
    表紙の絵、改題や解説ともに良くない。

  • 現代日本の中に、治外法権の江戸という国が存在する。
    捕物帳的な一冊。

    べらんめえ口調で、小気味良いリズム。

    長崎奉行のお裁きが爽快。

    下手なSFとは異なり、新たな時代小説という感じ。

    三作目も気になるシリーズ。

  •  ふむ。
     舞台は江戸だけれど、時代は未来。(何を言っているかわからないかもしれないけどこれが事実なのだ)

     実際の江戸とは女性の扱いや社会の違いなどがあり、それがまた面白い。歴史ものというより、いい意味でのファンタジーだなぁ。
     そしてこの続刊が出てないということなんだけどなんで!? 引きが気になるよ!

  • 金春屋ゴメスシリーズ第2弾。
    朱緒が恋に落ち、許嫁とまでなった男の設定に疑問。朱緒に見る目がなかったのか、闇に飲み込まれてしまったのか、その過程が欲しかった。

  • 「今春屋ゴメス」続編。

    前作に続いて読了。続編の今作も面白かった。もちろんファンタジーであり、何でもアリの設定に出来るのだけれど、江戸時代の時代考証をきちんとされており、それを上手く近世の「江戸国」に反映していて無理が見えないところがイイ。ゴメスのキャラクターも、完璧超人ではなく、照れたり、困惑したり。裏今春屋のメンバーもイキイキとしていて、皆好み。今後のシリーズの展開を案じるような描写もあって、次作が楽しみだ。

  • 2012/09/21
    自宅

  • 金春屋ゴメス第二弾。
    前作よりも内容が凝っており違和感なく面白かった。
    まだ続きそうで楽しみ!!

  • ゴメス続編。
    ヘタレ現代っ子だった主人公がだんだん逞しくなっていきます。

  • 設定に慣れたせいかもしれないけれど、前巻よりこちらの方が面白い。鎖国状態の江戸がどういう立場にあるのか今後の不安が仄めかされてて、どうなるのか楽しみ。

  • 勢いがあって面白かった。ただ登場人物が多すぎて何人か誰が誰だか分からなくなったときがあったのは残念。前作で感じたことを思い出したけど、男にもクスリと笑わせるのがちょっと違和感あり。

  • ★3.5っていうのほしいね。

全28件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。12年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞、15年『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞、21年『心淋し川』で第164回直木賞を受賞。著書に『九十九藤』『ごんたくれ』『猫の傀儡』『銀杏手ならい』『無暁の鈴』『曲亭の家』『秋葉原先留交番ゆうれい付き』『隠居すごろく』など多数。

「2023年 『隠居おてだま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西條奈加の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×