- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101357720
感想・レビュー・書評
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今春屋ゴメスシリーズ二作目の今回は阿片騒動。馬込播磨守はじめ長崎奉行の面々、北町奉行の活躍や、辰次郎と朱緒との仲の進展とも相まって、とても面白い内容だった。このあと、第三部に繋がりそうな雰囲気だけど、16年経ってもまだ出ていない。次の話が早く読みたい。
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前作同様面白かった。今回はシチュエーションを理解していたので、純粋に物語に没頭出来た。江戸期の男尊女卑やお家第一の様子を「日本」から入国した辰次郎たちが諌めているのも拍手もの。ハラハラしながらも安定の結末に納得。
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ゴメスたち周りの人から見ると短気というか幼いのかもしれないけれど、人のために動ける辰次郎が格好良い回でした。
日本の北東部に作られた江戸の国、という設定で言葉や地理、文化は江戸が参考にされているので、多々わかりにくい言葉もありましたが、どんどん進んでいく展開にのめり込んで読めました。
異人村のサク、朱緒様、丈吉、今までの登場人物に加え、新しくかっこいい登場人物が出てきて、より楽しかったです。
ぜひ続編が読みたいです。
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ゴメス二作目もいいですねー。
西城秀樹みたいなんも出てきて、何やら続く気配。
「身に覚えのないものまで、人の怒りや恨みを満身に背負って、何事もないような顔でおられるあのお方は、世人がどう言おうと、誠の武士の魂をお持ちだと、儂は思っておる」
「寂しくない人間など、この世にいないよ」
「どれほど強そうに見えても、どんなに幸せそうでも、誰も彼もやっぱり寂しいんだ」
人は見かけによらない。 -
このシリーズ手軽に楽しめて好きだなあ。ゴメスの容赦無さと圧倒的お約束な安心感も好き。何で続編出ないんだろ。あとシリーズ通して単行本でも文庫でも表紙で損してる気が…。
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図書館で。
一冊目よりはキャラがわかるのでお話に無理なく入っていけた感じがあります。
それにしても阿片かぁ。枯れた土地でも結構とれるのかなぁ。月に人が住む時代なんだからその辺りのドラッグも中毒性や危険性が除去されたクリーンドラッグとかで回ってないものだろうか、なんてちょっと思ったりもしましたが。
とりあえず崖を降りるゴメス様とコッキマルだったかの張りぼてに笑わせて頂きました。 -
あー面白かった、痛快活劇。日本や、海外からはどう見られてるのかなぁ。一作目をもう一度読まないと。ちょっと鎖国気味だな、って思った。
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おかしな設定になじんでいるので、ストーリーにおもしろさを感じない。
表紙の絵、改題や解説ともに良くない。 -
現代日本の中に、治外法権の江戸という国が存在する。
捕物帳的な一冊。
べらんめえ口調で、小気味良いリズム。
長崎奉行のお裁きが爽快。
下手なSFとは異なり、新たな時代小説という感じ。
三作目も気になるシリーズ。 -
ふむ。
舞台は江戸だけれど、時代は未来。(何を言っているかわからないかもしれないけどこれが事実なのだ)
実際の江戸とは女性の扱いや社会の違いなどがあり、それがまた面白い。歴史ものというより、いい意味でのファンタジーだなぁ。
そしてこの続刊が出てないということなんだけどなんで!? 引きが気になるよ!