渋谷に里帰り (新潮文庫)

  • 新潮社 (2011年6月28日発売)
3.61
  • (22)
  • (81)
  • (69)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 444
感想 : 66
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784101358819

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 主人公の稔が小学生まで住んでいたのが渋谷…実家はパン屋だったのだ。
    現在は引っ越してしまったが、営業の仕事で渋谷地区を担当する事になる。

  • 特徴が無いストーリーでしたが、昔の会社で感じたような内容が、懐かしく感じる作品でした。

  • 読後感が爽快!楽しい!
    巻末の「女房が里帰り」も、稔くんのその後が垣間見られて楽しい。

  • 勇気の出るお仕事小説。若者にも、おじさんおばさんにも。

  • メインのお話よりも「女房が里帰り」のほうが好きになってしまった。

    こういう新入社員もいつかは・・・。私はこんな風にさとせないなぁ。
    みならわなきゃ・・・


  • あたたかくてホッとする話。
    食品卸会社の営業マンが、やり手女性営業マンから渋谷周辺の担当を引き継ぐところから成長していく話。
    読みやすくてあっという間に読み終わりました。

  • 若かりし頃を想像しながら、楽しんで読んだ。
    こういう物語、好き。自分に重ねて夢想してみたりして。

  • 子供のころ住んでいた渋谷、そこが社会人になる今日まで鬼門
    となっていた主人公、ひょんなことから、このエリアの営業担当となり・・・

    渋谷にまっすぐ向かっていく主人公の葛藤を描いたお仕事小説

  • 先輩社員の退職で引き継いだ営業区域渋谷は、稔が小学生の時まで暮らした場所だった。

    再読。
    鬼門突破までにはさほど時間はかかりませんでしたが、その後無気力だった稔が、仕事に対して前向きになっていく様子には好感が持てます。

    周りを固める個性的な登場人物たちも大好き。
    所々でクスクス笑いながら読みました。

    色々忘れているところもありましたが、凹組のゴミヤと稔がどんな風に付き合ってたのかなと想像するのも楽しい時間でした。

  • 渋谷を20年も遠ざけて暮らしていた稔。先輩の坂岡が寿退社するため彼女の仕事を引き継ぐ事に。そのエリアは何と渋谷。20年ぶりに足を踏み入れたその場所は、変わってしまった部分も変わらずそのままの部分もありました。仕事を通して自分の生まれ育った場所の良さを改めて感じる、そんな話でした。山本幸久さんの書く仕事小説は、思わず一緒に働きたいと思えるほっこりとしたお話です。特に坂岡さんに弟子入りしたいです。

  • タイトルの面白さから購入したが、当たりだった。小学生まで渋谷で生まれ育った主人公・峰崎が、親の都合で渋谷を去ったことで罪悪感を背負い、鬼門とさえ思った渋谷に営業職として戻る姿が物語の良いバックボーンとなっている。八時半の女=優里ちゃんとも初デートする前から相思相愛っぽくホノボノとしていて良かった。読了し『渋谷に里帰り』という言葉に得心がいった。

  • 渋谷が馴染みのない街だったけれど
    聞いたことのあるビルや地名がでてきて
    喧騒が浮かんできたせいか物語にすんなりと入り込めたかな。
    渋谷が出身地なんてすごい設定。
    お仕事をするってことは
    生半可な気持ちじゃ駄目なんだということがメッセージだったのかと。
    人と向き合うのは常に真剣でなくてはと自分にも問いかける良い機会になったように思う。

  • 大人買いした山本幸久。想定外の著作の多さで、まだまだ目の前に未読本が山積み。少々飽きつつあった作風ですが、最近ヘヴィーな本続きだったため、久々にこの人を読むと実に爽やかで心が洗われます。

    国立大学出でそれなりに将来を有望視されつつ食品会社に就職した峰崎は、周囲の期待を裏切る営業成績のまま30歳を過ぎる。まったくやる気がないわけではないが、野心はゼロ、喜怒哀楽を表すのが下手で、誰に対しても返事は「はあ」。ところが、営業成績トップの30代後半の女性社員・坂岡の寿退社が決まり、峰崎はなんと彼女の後任に決定。別に期待されてのことではなく、誰が引き継いでも彼女には及ばないと思われ、ならば誰にとっても痛手の少ない峰崎を手放してそこに据えておこうかというだけのこと。引き継ぎがてら、しばらく坂岡とともに彼女の顧客を訪れることになった峰崎だったが……。

    渋谷のど真ん中で育った峰崎は、とある事情からずっと渋谷を避けてきました。ところが坂岡の担当エリアは渋谷一帯。おそるおそる郷里に足を踏み入れる峰崎。

    こう山本幸久ばかり読んでいると、マンネリといえなくもないのですが、それでも彼の作品に出てくるのは魅力的な人物ばかり。峰崎が営業の面白さを知ってゆくのと同時に、読み手もその面白さに惹きつけられることでしょう。峰崎の上司の椎名や、“ホットパンツ”(HOOTERSのような店を想像してください)のマスターも傑作。やはり元気のない人にはお薦めしたい山本幸久です。これまで彼の著作を読んできた人には、過去の作品の登場人物も特別出演していたりして、より楽しめると思われます。

  • 2016/6/2
    劇的なことが起こるわけじゃないけどちょっとずつ成長していく様子が好ましいお話。
    お手本って大事なんだな。
    稔くんの元カノは前に読んだ美術館の人の元カノではないかな。
    この人の小説もちょっとリンクしてて探すの楽しい。
    好きだわ。
    後日談の短編の椎名さんがいい人で感心した。
    私にはできない。
    ダメだけどダメじゃない人書くのがうまいよな。

  • ぶうううんっていう擬音とかなんとななんですぅ!っていう話し口調の書き方が苦手。
    なんかおじさんくさい。
    でも話は平和だからよかった。

  • 前任者寿退社による業務担当引き継ぎ、これだけで長編(ちょっと短め)小説1冊書いてしまうってのが驚き。
    その上、まだ本気出してないだけ系の主人公が、仕事にも生き方にも恋愛にも、少しずつ前向きに取り組みだす変化の描写が、ちょっとヤサぐれた心にじんわりくる。

    渋谷という未知の世界をもうちょっと知っていたら、例えば舞台が、三ノ宮だったりしたら、もっとオモロかったんだろうけど。

    どんな世代にも問題はあるし、どんな世代間にも対立というかしっくりこない障壁みたいなのはある。でも世代や国籍やそういう大雑把なもんで括るだけじゃなくて、その大雑把な中から個性磨いて育てて行くのが人の付き合い方じゃなかろうかと、最近良く思うねんな。

    主人公が育っていく様を読んで、やっぱ成長って個人的な関わりの部分大きいよなぁ、と思った次第。

  • 久々の仕事シリーズを読む。椎名課長いいな。設定はいつも通り面白いんだけど、主人公が何年も営業畑にいてしかも32歳という設定がいまいちピンと来ないので、いまいち引き込まれない。渋谷が鬼門という設定も弱いし、結局成長したのかどうかも分からない。妻が里帰りが良かったので★3つ。いつか椎名課長の話を読んでみたい。

    作品間リンク------------------------------------------
    ■凸凹デイズ:①ホリマッセ ②醐宮

  • 里帰りとかいっても主人公は国立に住んでる。

    でも、懐かしい地名や建物などが出てきてそれは悪くなかった。

  • 力の入らない気楽な内容だった。他も読んでみようかな?

全59件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本幸久の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×