アムリタ(上) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101359144

感想・レビュー・書評

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  • 『食べ物美味しい食べ物の味をちゃんと感じてる
    朝起きると楽しい1日が楽しみ夜寝るとき気持ちいい
    友達が前から歩いてきます。楽しみ面倒目に映る景色がちゃんとこころに入ってきますか音楽は外国のことを考えてみて。行きたいわくわくするそれとも面倒

    明日が楽しみですか3日後は未来はわくわくする憂鬱
    今は今をうまくやってる自分のこと気にいってる』

    毎日はただ過ぎていくから自分が誰なのかなんなのかわからなくなる時がある。
    アムリタ。

    神様が飲む水

  • 日常の中に潜む非現実がとても愉快。
    久しぶりに読んだらこんなにスピリチュアルな内容だっけー?
    ぶっとんでます。ある意味ロック。

  • 吉本ばななはやっぱり読みやすい。

  • なんとなく、設定は現実から離れてるんだよ。
    だけど、何故こんなに惹かれるかというと、
    それは、吉本ばななの表現力の魔法にかかるから・・・。

    頭打って記憶なくしたことないし、
    私の兄弟に芸能人はいないし、
    身内に変な超能力を持った子はいないし、
    たそがれてる小説家もいない。

    だけど、頭を打った主人公の無から始まる心の進化が、手に取るようにわかるんだよ。
    私、記憶飛んだことないのにね。
    弟のつらい気持ちもわかるし、
    させ子やコズミの気持ちもわかる。
    だけど、それって作者のさじ加減で理解不能になっちゃうくらい、設定が難しいお話だった。

    やっぱり、この作者の表現力(そう言い括っていいのかわからない)は素晴らしい。
    そう実感した1冊。

  • 下巻にまとめています。

  • 実際目に見えなくても、わかってしまうことや、感覚的でうまく説明できないことなんてたくさんある。それが嫌だと思っていたけど、それでも大丈夫だよーまぁ大丈夫じゃないかもしれないけど、それでも生きていけるよって言ってくれてる作品。下巻の方が好き。

  • 吉本ばななを読むのが高校生ぶりで、きっとその頃と感じ方が変わっているのだろう。(正直以前は意味わからんなーと思っていた。)

    小説の中の空気の色や光の加減や、湿気を感じるような言葉の選び方が特に美しかった。
    ただその世界に浸かって浮かんでいたいと思わせるような、そんな小説。

    文庫内のフォント(特に「ふ」の文字)と文字間もこの本にとても合っている。

  • 家族のこととか、不思議な体験のこととか。綺麗に病んでいるなぁと思う。
    2012/8/28

  • あるはずのものがない、ないはずのものがある。
    それは記憶だったり、感情だったり
    霊的な何かだったり。

    そんな不協和音の中を生きる、てのは怖いけど素敵だと思う。

    失ってしまったのか、新しく生まれてくるのか。
    半分死んでしまっている主人公の、結末が楽しみ。

  • 6年前の夏、勧められて読んだ本。
    読み返して、びっくり。

    好きな物語だったのに、
    わたしも朔美といっしょに再生したと
    思っていたのに、
    「こんなだっけ!?」と。

    だいじなことがぜんぶ、ここに書かれていた。

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著者プロフィール

1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)、2022年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に『吹上奇譚 第四話 ミモザ』がある。noteにて配信中のメルマガ「どくだみちゃんとふしばな」をまとめた文庫本も発売中。

「2023年 『はーばーらいと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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