さようなら、ラブ子―yoshimotobanana.com〈6〉 (新潮文庫)

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レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101359236

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  • 再読

    マナチンコくんチビラに。

    「人というのは何を言ったかではなく何をしたかである」
    耳が痛いけどわかる。これに続く、
    「言葉、ことに書き言葉のトリックとかマジックを全然信用していない」
    はもうわかりすぎて

    今巻はラブ子ちゃんが死に、チビラちゃんが大きくなり
    親も老いてゆく、その中での一瞬一瞬の幸福さや切なさ
    といったものにクローズアップしてることが多くて…
    沁みるわぁ!

    Q&Aで映画の解釈として
    「自分の中にいる清らかで考えられないほど優しい自分」
    が狂気や孤独から自分をかろうじて救ってきたメタファー
    というのにああ、と思ったり。

    けど、俗物なのでラブ子ちゃん関連で揉めた家に出入りしてた彼も誰か気になるw

  • 愛犬ラブちゃんが亡くなるまでの大切な時間。末期がんの方のお世話をたくさんさせてもらっているけど、人も犬も同じだなぁとしみじみと思いました。少しでも心地よく安心に、と尽力する姿に共感。そしてどんな時でも忙しい、悲しい、大変!ばかりじゃなくて、その間にもある、おいしい、うれしい、楽しいの瞬間をきちんと捉えているところを見習いたいです。

  • 子供を産んで、愛犬が亡くなってしまうまでの日記。
    大きい犬は、特別だろうなぁ。
    その感じは想像だけど、わかる気がする。
    愛するものを自分の愛し方で愛する時に感じてしまう、それ以外の者への怒りも、わかる。
    怒りまくりの時の文章は、読んでいてちょっと辛いけど。

  • 愛犬の死にたちあった時期の日記集。
    死ぬと言うこと
    看取るということ
    犬の忠誠、可愛さ、愛。
    犬をかってるから凄く共感できた。

    最後のちほちゃんからの手紙には
    本当に大切なことがたくさん詰まっていると思う。

  • (「BOOK」データベースより)
    わが子、通称“チビラ”は一歳に。つかまり立ちもし、食欲も旺盛。育児もひと息つけるかという頃、身近な人々が次々と倒れ、入院する。それでも日々は「わが子一生の感覚の源」と思い、イライラしない静かな生活を心がけていたのだが…。しかし、十二年連れ添ったゴールデンレトリバー「ラブ子」の病が深刻化する。家族との最後の日々。忘れることは一生ないと思う2004年5月。

  • プロジェクトXが面白いのは、あれは基本的にうまくいった話しだからだと思う。でも、ああいう頑張り方をして、うまくいかなかった話っていうのがいっぱいある。嫌いとかではなくて、どうもよく理解できない。目標のあるがまんはがまんじゃないけれど、ただしなくてはいけないがまんはまだ必要なのだろうか?
    人の命を守ることに直結している人はかっこいい。
    生きる希望が湧いてくるような感じがするので、風邪が治るときって大好き。風邪が治っていくときって、なぜか精神的にも生きる希望がわいてくる。

  • 再読。
    「赤ちゃんにも子供にもとんちんかんなお母さんたちを見た。子供はただやさしい声で普通に話してほしいだけだというサインを全身で出しているのに、全部読み違えて間違ったおもちゃや食べ物や言葉を投げつけるように与えていた。
    誰がどうみても「ママが赤ちゃんばかり見ているので、一瞬でも良いからママと一緒に外に生きたい、自分だけをみて」と言ってるのに、それがうまく言えないから、別のことをしてしまって、ずっと怒られていた。
    親のもっている権力って暴力に近い大きさだ。」
    日ごろの自分を振り返って猛省。。。
    時間に追いまくられていても何が優先なのかはしっかり身に着けなくてはと思う。保育園でたまたま話をした人が子供の話をまったく聞いてなくてギョっとすることがあり、やはり自分を振り返ってみたり。
    チビラくんの卒乳に感激。わが子はまだまだ。。。
     ラブ子が逝ってしまった。私の実家でも犬とネコ2匹を看取っているが、私は立ち会ったことがない。
    ちほさんの言葉はこれからの私に必要かも、と日記に書きとめた。

  • 我が家にも犬がいるので、色々考えさせられた。うちの犬もその時が来るわけで、ラブ子みたいに見送ってあげたい。

  • なんというか、身につまされるというか、
    他人事と思えないことばかりで、共感したり、反省したり。


    特に、愛犬を亡くす気持ちというのは、他人には理解できないと思う。
    たとえ犬好きさんだとしても、やっぱりその飼い主とその犬の間じゃないと
    わからないものがあると思うから。


    本当に犬っていうのは、人間という種族の違う生き物を仲間に思ってくれて、
    すごく考えてくれる。
    私の愛犬は、ちゃんと看取られて腕の中で死んだ。一度息を吹き返して、
    飼い主が起きるのまで待ってからだった。
    相方の愛犬は、ボケてもそれでもやっぱり最後まで番犬で、
    みんなを見送ってからひとりひっそり逝ってしまった。

    犬っていうのは、本当にそういうものなのだ。

  • 愛犬の死を迎えようとするばななさんの日々の日記が綴ってあります。頻繁に登場するチビラの可愛らしさに、読んでいるこちらまでもがきゅ〜んとなります。そしてやはり愛犬の死という耐え難く逃げられない運命を受け止める心意気を痛感できる1冊なのでした。

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