みずうみ (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 2194
レビュー : 190
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101359328

感想・レビュー・書評

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  • 本当にやさしいお話。だいすきな小説です。

    中島くんの弱いところと強いところ、だんだん分かってしまう壮絶な過去、みずうみのほとりに住む兄妹、すべてが繊細で魅力的で、ちょっぴり切ない。
    心がみずうみみたいに穏やかになる小説です。

  • 図書館で借りた。P224

    フワフワした流れが多い「よしもとばなな」作品
    何となく流れで読み進める感じなのに
    あちこちに素敵なフレーズが隠れているので
    そのフレーズを書きとめるだけでも充分かな?
    私にとって「みずうみ」は何となく深くて怖いイメージ
    多くは語らないけれど
    一度読んでみて欲しい1冊かも!

  • 表紙の写真が川内倫子さんだったのと、
    ひらがなの「みずうみ」のいまにも消えてしまいそうだけど存在感のあるタイポと、儚いけど力強いブックデザインがずっと気になっていて購入。

    ちひろの制作に対しての姿勢が好き。
    中島くんの、
    「僕たちみたいな人間は、結局いつでも真ん中にはいないんだ。はじっこの存在で、あまり目立たないほうがいいんだと思うんだ。たいていの判断はみんなと逆になるし、目立てば必ず悪く思われる。でも、最後のところでゆずれないものだけは持っていないと、ただの世捨て人になってしまうから。」
    という言葉は、リアルに共感。ここで泣くのも変かもしれないけど、なんだか響くものがあって涙。

    物語自体は淡々と進んでいくけど、途中でものすごく先が気になって気になって、2日で読み終えた。

    みずうみの底のような暗くて深い、、ところから、いつのまにか、みずうみの外から穏やかにゆれる水面を眺めているような、あったかい気持ちになった。
    寂しさも、少しあったかいような感じも、海ではなくみずうみだ、と思った。


    春にみずうみは、桜でふちどられる。

    みずうみの底から外へ、冬から春へ。

    なんだかすごく、すごく、よかった。

  • 自分が大事にしていることって何かなと思いました。物ではなくて、生き方とか、人と関わるうえでとか、仕事に対する誇りも。心の根っこのところで大切にしているピュアなもの。白いもの。善良なもの。芯になるようなもの。そういうもののある人でありたいし、大事にしていきたいと思いました。

  • 静かな回復、そして救済。

  • ジャケ買いでしたが、私の読者好きのきっかけの本。
    これを、買ってからそれ以前にでていた、よしもとばななさんの本をほぼ読み尽くしたくらい、大好きな本です。

  • ちょっとオカルト。

  • 2009年、一冊目の読書

    よしもとばななさんの本はほとんど読んでますが
    んー…これは苦手部類に入ります。
    くせのある恋愛小説。
    オカルト的要素、というかんじのがふんだんにふくまれている
    あとなんとなく中島くんを最後まで好きになれなかった。残念

  • 最近また順を追って読んでいる。

    もたくさと部屋で寝転がっている時に手を伸ばした先にこれがあって、そのままぱっと開いたページの一節からちょっと読んで、最初から読み始めて、読み終わって、今は別のを読んでいる。

    思うにこの人の小説は処方箋なのだ。
    けっこう真顔でおもっている。

  • よしもとばなな。
    この人の本に出会えて良かった。
    この人と同じ時代に生きられて良かった。
    そう思う。
    出会うべくして出会えたタイミングだった。
    もっと早く出会ってても、こんなに味わえることもなかったし、
    もっと遅くに出会っていたら、手遅れだった。

    この本もすごく良かった。
    でも、よしもとばなな作品には珍しく、主要人物の「中島くん」が何だか好きになれなかったので☆マイナス1です。
    もっと「ちひろ」を受け止めて欲しかったな。
    ある意味ハッピーエンドで、爽やかな終り方なんだけど、個人的にしっくりこなかったのです。

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著者プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

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