未亡人読本 いつか来る日のために (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101361116

感想・レビュー・書評

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  • 作者河治さんは四十代で夫を看取られたそうです。
    ご夫君が亡くなるまでの約一ヶ月と、その後の葬式や諸手続き、お墓の建立、年忌法要の話が綴られています。河治さんご夫妻の濃やかな愛情に胸を打たれます。涙なしには読めない本でした。
    死別はいつか必ずやってくる別れの時。その時になれば、それまでの覚悟なんて吹っ飛んでしまうけれど。それでもほんの少しでも、心構えをしておきたいと思ったのでした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「心構えをしておきたいと」
      私は綺麗に逝きたいですね、残された側の負担にならないように。。。
      「心構えをしておきたいと」
      私は綺麗に逝きたいですね、残された側の負担にならないように。。。
      2012/09/20
    • 和音さん
      コメントありがとうございました。
      自分は、家族ではないけれど身近な人を亡くして、そんなに時間が経っていないせいか、遺された河治さんにたっぷり...
      コメントありがとうございました。
      自分は、家族ではないけれど身近な人を亡くして、そんなに時間が経っていないせいか、遺された河治さんにたっぷり感情移入してしまい、ご夫君の気持ちをあまり考えられませんでした。いけないですね。
      河治さんのご夫君はたいそう立派な方だったそうです。癌およびその治療の身体負担が少なかったという理由は大きいでしょうが、最期まで河治さんを気遣い労わって亡くなられたそうです。見習いたいです。
      2012/09/22
  • 家族

  • ご本人にお会いしたことがあるが、本当にチャーミングで可愛らしくて素敵な方だったので、残して逝かないといけなかったご主人も、とても辛かったのではないかと思いつつ読んだ。
    私自身、今は子どもがいないので、もし主人が亡くなったら同じことになる訳で。
    結婚する前から、楽しいことや美味しいもの、大変なことを二人で分けあって来ているので、喪失感がものすごいと思う。
    主人より先に逝きたいと思っていたが、手続きの煩雑さを知り(特殊な業界の方であるけど)事務能力ゼロの主人が右往左往するかと思うと、おちおち成仏できなさそう。

  • 後学のために。
    いやなにしろいつか来る。たしかに来るだろう。いますぐじゃなくても。

    なにしろやることいっぱいありすぎて、悲しみに暮れる暇なんてなさそう。
    それどころじゃないようにしといて後からがっくり来るのは辛いかも。
    子どもや助けになる人がいるいないで心の持ちかたも違ってきそうだ。

  • 父のこともあり、なんとなく読んでみた。未亡人が明治に入って作られた言葉で、「夫が死んだのにも関わらず、未だ死なずに生きている人」という意味に呆然。当時は戦争で夫を失った女に対して使った言葉だったようだ。子どものいない夫婦の場合の、遺産の手続きの煩雑さにも閉口。

  • 共感できるところとそうでないところと。

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