父・手塚治虫の素顔 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2012年3月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784101365213

みんなの感想まとめ

手塚治虫の息子が描く父の姿は、天才マンガ家としての偉大さと、家族としての葛藤が交錯する深い内容です。息子ならではの視点から、父の人間性や作品に込められた思いを知ることができ、単なるエピソードではなく、...

感想・レビュー・書評

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  • 2012年(底本2009年)刊行。手塚治虫氏の長男眞氏による治虫氏の人物評伝。◆どこかで聞いたような、あるいは見たような話も多い。が、家族しか知り得ないこと、例えば、あの多忙な手塚氏が、商業ベースに乗らないような自主制作アニメーション(5分程度の短編が多いらしい)を、独自に製作していたこと、著者の眼から見ても、また費やした費用から見ても相当なレベルの高さであったというのが驚き。家庭内視聴していたらしい。◇一方で、天才もただの人の親だなと思える微笑ましいエピもちらほら。

  • あまりに崇拝し、遠慮しすぎていておもしろみがない

  • 息子さんである眞氏の著であるエッセイですが、印象に残ったのは、手塚先生がアニメ制作でマンガほどの評価が得られなかった一因に、「手塚治虫が優しい人だったから」という言葉。

    手塚先生は元々は完璧主義者。
    それはマンガ製作においての逸話を見れば火を見るよりも明らか。
    けれど、アニメに関してはマンガよりも多くの人がその製作に関わることになる。
    アニメの出来が悪く、ここを修正した方が良いと思っても持ち前の優しい気性が邪魔をしてそこまで厳しく追求できなかった。

    話しは変わりますが、ジブリの宮崎駿監督は昔から徹底的な完璧主義者で一緒に製作に関わるアニメーターが苦労をすると言った話を耳にしていた。
    宮崎監督には申し訳ないけれど、その厳しさゆえに嫌われているという話しも訊いたことがあった。
    それぐらいの強さがなければ世界で認められる作品は作れないということなのかもしれませんね。

    気性が邪魔をするということもあるのだなぁとしみじみと感じた。
    真氏は子供の頃から手塚先生のアニメ作品も沢山見ていて、解説もしてもらっていたというのが羨ましい(と、言ってもいつも忙しくて帰宅できない父親を持つというのは大変だとは思いますが)
    手塚アニメのジャンピングは名作ですよね。
    賞を取っているというのも納得。
    もっともっと、手塚先生にアニメを作って頂きたかったと思わずにいられません。

  • 今までずっと、手塚治虫氏が亡くなってしまった事を、「早過ぎて残念」としか思っていませんでした。
    でも、違うんですね。
    眞氏の優しい言葉の中に、父親に対する家族の強い尊敬と愛情を感じました。
    早過ぎるなんて、言えません・・・。

    作品1つ1つが、手塚氏から読者へのプレゼントのようです。
    益々、作品を読む事が楽しみになりました。

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