Story Seller〈2〉 (新潮文庫)

制作 : 新潮社ストーリーセラー編集部 
  • 新潮社
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本棚登録 : 4049
感想 : 489
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  • Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101366722

感想・レビュー・書評

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  • 第一作に比べるとインパクトは薄いものの
    やはりよみごたえたっぷりのアンソロジー
    どの作家さんも、独特の世界に引き込まれてしまいます
    1冊で、すごーーくお得な気分になれます♪

  • 35文庫本
    2から読んでも問題ありません。

  • 面白かった!相変わらず短編集とは思えないほどの濃密さ。伊坂さんのお話は新しかったなー!内容も面白かったし。有川さんのヒトモドキも良かった!!本多さんと伊坂さんはぜひ作品読んでみたいな!!今度買いに行って来よう!!

  • 1を読んで期待するとちょっとがっかりします。どうしてメンバー変えたの(´・ω・`)道尾さん…(´・ω・`)
    アンソロジーに載せるなら収録済みのじゃなくて新しくて他の本に関わりのない短編がいいな、と思うけれどなかなか難しいので我慢。有川浩がきもちわるくてしばらく思い出してしまいました。甘いラブコメの裏ではこんなこと考えているのか。意外です。

  • やっぱり伊坂さんの小説がダントツ面白い。

  • やっぱ伊坂さんが一番おもしろかった

  • 『Story Seller 2』



    1が良かったので読んでみた。

    「マリーとメアリー」沢木耕太郎
    これはエッセイなのかな。
    ブラッディーマリーの語源?についで自分の思考を文体にしてる感じ。

    「合コンの話」伊坂幸太郎
    伊坂さんらしい伏線があまり発揮されていなかったかな。
    合コンとその合コン場所の近くで起きた殺人事件が巧い具合に絡み合っていく。
    犯人が今日出逢ったばかりの合コンメンバーの中に…。
    と思わせるように持っていくのはさすが。

    「レミング」近藤史恵
    この人の作品は1の時に読んだ以来。
    ロードレースが好きなのか。
    ロードレーサーとしてはもう伸び盛りを過ぎてしまった男がチームのエースを陰ながらサポートしていく。
    エースがなかなかエースらしさを見せないんだが、1つの出来事をきっかけに最後にはエースのオーラを感じるようになった。という終わり方。

    「ヒトモドキ」有川浩
    今回の中で1番。
    甘い話を期待していたんだが、全く逆。
    父の姉がとてつもない厄介者だった。
    もったいないと言っていろんなものを拾ってきては部屋中ゴミだらけにしていく。
    主人公の弟を自分を看取る者として最初からマークしていたとか本人からしたらどんだけ気持ちの悪いことか。
    でもこの伯母さんは間違ってる。
    もっと違う手段で接していればきっと弟もそこまで拒絶せずにすんだのに。
    こんなヒトモドキが身内にいなくて良かった。

    「リカーシブル」米澤穂信
    複雑な家族設定。
    再婚してすぐ父親が亡くなり、継母とその息子と一緒に暮らす主人公。
    弟は姉を姉として慕うのだが、姉はなかなかその気になれない。
    が、弟に未来予知の能力があることが分かり、それにより弟が得たいの知れない恐怖と戦っていることを知る。
    最後は弟を自分の部屋に入れ一緒に寝てあげる。という終わり方。
    だから何だったんだ?って消化不良。
    弟はどうなったの?
    こういう終わり方嫌い。

    「444のイッペン」佐藤友哉
    途中で脱落。
    恐らく1の「333~」と繋がりがあるのでは。

    「日曜日のヤドカリ」本多孝好
    こういう家族の形もありだな。
    本多さんらしい温かな表現。
    娘となった弥生が継父のことを本当に好いているんだなというのが伝わる。
    最終的に母親は本当に同窓会に行っており、帰ってきて昼間食べる予定だったカレーを何だかんだ言いながら楽しく食べて終わる。
    昼間、まさか自分が駆け落ちしてるんじゃないかと一騒動あったなんて思ってもいないだろうな。

  • Story Seller1に続いて読了です。

    1とリンクしている作品が意外に多く、短編を読んでいる感じではなかったです。2冊読んでみても、第1印象でいいなと思った人は変わらず。

    伊坂さんは元々大好きなので、それ以外だとやっぱり本多さん好きです。弥生もお父さんも、真澄もそれぞれキャラが確立していて素敵。優しくて芯の強い凛とした感じ。読み終わってほっこりする感じ。あんな大人な小学生見たことないけど(笑)

    あとは有川さん。面白かったけどリアルに怖い。ああいう人実際いるし、それが身内である恐怖。1にもゴミ屋敷の身内出てくるけど、有川さんこういう人に何か思い入れでもあるのだろうか?

    米澤さんは「あれ?これで終わり?」と思ってしまったけど、なんか良かった。本多さんみたいなほっこりは全くないけど、なんとなく胸に落ちる感じ。

    沢木さんと近藤さんは、私の中では可もなく不可もなくな感じ。近藤さんは自転車以外でどんな話を書くんだろう。

    佐藤さんは、申し訳ないですが本当に合わない(笑)何を言いたいのかよく分からないし、今回のはオチとしてもイマイチだったような。何よりキャラが好きになれない。

    やっぱりアンソロジーは好きな作家さんを探すには最適ですね。とりあえず、本多さんの作品を読破したいと思った2冊でした。

  • 1がとても面白かったので期待していたけど、比較の問題もあるのか、イマイチ。どれも読みやすいのだけど。続きモノっぽくて、短編としての良さが消されてるからかな。盛り上がりに欠ける。
    有川浩で、読んだことのないタイプの話で新鮮だったのと(オチがありきたりかなあとは思った)、本多孝好さんの、弥生さんが素敵小学生だったな。この方は1で知り、読むのは2回目、決して優しくはないけど、柔らかい光を書く人ですね。

  • 面白いお話売りますとの呼び声どおりの7人の作家さんの短編集。
    冒頭の沢木さんのお話はエッセイでしたが、吉行淳之介さんのことや村上春樹さんのエッセイに書かれているカクテルの事が話題になっていなかなか味わい深いお話でした。
    当代流行作家が書き連ねているので楽しめる内容でしたが、普段の物より、結構意表を突く書き方のように感じられました。近藤さんの短編はサヴァイヴに収録されているお話でした。本多さんの小説は今まで読んだ事がなかったのですが、血の繋がっていない娘と父の会話が妙に面白味があり、今度読んでみようかという気になりました。

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