佐藤君と柴田君 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1999年6月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101368214

佐藤君と柴田君 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  東大教授二人による「疑似」リレー・エッセイ。
     各自バラバラに執筆されたエッセイをリレー形式のように並べたものだが、「疑似」とは思えないくらい、整合性は保っている。
     二人とも文章も内容も面白いのだが、柴田元幸氏の方がとっつきやすい、というか人懐っこい文章を書いているように思える。
     既に村上春樹氏や高橋源一郎氏との対談を読んだり、柴田氏の翻訳作品を愛読していることも影響しているかもしれない。
     佐藤良明氏の文章はちょっと難しい、というか少しばかり独りよがりな印象もちらほら……なんて書くと東大教授相手に「お前、何様なんだ?」と言われそうだけど。
     それにしても、お二人ともロックが大好きなんですね。
     思わず親近感を覚えました……なんて書くと不遜かな(苦笑)。

  • 東大の先生なんですよね?でもここまでポップでいいんですか?これほどまでに良い意味で力が抜けて読みやすいエッセイは久しぶりである。

  • 100113(n 100414)

  • 東大教授はたぶん楽な仕事じゃないけれど、楽そうに思わせてしまう妙技。

  • なにか、きっかけがあればすぐに読み終わってしまうと思うんだけど。解説は池澤夏樹。

  • 徹底的に自分に染み付いたものをエッセイとして書いているのがなんともすごく、世代差がかなりあるというのにそれぞれの声がちゃんと聴こえてくるのは、筆者たちが時流の本質を見事に掴みそれらを判りやすく親しみやすく伝えてみせているからなのだろう。嫌味っぽく思えてしまう一文も、その次のコンテクストではその形を一気にひそめなんということもない代物であることを認め、そのことを読む側に教えてくれている。そのことに対して意味を持たないところでは、悉く相手にされないだけで、それでもそこに居たことが現在の自分にとって無意味であるとは云えなくて、幼き頃から人間というものは形成され、歳を幾ら重ねても育つことを止めないのだと気付かさられた。過去・現在・未来を不自由なく見て回ることができるバイタリティーとそこから自分の記憶を通じて思考することこそが、類い稀なる才能の証のようにも思え、そういったことに頭を使えるのが、賢さを顕著にさせているのだろう。いやもう、素晴らしい先生たちだなあ……、本当に。2005-11-26読了。

  • 駒場生は読むと英Iに対する意識が変わるかも。駒場を出る頃に読んで、もっと早く出会いたかったと後悔したくらい。こんな素敵な先生方がいるなんて。

  • 佐藤君と柴田君―。二人は東大の先生である。ドロンコ的混沌を愛してやまない佐藤君がマックを操り、ナップザック姿の柴田君が齧歯動物みたいに大学内を走り回って、英語の授業を面白くした。そんなジーンズとスニーカーの似合う二人が、翻訳論からオナラ学、ビートルズに「女は男のパンツを洗うべきか」なる大問題まで縦横無尽に語り合った、ポップ感覚溢れる掛合いセッション。(本書より)

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