刑事たちの夏〈下〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101368726

感想・レビュー・書評

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  • 読了までにかなり時間がかかる。ダラダラと読んでしまった。
    警察は悪だなー。明るみに出ないところがまた悪質な感じ。
    終わり方は好みだけれど、スッキリはせず。

  • 前半は、よくある刑事ものと思って読んでいたが、かなり捻りが入っていることに気付く。離婚寸前の刑事、その恋人は民間人だが、事件の捜査に関与していく。そして、北海道ではある事件に未練を残したまま退職した元刑事が、今回の事件で無念を晴らそうと関与してくる。ただし、警察内部の派閥抗争が大きな鍵になっていて、そこへ政府と大蔵省の対立を絡めている。最後は、どうやって収めるのかと思いながら読んでいたが、結局は恋人が殺され、本人も最後まで正義を通そうとして、殺されてしまう。残された仲間たちが、彼の意思を継ごうという所で終わる。

  • そう来ましたか。
    なるほど・・・。

    いやぁ、事件は解決しても、爽快感はありません。
    なんか、ドロっとした感じです。

  • 言い訳に徒労する。

  • 下巻は意外とテンポ良く、サクサクっと読めた。
    今は警察小説が充実しているから、こんなもんかなって感じだけど、10年前に読んでたら、もっとスゴイと思えたかも。

  • 10.2.6

  • 解説を読むまで知らなかったんですが、本書は10年以上前(1998年)に書かれたそうで、そういうことなら、1994年の赤坂署ゲーム機汚職事件あたりを下敷きにして、もう一つ大きな不正に膨らませたお話になっていたんだなぁ。。。の感。

    予想外の結末だったんですが、登場人物の個性というか、人間性が、いずれも今ひとつしっくりこなく、悔しさとか、憤りにまで共感至らなかったのが残念。

    (2009/8/19)

  • 北海道のリゾート開発に絡む明和銀行不正融資事件で、大蔵省の不正を克明に記した「白鳥メモ」を巡り、事件は大きく旋回する。
    メモはどこにあるのか。
    誰が持っているのか。
    松浦刑事の息子は事故に遭い、自身は警察に拘留された。
    盟友、大和田元刑事と古沢検事の必死の捜査が続く。
    大蔵省、警視庁、警察庁、そして…。
    陰謀と陰謀がとぐろを巻いて絡み合う警察小説最高峰の雄編。

    星が三つなのは、上巻を読んだのが少し前で人物関係図や上巻の結末とかを忘れていて、
    いまいち入り込めなかったから。

    正直な感想は、「刑事さんってアツイんだな〜」ってこと。
    尾行、盗聴、やくざ、違法カジノ…。
    THE警察。
    っていう単語のオンパレードで、
    生真面目でアツイ刑事と上層部の対立とか、
    いかにもって感じでした。

    6月2日。
    1日に2冊(『クレィドゥ・ザ・スカイ』と本作)読んだから頭がカチコチ。

  • 汚職官僚殺人から始まり、その人物の残したメモを巡る刑事たちの物語。
    あらすじを簡単に語ってしまえば、その程度なのに、上下巻まで引っ張るかぁ。
    ってのが、正直な感想。
    しかも、何作読んでも、この文体の軽さに違和感を感じる。
    内容はかなりハードボイルドなのに・・・もったいない。
    ラストは、ある意味、ドンデン返し。
    最後まで、自分の意思を貫く松浦刑事を最後の最後でかっこいいと思った。

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著者プロフィール

1953年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。87年豊田商事事件を扱った『マネーゲーム』で第24回文藝賞佳作。『世紀末鯨鯢記』で第3回三島由紀夫賞受賞。『刑事たちの夏』では警察小説ブームに火をつけ、警察小説の金字塔となる。主な著書に『放火(アカイヌ)』『刑事たちの聖戦』『ダブルフェイス』『禁断のスカルペル』『デス・エンジェル』『限界病院』など多数。

「2020年 『笑う執行人 女検事・秋月さやか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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