魔術はささやく (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 12067
感想 : 899
  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369112

感想・レビュー・書評

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  • 幻想的なタイトル。自殺へと仕組まれた3人の女性の死と次は自分ではないかと怯える4人目の女性。彼女たちが隠し持つ現実的な社会問題。そして彼女たちともその社会問題とも関係のなかった16歳の少年。
    全く接点が見えなかったものたちの糸が次第に結ばれ絡まり、徐々にほどけて最後に1本の糸となる、そんな社会派ミステリー。

    父が失踪し母が病気で亡くなったあと、伯母のより子一家と暮らすことになった16歳の少年、日下 守。
    守を通して事件は解明されていくのだけど、この物語は単なるミステリーではなくて、守を救済するための物語でもあったんだろうなぁ。
    だって守がいい子すぎなんだもの。本当に聡い子。
    そしてその賢さが彼の過去を通じて身についたものなんだとしたら……
    わたしはなんだか彼の頭を撫でてあげたくなった。

    伯母のより子が、「あんたは強いからね、心配なんだよ。強い人間は独りでいたらいけないんだ。みんな自分で抱えこんじゃう」みたいなことを守に話すんだけど、本当にそうだよ。
    守自身は気づいてないのかもしれないけど、すでに人生を悟ったと思い込むことで、ギリギリのところで立ってるんだろうなと想像せずにはいられなかった。
    守はどうなっていくのだろう、どうすればいいのだろう。そんなことを考えてるうちに、善と悪、過去と現在、そういうものを単純に2つに分けることってできないよねと改めて気づく。
    感情って簡単に割りきれるものじゃない。
    赦すことと赦さないことも然り。
    だから心は揺れ動く。

    わたしにとってこの物語は単なるミステリーでは終わらなくて。守が独りでかかえこんでいた何かから解放される、そんな救いの物語でもあったのだ。

    • 地球っこさん
      insectofbooksさん、はじめまして♪

      「まもるぅぅぅぅ!!!」となりますよね~
      宮部みゆきさんの作品は数えるほどしか読めて...
      insectofbooksさん、はじめまして♪

      「まもるぅぅぅぅ!!!」となりますよね~
      宮部みゆきさんの作品は数えるほどしか読めていませんが、しんどい思いをしてる子どもたちの作品もありますよね。
      でもどの作品のラストも、かすかにでもちゃんと光が見えてくるような物語になっていて、子どもたちへの宮部さんのエールがこめられてるのかなぁと思ってます。

      フォローしてる方にも宮部さんファンは多いので、つい皆さんのレビューから読んだつもりなってたのですが、ぼちぼちこれから読んでいこうかなと思ってたところです。

      insectofbooksさんのレビューも楽しみにしてます。
      どうぞよろしくお願いします(*^^*)
      2021/05/21
    • insectofbooksさん
      ほんとそうですね!かすかに光が見えてくるような物語になっているのがこの作家さんを好きな理由かも…。お読みになっているものもあると思うのですが...
      ほんとそうですね!かすかに光が見えてくるような物語になっているのがこの作家さんを好きな理由かも…。お読みになっているものもあると思うのですが、宮部さんのでブックリスト作ってみます♪ ♪ 地球っこさんも、オススメリストぜひお願いしまーす^_^
      2021/05/21
    • 地球っこさん
      insectofbooksさん、おはようございます。
      ブックリスト楽しみにしてます♪
      わたしはブックリスト、あまり活用できてないなぁ……...
      insectofbooksさん、おはようございます。
      ブックリスト楽しみにしてます♪
      わたしはブックリスト、あまり活用できてないなぁ……f(^_^)
      2021/05/22
  • こんな悲しい境遇の高校生 守くんが立派に成長して行くだけで満足や!
    ( 完璧に親目線^^; )
    まぁ、現実としては、あり得ない設定のように思うけど、読んでる時は実際に起こってる気がする。
    (宮部さんマジック?)
    真相が判明した後のラストも良かった!
    でも、私が主人公なら、
    そんな実体験ないからか?年取って、人間が丸くなったのか…
    「東京は今夜も霧ですね」

    「魔術師の幻想」
    もナシかも?

  • 日下守は叔母の家族と暮らしていた。なぜなら母は亡くなり、父は失踪していたからだー横領犯としてー。犯罪者の子供としてあからさまに阻害されながら育った守は若くしてなんだか悟ったような一面を持つ高校生だ。しかし、今度は伯父が仕事中女子大生を轢いてしまう。女子大生が亡くなったり目撃者もいなかったため、「すごい勢いで赤信号を飛び出してきた」という伯父の言葉は裏付けがとれない。叔母や従姉の様子をみて、守は女子大生の足取りを追う。そこから見えてきたのは亡くなった娘の裏の顔からつながる不可思議な事件だった。

    なんとか的確なあらすじ的導入部分を書こうと思ったんですが、どこまで書いても導入にならない!!どんどん話が展開してたくさんの問題、たくさんの人、たくさんの後悔とかたくさんの怒りとかもう、どこも面白くて・・・!!!
    ミステリーで社会派でファンタジーで青春小説で、いろんな顔を持った本です!
    あ・・・まさかこれが魔術・・・か・・??

  • 宮部みゆきさんの小説は起伏に富み読みやすいので、さくさく読めるが、本作も面白くて一気読みした。いろいろなキーワードも複合的に取り入れられていて野心作だったといえるだろう。少々文章に無理をして力みすぎる傾向があるが、若々しくもあり、そこがまた面白い。

  • 日本推理サスペンス大賞受賞。
    3人の女性たちの死。さらに4人目にもその魔の手が伸びていた…。
    終盤のまで「どんなトリックなんだ?」とワクワクしながら読めたし、主人公の心情の変化がよく分かって趣深い作品だった。宮部みゆきの特徴なのか、少年が成長していく様は読んでいて、引き込まれていくような気がする。
    龍は眠るに若干近い内容かな。
    安定の宮部みゆきでした!

  • この本のメインは謎解きではなく、裁く側にまわった守の心の揺れ動きであり、宮部みゆきの真髄を容易に受け入れることができた。「親父を殺したヤツなのに、僕にはできなかった。殺せないよ。笑っちゃうよ。」。過去に守の父親を誤って轢き殺した吉武に対する裁きを目前に心の動揺が感じ取れる。義父の逮捕、同級生からのいじめ、友人達からの助力、殺人回避、守にはあっという間の出来事であったが、彼の成長を余すところ無く全てが伝わった。父親が自首するつもりだったという下りは安堵と共に救いでした。5年振りに再読(図書館本)。

  • 第2回日本推理サスペンス大賞受賞作。ちなみに第1回は受賞作は無しで優秀賞で乃波アサ氏が、続く第3回は高村薫氏が受賞している。このメンバーを見ても解るように新潮社主催で行われていたこの新人賞は現在でも第一線で活躍する作家を多く輩出しており、たった七年という短命な賞であったがその功績は非常に意義高い。
    第1回では大賞無しという結果だったので、実質的に本作が大賞第1作目となるが、その栄誉に恥じない出来である。

    都内各所で起こる女性の3件の自殺事件。一見何の関係もないそれらの死には実はある関係が隠されていることをある女性は知っていた。そして次のターゲットが自分だということも。
    その3つの死の1つ、女性の飛び込み事故で加害者となったタクシー運転手の甥、日下守は微力ながら叔父を助けるべく、独自に事故の調査をしていくうちに真相に近づいていく。

    なんとも足が地についた小説だというのが第一の印象。通常新聞で三行記事として処理される瑣末な女性の自殺事件、そして交通事故。毎日洪水のように報道される数多の情報に埋没されてしまう事件はしかし、当事者には暗い翳を落とすのだ。たとえ事件が解決されても、適切に処理されても被害者、加害者の双方には一生消えない心の傷を残す。そんな誰もがいつ陥ってもおかしくない状況を一般市民の、当事者の視座から宮部氏はしっかりと描く。
    私が感心したのはこの書き方だった。本格ミステリでも事件が起きる。死人も出るし、魔法で成されたとしか思えない不可解な状況での死体も出る。そこに警察が介入し、登場人物は予定を変更され、警察に拘束された毎日を過ごすはめになる。しかしそれらはどこか絵空事の風景としてか捉えることがなく、現実味に乏しかった。なぜなら本格ミステリそのものが読者と作者との知的ゲーム合戦の色合いを持っているからだ。だから読者は「そのとき」が起こった後に及ぼす当事者の状況には忖度しない。犯人と殺害方法が判明し、警察が逮捕されて事件は解決、そこで物語が閉じられるのがほとんどだからだ。

    しかしこの小説は事件は普通によくある交通事故。その事故が及ぼす当事者達の生活への影響などを克明に書く。そのため、作中で起きている状況が読者の仮想体験として感じさせ、現実感が非常に色濃く出ているのだ。
    それに加え、主人公を務める日下守という少年の造形が素晴らしい。幼い頃に父親が失踪―昔流行った言葉で云うならば“蒸発”―し、その影響で亡くなった母親の姉に引き取られることになったという境遇にある。しかも父親は会社の金を持ち逃げしたという噂があり、周囲からは「泥棒の子供」だと揶揄されているという、なんともつらい生活を送っている少年なのだ。が、しかし彼はそんな状況にも負けないタフなハートを持っており、おまけに特殊な特技を持っている。
    ネタバレにならないのでここで書いてしまうが、それは開錠の技術である。「おじいちゃん」から小さい頃に教えてもらった技術だが、これが実に物語に有機的に働く。この技術が日下少年に他人とは違うという自信を持たせ、さらにこれらの不幸な境遇が周囲の子供らよりも一段大人びた性格を持つに至ったという人物設定は非常に頷けるところがあり、もうこの日下少年という主人公だけで、私の中では本書は傑作になると確信していた。

    が、しかしその後物語は私の思惑とは意外な方向に進む。サブリミナル効果はまだしも、催眠術という、眉唾物の技術が本書の大きく覆ってしまうのだ。
    ネタバレになるので詳しくは書かないが、この催眠術の登場で私の本書に対する価値観はぐらついた。前述したように非常に現実感を伴った内容にいきなり飛び込んできたこの異分子は一気に絵空事の領域に物語を持っていってしまったという感慨を抱かせてくれたのだ。
    このギャップが私の中ではとても気持ち悪く、それが故に本書は佳作という評価に落ち着いてしまった。

    確かに作者はこの突飛な技術を読者に納得させるように活用法に工夫を凝らし、詳細に説明を加えて、納得させようとしているが、物が物なだけになかなか現実感を伴って腑に落ちてこなかった。したがってクライマックスに訪れる日下少年の試練もまた深く心に浸透してこなかったのが非常に残念である。
    さて発表から30年近く経ち、科学の発展と共に色んなことが解明され、新事実も発見されているが、果たして今本書を読んで手放しで賞賛できるかといえばそうとは思えない。それはやはりこの小説が備えている前半の現実感と後半の非現実感の乖離ゆえに。

    ただしその一点は致命傷ではないようだ。なぜなら30年経った今なお、本書は版を重ねて出版され、しかも新装版まで出版されているくらいだからだ。つまりは単に好みの問題ということだ。
    『パーフェクト・ブルー』、『我らが隣人の犯罪』と比べてもその出来は数段よいことから、本書から宮部みゆきの今が始まったと云っても過言ではないだろう。

  • ネタバレあります。

    デビュー3年目にして1989年の第2回日本推理サスペンス大賞を受賞した初期作で、新潮文庫から出ている宮部みゆき作品の最初の一冊で、自分がかつて初めて読んだ宮部作品でもあります。

    久しぶりの再読となりましたが、何よりもまず読みやすいことに改めて感嘆します。ストーリー運びは(敢えて、なのかもしれませんが)複雑になりすぎずわかりやすく仕上がり、著者の近年の作品のようにボリュームや登場人物が膨大になっていることもなく、手頃です。自分が初めて出会った宮部作品がこの本で幸運でした。さらに、初期作品に多く見られる著者がその時に書きたいことを何でもかんでも放り込んでしまうようなネタの詰め込み過ぎ(特に、すぐに超能力を持ち出す癖があります)という欠点もあまり見られません。
    加えて、作中の登場人物の価値観が現代とあまり乖離していないのが読みやすさに大きく貢献しています。デート商法は今でも横行し、犯罪者に対する世間の私刑は当然のように無関係の家族に及び、いじめは不誠実な教師に放置されています。スマホやインターネットが無い時代の作品なので、探偵役は真実に迫るまでにずいぶん苦労していますが、ここについてもトリックに大きくかかわるものではなく、古さは感じませんでした。ああ、ここ最近であればドライブレコーダーで大造の事故は被害者の信号無視が原因だとあっさり証明してもらえるかもしれません。げに技術の進歩はミステリの大敵ですね。

    ホワイダニットに社会問題を絡める一方、探偵役の身辺にも犯人の手が伸びてくる展開や、冒頭の不可解な自殺とその報道を見返す怪しげなシーンから一転、探偵役である高校生日下守の日常生活にフォーカスが転じる映像的な展開がスリリングで、受賞したのが日本推理「サスペンス」大賞であることも納得です。
    読みやすい文章でスリリングなストーリを語っているのですから、次へ次へとページを捲る手が止まらないのも当然でしょう。

    一方で、犯罪者であり消息不明になっている主人公の父親に対する憧憬や、怨恨に対して個人的な制裁を加えることの危うさと悩ましさなどが秀逸なストーリーテリングのバックグラウンドにあり、プロットを「物語」に昇華させているように思えます。
    ただ、最後の最後に吉武浩一への制裁を踏みとどまった日下守でしたが、やっぱり自首はさせたかったのかなあ。擬似家族になり庇護を与えることで贖罪を果たしているつもりの彼の身勝手さをやっぱり許せなかったのでしょうか。もう許してやってもいいような、自首させるにしてもその前に二人で十分話し合って欲しかったような、そんな少し割り切れないものを覚えました。

    ところで、初期作と近作を行ったり来たりしながら読んでいると、見えてくるものがあります。例えば、主人公日下守の身の上。一人だけで両親以外の家族と暮らしているのは「模倣犯」の塚田真一を思い出させます。「理由」といい、「R.P.G.」といい、杉村三郎といい、ミステリ作品になるような事件の背景や探偵役にはどうしても家族の庇護の傘の下にない孤独さが必要なのでしょうか。確かインタビューで「不完全な家族を描くことが多い」ってお話をされていた(うろ覚えです。いざ探してみると見つかりません…)記憶があるのですが、やはり家族が欠けることが宮部みゆきの描く物語の始まりに必要なのかもしれません。

    それから、探偵役の能力について。
    警察関係者や私立探偵やルポライターといったプロフェッショナルではない普通の高校生や、お転婆なだけの町娘を探偵役に据えて、彼(彼女)らが「日常の謎」ではない、殺人事件に立ち向かうストーリーを考えた時点で、探偵役に何か特殊な能力を持たせる必要が出てきます(本当に何の能力も持たない中学生を主人公にした「夢にも思わない」では、主人公は知り合いの刑事から捜査の進展を聞くだけという何とも煮え切らない展開になってしまっています)。
    その解決策として「超能力」が出てきがちな宮部作品が多い中、このお話はちょっと別の能力を持たせています。唐突な超能力よりはマシですが、でも犯行の方法でひとつ大きな嘘をついているだけに、ただの高校生があんな能力を持っているなんて設定を入れてしまうと嘘が二つあることになっちゃって、やっぱり不自然さが際立つのは否めません。
    そう言えば、宮部みゆきって「日常の謎」を描いた作品ってありませんよねえ…。日常の謎だったら普通の何の能力もない中高生を主人公にしても十分ストーリーが成り立つと思うのですが、「ポケミス」と映画を摂取して育ったからなのでしょうかね。

    ※日常の謎を扱った宮部作品として「サボテンの花」という名作があるとご指摘をいただきました。

    • Tetchyさん
      hanemitsuruさん、興味深いレビュー、大変楽しく読ませていただきました。私は宮部氏の熱心な読者ではありませんが、日常の謎系ミステリで...
      hanemitsuruさん、興味深いレビュー、大変楽しく読ませていただきました。私は宮部氏の熱心な読者ではありませんが、日常の謎系ミステリでは「サボテンの花」という名作があります。初期短編集『我らが隣人の犯罪』に所収されてます。
      2020/01/09
    • hanemitsuruさん
      ご指摘のとおりです。読みましたし、感動したのにすっかり失念しており、お恥ずかしい限りです。
      本書のTetchyさんのレビュー、拝見し、とて...
      ご指摘のとおりです。読みましたし、感動したのにすっかり失念しており、お恥ずかしい限りです。
      本書のTetchyさんのレビュー、拝見し、とても共感を覚えました。
      2020/01/10
  • 宮部さんの長編処女作。もう構成から文体から、けれんに満ち溢れている。
    この頃の初期小説は否定できない。星も満点をつけざる負えない。フジのドラマでめちゃくちゃにされたから、とっても悔しい!!だから小説は満点つけてしまうよ。
    もう古典かもしれないけれど、ミステリとして、又少年の成長記としてこんなに素晴らしい小説はないとしか言えない。ラストの感動と爽やかさは今も忘れなれない。
    宮部さんは、『小暮写真館』で答えてくれたけど、個人的には、時代小説より現代小説をもっともっと読みたいです。特に初期の様な(この作品も)Sキングに触発された様なミステリを書いてほしいです。

  • なんとなく買った一冊。

    20年以上前の小説だったんだね。
    あまり古臭く感じなかった。

    題名から何となく催眠術が関係してくるのかな?と思いつつ読んだがやっぱり催眠術の内容だった。

    読んでいくうちにだんだん話に引き込まれていった。
    最後方はちょっと感動した。

    催眠術ってちょっとインチキ臭いイメージがある。
    本当に催眠術で人を操る事が出来るのかな?と感じた小説でした。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール読物新人賞を受賞。『龍は眠る』(日本推理作家協会賞)、『本所深川ふしぎ草子』(吉川英治文学新人賞)、『火車』(山本周五郎賞)、『理由』(直木賞)ほか著書、受賞歴多数。

「2021年 『ブレイブ・ストーリー 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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