魔術はささやく (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 10388
レビュー : 830
  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369112

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに本格ミステリー読みたいなと思って。が、殺人方法がちょっとぶっ飛んでて反則技ではなかろうか…タイトルになってるもののこんな内容だとは思わなかった。人が人を殺す動機って難しい。共感度&理解度低め。
    展開的には面白かったしゾクゾクしたけど、2つの柱がイマイチ交差してなくて無理やり感あるのと(最後まで2人が似てるなんて思わなかったぞ)途中途中で助けてくれたいい味出してるサブキャラたちが回収雑でもったいなかった。古い作品だしキャラ立ちそこまでしない風土だったのかも。
    じいちゃんて本当にただの通りすがりの人だったんだ⁈っていうのは驚愕。なにか関連ある人かといつ出てくるかと期待してたのに。
    宮部作品2つ目で、やっぱりうーんな感想かも…。序盤の目線隠してる展開があんまり好きじゃない。自分が覚えてられないだけですが…

  • 初めて読んだ宮部みゆきの小説。
    主人公の立場になりながら一気に読みきりました。面白かった。

  • 動機不明な3人の女性の自殺。そこに巻き込まれた高校生、守が謎の死に向かっていく。

    宮部みゆきらしく、謎の殺人者が明らかにならないままストーリが進んでゆくのはよい。しかしながら、後半を過ぎたあたりまで、ぼんやりした散文的な文章が続くのは少々いただけない。特に、学校のくだりは最後のほうでは忘れられているレベルであり、うまくいかされていると思えなかった。

    トリックは、超常現象のようなものではないのでよかったのだが、少々動機が弱すぎるのではないか。復讐なら復讐でよいと思うのだが、そこにもう一人、復讐と関係ない人物をねじ込んでくるところも弱い。

    ストーリーと関係ない豆知識が、他の作品と異なり、あまり気にならなかったのはよかった。

    それはそうと、全体にちょっと弱かったな。

  • 邦訳ミステリの重さと長さに耐え兼ね、
    通勤中に軽くちょびちょび読む為に手にしたものの
    その日のうちに一気読みしてしまいました。
    安心と安定の宮部みゆき。
    『火車』程の重たさは其処まで無いとは言え、
    途中から主人公と共にモヤモヤする感じは
    流石としか言いようがありません。
    読んでいない宮部みゆきストックが減って行く…

  • さすがや〜。止まらなくなる。

  • 日本推理サスペンス大賞受賞作。再読。人間の無意識を使ったトリックは、ミステリーとしては無理があるかも。ホラー文庫などのジャンルに入っていたら、まったく違和感はないと思うけど。そういう意味では時代の先取り感あり(笑)。デビューした頃から凄い筆力だったんだなぁ。

  • 最初に読んだ宮部さんの本。催眠術での犯行に多少の無理を感じるも全体としては面白い。

  • これは宮部さんの初期の作品なんだけど、
    この頃から人間を描くのが圧倒的に上手いですね。
    心情描写がうますぎる。

    この人間観察力というか、
    人のこころを見つめる力は天性のものなんだろうなあ。
    人のこころを学ぶなら、心理学を読むより、
    宮部さんの小説を読むほうが良いと思う。

    そして、宮部さんは善き心というものを
    熱望している人ではあるのだけど
    悪はすぐそこにあって
    それは誰の心にも存在している
    という事実もみつめているんですね。

    そのうえで本当に人間は善きものを選びとることが出来るか?
    このあたりが、この初期の作品でもテーマとなってる。
    その決断を不憫な少年に迫るんだな、
    この作品は。
    大人でも考えたくない決断を迫るんですね。
    重くて、面白くて、それでも読みやすいという
    なかなかありえない作品。

  • 宮部みゆき。
    やっぱり宮部みゆきだった。

  • 殺人のトリックは,現実離れしているようにも思えるけれど,出版されたころそのようなネタが話題になっていたかもしれない。不遇の境遇にありながらも,卑屈にもならず乗り越えていく主人公の芯の強さがとてもよかった。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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