レベル7 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • 本 ・本 (784ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369129

感想・レビュー・書評

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  • 宮部みゆきさんの講演会チケットが取れ
    最近読んでいなかった宮部作品をリスペクトで1作

    「レベル7まで行ったら戻れない」
    女子高生が日記を残して失踪

    「Level 7」
    と 腕に印字された男女が
    見知らぬ部屋で記憶を喪失して目覚める

    条件の違う二つのトラブルが
    徐々に交差していく
    そして 過去の殺人事件に重なっていく
    …700ページ超もあれば、重なりますねえ
    しかも4日間の追跡劇
    当然タイトルはよく見た事があり
    未読作品で選びました

    • kuma0504さん
      ゲ、杉村三郎の続きは無理なのか?
      成人した三郎の娘が誘拐されて、おじいちゃんの会社に身代金が請求されて、三郎が生命をかけて娘を取り戻すという...
      ゲ、杉村三郎の続きは無理なのか?
      成人した三郎の娘が誘拐されて、おじいちゃんの会社に身代金が請求されて、三郎が生命をかけて娘を取り戻すという、宮部みゆき最大の長編は作られないのか!!
      2024/10/19
    • おびのりさん
      宮部さんは、今後の作品として
      今までの続編でなくて
      歴史人物モノで (なんとなく群像劇っぽそう)
      構想を練っていて それは近いうちに形になる...
      宮部さんは、今後の作品として
      今までの続編でなくて
      歴史人物モノで (なんとなく群像劇っぽそう)
      構想を練っていて それは近いうちに形になると思います というような事をおっしゃって
      内心ですよ、口には出しませんけど
      他のもお願いしますよ
      まとめてくださいね、と念を送りました
      2024/10/20
    • きたごやたろうさん
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      宮部みゆきさん、エアポケットで一冊も読んだことがないんですよね…。
      一度は手を出してみ...
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      宮部みゆきさん、エアポケットで一冊も読んだことがないんですよね…。
      一度は手を出してみたいんですけど。
      2024/11/27
  • まず、この本棚の写真にビックリしましたが。誰かが撮った写真!?

    平成5年発行!31年前…。
    読み応えっ!!四日間のお話で767頁。

    全く関係のない二つの内容が徐々に近づいて、やがて。
    長いんですよ、長い。でもそこは宮部みゆきさん。余計な事は一つもなくて、文字全てがこの物語を完成させている感じ?伝わるかなー!拙すぎて!私が!
    物語の時代はそれは31年前なので、もどかしさはありますよ。「モーションかけられた」なんてセリフ、胸がときめきますよ。
    今の時代ならもっと違う感じになっていただろうって思うところもあるけれど、それもまごまごしててよき。
    実際の事件も取り入れられており、社会派ミステリっていうのかしら。分かりませんが、ジャンルは。
    面白かったです。ときめきたい方、ぜひ。

    • megmilk999さん
      中学生のとき、多分30年ぐらい前に新刊で読んだのですが、たまにまだ、うなされます。
      中学生のとき、多分30年ぐらい前に新刊で読んだのですが、たまにまだ、うなされます。
      2024/05/21
  • プロローグの内容を理解するのに時間がかかりましたが、読み進めていくうちに物語にどんどん引き込まれていきました。

    人を狂わせてしまうもの、こと、はいろんなところにあるのだろうなと怖くなりましたが真相を早く知りたくてあっという間に読み終えてしまいました。

  • 最高に面白かった!

    2つの視点から進む話。
    キーワードになる"レベル7"
    「レベル7まで行ったら戻れない?」と言葉を残して消えた女子高生。
    記憶を全て失って目覚めた男女の腕にあった"Level7"の文字。
    これがどう繋がっていくのか…
    全っ然予測出来なかった!
    特に登場人物の1人にいる右足を引きずっている男…
    この人の正体や意図。
    怪しいけど敵?味方?
    え?えぇ!?
    なにそのどんでん返し!

    伏線回収も素晴らしい!
    プロローグのあんな1面こんな1面までしっかり意味がある…!

    長編だけど、だからこその面白さがギュッと詰まった1冊。
    長いけど続きが気になって気になって仕事も手につかなかった笑
    短編で短いのにサラッと楽しめるミステリーもすごいけど、この分厚さならではの楽しみがやっぱり良い。

    ミステリー好きさんは是非!!

  • 著者初期のミステリー傑作
    最後にやっとプロローグの意味が分かってスッキリした。

    Level7とはどんな意味を持つのか、
    全容が知りたくて、
    最後までどうなるのか気になってやめられない。
    という感じでした。

  • 宮部みゆきさんの長編第4弾にあたる本書
    『レベル7』 ★4.5
    刊行されたのが、1990年ということで、かれこれ35年も前の作品となる

    当然、携帯もインターネットも普及してない時代のミステリーは、もどかしい面は否めないものの、どうしてなかなか骨太で奥深さを感じる

    当然、当時もこの手のミステリーは沢山触れてきたはずだけど、逆に今触れてみると新しい感覚を覚えた自分がいる、、、
    例えるならCDからレコード的な!

    内容は、言わずもがなである
    実に巧妙で上質なミステリー!

    本書は知り合いから借りたもの
    宮部さんは敬遠してたけど、また機会があれば触れてみようかな~

  • 今更ながら初の宮部みゆきさんw
    タイトルやあらすじからちょっとSFっぽいのかな?自分に合うかな?と思いながら出だしの数ページを読んで、これこら750ページ以上を最後まで読めるだろうかと不安になったがプロローグ後から一気に物語に引き込まれました!
    2つの話が交互に進みながら中盤頃からハラハラ、ドキドキで不穏な怖さを感じながら終盤の事実まで凄すぎました!
    もう30年以上前の作品だけど一言…読めてよかった…。

  • 宮部みゆきさんのオススメ作品として友人に教えてもらいました。

    序盤は状況が良く把握できず霧の中を進んでいく感じで読み進めましたが、終盤になるにつれて霧が晴れきちんと伏線回収されて、最後の展開に感服しました。
    これが4日間の出来事だとは思えない!!!宮部みゆきさんやっぱり面白いです。

    記憶を失って目覚めた若い男女は誰なのか?行方不明になった女子高生はどこにいるのか?2つの物語がどのように交わるのか。色んな出来事が関わってて奥が深い。
    分厚く読み応えありますが、展開気になってサクサク読んじゃいました。

  • レベル7まで行ったら戻れない。
    電話相談室から始まる事件。
    分厚いページ数ながら一気に読めた。

  • 650ページ越えの超大作。
    裏の裏の裏をかくようなストーリー展開で、最後まで予想を裏切られ、楽しませてもらえた。スリル満点。

    なぜ2人は記憶を消されたのか、レベル7とはなんなのか、三枝は一体誰なのか、事件の真相は、、、一つ一つ明らかになっていく度に「あそことあそこが繋がるのか…!」とスッキリしていく。

    プロローグと最初の方は読みはじめはよく分からなかったけど、全て読み終えてから読み返すと分かる部分。

    文庫本の解説を読んで、本の中に出てきたものの元となる事件が現実にあったと知り驚いた。

    他の本の解説に名作として列挙されていたので、今回宮部みゆきさんを中高生時代ぶりに読んだけど、とても面白くてもっと他の作品も読んでみようと思った。

    • hiromida2さん
      りきさん、おはようございます。はじめまして。何だか懐かしくもある 宮部みゆきさんの作品、この頃の宮部みゆきさんの作品はどれも、突出した実力を...
      りきさん、おはようございます。はじめまして。何だか懐かしくもある 宮部みゆきさんの作品、この頃の宮部みゆきさんの作品はどれも、突出した実力を発揮されたミステリーでありながら、フィクションなのにシリアスで、新刊出るたびに読んでた記憶があります。リサーチもスゴイし、画期的だったなぁと思います。勿論、現在も活躍されてる有名作家ですが、この頃は一番乗りに乗った作品を出されてたと思います、、最近は読んでないけど、この頃は自分にとっても、宮部さんはマイブームだった気がする 他も面白い作品多いです。僭越ながら、あの頃片っ端から読んでたのを鮮烈に思い出し、コメント入れてしまいました。現在は凄い作家が多くて悩んでしまいますが、海外ミステリーがその当時好きで、日本のミステリーから遠ざかっていましたが、宮部さんのは怖い部分とエンターテーメントなイメージもあり夢中になれました。他のも、是非お勧めです。
      2020/09/12
    • りさん
      hiromida2さま、コメントありがとうございます(^^)はじめまして。
      そうなのですね、お詳しくて参考になります。中学高校あたりの時に何...
      hiromida2さま、コメントありがとうございます(^^)はじめまして。
      そうなのですね、お詳しくて参考になります。中学高校あたりの時に何か読んだら面白くて友達とも話題になった記憶があります。他にも読んでみますね!
      本当に今素晴らしい作家さんが多くて読みたい本があり過ぎて困ってしまいますよね。嬉しい悩みですが、、、
      2020/09/12
    • hiromida2さん
      確かに…(笑)また、本棚訪問させて頂きます
      今後ともよろしくお願いします。
      確かに…(笑)また、本棚訪問させて頂きます
      今後ともよろしくお願いします。
      2020/09/12
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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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